LastPassからMicrosoft Edgeにパスワードを移行しようとして、Edgeのインポート機能で「LastPass」を選択してもエラーになる場合があります。これはEdgeが独自のCSV形式を要求するためです。本記事では、LastPassからエクスポートしたCSVファイルをEdgeが読み込める専用CSVに変換する手順を解説します。この手順に従えば、LastPassに保存したすべてのパスワードをEdgeに安全に移行できます。
【要点】LastPassからEdgeへのパスワード移行に必要なCSV変換手順
- LastPassからのエクスポート: LastPassのwebサイトからパスワードデータをCSV形式で書き出します。
- Edge専用CSVへの変換: エクスポートしたCSVの列名をEdgeの要求する形式に変更し、不要な列を削除します。
- Edgeでのインポート: 変換したCSVファイルをEdgeのパスワードインポート機能を使って読み込みます。
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目次
Edgeで「LastPass」をインポート元として選択できない理由
Edgeのパスワードインポート機能では、LastPassを直接サポートしていません。Edgeがサポートするインポート元は「他のブラウザ」や「CSVファイル」など限られています。そのため、LastPassのデータを移行するには、一度CSVファイルとしてエクスポートし、EdgeのCSVインポート形式に合わせて変換する必要があります。Edgeは特定のCSVの列名(name、url、username、passwordなど)を要求するため、LastPassのCSV列名をそれに合わせる必要があります。
LastPassからEdgeへパスワードをインポートする手順
Step 1: LastPassからパスワードをCSVでエクスポートする
- LastPassのwebサイトにログインします
ブラウザでhttps://lastpass.comにアクセスし、アカウントにログインしてください。 - 「高度なオプション」を開きます
左側のメニューから「高度なオプション」をクリックし、さらに「エクスポート」を選択します。 - 「LastPass CSVファイルをエクスポート」をクリックします
表示されたダイアログで「LastPass CSVファイルをエクスポート」ボタンをクリックします。パスワードの再確認を求められたら入力してください。 - CSVファイルをダウンロードします
ダウンロードされたCSVファイルを任意の場所に保存します。ファイル名は通常「lastpass_export.csv」です。
Step 2: CSVファイルをEdge用に変換する
- ダウンロードしたCSVファイルを開きます
メモ帳やExcel、Googleスプレッドシートなどのテキストエディタで開きます。 - 列名をEdgeの形式に変更します
Edgeが要求する列名は以下の通りです。元の列名を書き換えてください。
・LastPassの「url」 → Edgeの「url」
・LastPassの「username」 → Edgeの「username」
・LastPassの「password」 → Edgeの「password」
・LastPassの「extra」 → Edgeの「name」(パスワードのタイトルとして使われます)
注意:LastPassのCSVには「grouping」「fav」など他の列がありますが、Edgeはこれらを認識しないため削除しても問題ありません。ただし、列の順番は自由ですが、列名だけを一致させてください。 - 不要な列を削除します
「grouping」「fav」「created」「modified」などの列は削除しても構いません。Edgeは「url」「username」「password」「name」の4列があれば読み込みます。列を削除する場合は、その列全体を消去してください。 - CSVファイルを保存します
UTF-8エンコーディングで保存してください。Excelで編集した場合は「CSV UTF-8(コンマ区切り)」形式で保存します。ファイル名は任意ですが、ここでは「edge_import.csv」とします。
Step 3: Edgeで変換したCSVファイルをインポートする
- Edgeの設定を開きます
Edgeの右上の「…」メニューから「設定」をクリックします。 - 「パスワード」の設定を表示します
左側のメニューで「パスワード」を選択します。 - 「パスワードをインポート」をクリックします
「パスワードのインポート」の項目で「パスワードをインポート」ボタンをクリックします。 - CSVファイルを選択します
ファイル選択ダイアログが開くので、先ほど変換した「edge_import.csv」を選択します。 - インポート結果を確認します
正常に読み込まれると、インポートされたパスワードの数が表示されます。エラーが発生する場合は、次のセクションの注意点を参照してください。
CSV変換でよくあるミスと対処法
「インポートできませんでした」というエラーが出る
CSVファイルの列名がEdgeの要求と完全に一致していない可能性があります。もう一度列名を確認してください。特に「name」列が欠けている場合や、余計な空白が含まれている場合があります。CSVをテキストエディタで開き、カンマの位置や列名のスペルをチェックしましょう。
パスワードが一部しかインポートされない
LastPassのCSVに空のフィールドがあると、Edgeがスキップすることがあります。特にURLが空のアイテムはインポートされないことがあります。必要に応じて、URLが空のエントリにダミーのURL(例:https://example.com)を設定してからインポートしてみてください。また、CSVの行数が多い場合は分割してインポートすることも検討しましょう。
日本語や特殊文字が文字化けする
CSVファイルをExcelで編集して保存するときに、UTF-8ではなくShift_JISで保存されてしまうと文字化けが発生します。必ず「CSV UTF-8(コンマ区切り)」形式で保存するか、メモ帳を使ってUTF-8として保存してください。EdgeはUTF-8のみサポートしています。
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LastPassのデフォルトCSVとEdge要求CSVの列名比較
| 項目 | LastPass CSVの列名 | Edge CSVの列名 |
|---|---|---|
| URL | url | url |
| ユーザー名 | username | username |
| パスワード | password | password |
| タイトル(サイト名) | extra | name |
| グループ | grouping | なし(削除推奨) |
| お気に入り | fav | なし(削除推奨) |
| 作成日 | created | なし(削除推奨) |
| 更新日 | modified | なし(削除推奨) |
| 備考 | extra(上記とは別?) | なし(削除推奨) |
LastPassのCSVには上記以外に「hostname」「httpRealm」「formAction」「formName」「private」「protect」「autoLogin」などが含まれることがありますが、Edgeでは認識しないため、すべて削除して問題ありません。上記の4列(url, username, password, name)だけを残すのが最も確実です。
まとめ
LastPassからEdgeへのパスワード移行には、CSVファイルの変換が必須になります。具体的には、LastPassからエクスポートしたCSVの列名をEdge用に「url」「username」「password」「name」に変更し、不要な列を削除することで、Edgeのインポート機能が正しく動作します。この手順を応用すれば、他のパスワード管理ツール(例えば1PasswordやBitwarden)からも同様の変換でEdgeにインポート可能です。Edgeのパスワード管理を最大限活用するためにも、まずはこのCSV変換をマスターしてください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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