業務中にEdgeで特定のWebサイトにアクセスした際、「NET::ERR_SSL_VERSION_OR_CIPHER_MISMATCH」エラーが表示され困っていませんか。
このエラーはWebサイトとEdge間のSSL/TLS通信設定の不一致が原因で発生します。
本記事では、このエラーを解決するための具体的な手順を詳しく解説します。
【要点】EdgeのSSLエラー「NET::ERR_SSL_VERSION_OR_CIPHER_MISMATCH」を解決する主な方法
- EdgeのキャッシュとCookieのクリア: Edgeに保存された一時的なデータが通信を妨げている場合にクリアします。
- WindowsのSSL/TLS設定の確認: Windowsのインターネットオプションで古いSSL/TLSプロトコルが有効になっているか確認します。
- Edgeの実験的機能のリセット: Edgeの実験的な設定が通信に影響している場合に初期状態に戻します。
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目次
Edgeで「NET::ERR_SSL_VERSION_OR_CIPHER_MISMATCH」エラーが発生する理由
このエラーは、EdgeとアクセスしようとしているWebサイト間で安全な通信であるSSL/TLSを確立できない場合に表示されます。
主な原因は、Webサイトが使用するSSL/TLSプロトコルバージョンや暗号スイート(Cipher Suite)が、Edgeのセキュリティ設定と合致しないことにあります。
例えば、Webサイトが非常に古いTLSバージョンしかサポートしていない場合や、Edgeがその暗号スイートを非推奨または無効にしている場合に発生します。
Windowsのインターネットオプション設定がEdgeのSSL/TLS通信に影響を与えることもあります。
古いキャッシュやCookieが原因で、一時的に通信に問題が生じるケースも考えられます。
「NET::ERR_SSL_VERSION_OR_CIPHER_MISMATCH」エラーの解決手順
EdgeのキャッシュとCookieをクリアする
- Edgeの設定を開く
Edgeの右上にある「設定など」メニュー、三点リーダーアイコンをクリックし、「設定」を選択します。 - プライバシー、検索、サービスへ移動
左側のナビゲーションペインで「プライバシー、検索、サービス」をクリックします。 - 閲覧データを今すぐクリアする
「閲覧データをクリア」セクションにある「今すぐ閲覧データをクリア」の「クリアするデータの選択」ボタンをクリックします。 - クリアするデータを選択する
「時間の範囲」を「すべての期間」に設定し、「Cookieとその他のサイトデータ」と「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れ、「今すぐクリア」ボタンをクリックします。
WindowsのインターネットオプションでSSL/TLS設定を確認する
- 「インターネットのプロパティ」を開く
Windowsの検索バーに「インターネットオプション」と入力し、「インターネットのプロパティ」を開きます。 - 詳細設定タブへ移動
「インターネットのプロパティ」ウィンドウで「詳細設定」タブをクリックします。 - SSL/TLSプロトコル設定を確認する
設定一覧を下にスクロールし、「セキュリティ」セクションの「TLS 1.0の使用」「TLS 1.1の使用」「TLS 1.2の使用」「TLS 1.3の使用」などの項目を確認します。アクセスしたいWebサイトが古いプロトコルを使用している場合は、一時的に「TLS 1.0の使用」や「TLS 1.1の使用」を有効にすることでアクセスできる場合があります。ただし、セキュリティリスクが高まるため、アクセス後は元に戻すことを推奨します。 - 設定を適用する
必要な変更を行った後、「適用」ボタンをクリックし、次に「OK」ボタンをクリックしてウィンドウを閉じます。Edgeを再起動してWebサイトへのアクセスを試します。
Edgeの実験的機能をリセットする
- Edgeのフラグページを開く
Edgeのアドレスバーに edge://flags と入力し、Enterキーを押します。 - すべてのフラグをリセットする
フラグページの上部にある「すべてをリセット」ボタンをクリックします。これにより、Edgeの実験的な設定が初期状態に戻ります。 - Edgeを再起動する
「再起動」ボタンが表示されたらクリックし、Edgeを再起動してWebサイトへのアクセスを試します。
エラー解決時に見落としがちなポイントと追加の対処法
Windowsの時刻設定がずれているとエラーが発生する
原因: コンピュータのシステム時刻が大幅にずれていると、SSL証明書の有効期限検証に失敗し、SSLエラーが発生します。
対処法: Windowsの時刻設定を正確に同期します。
- Windowsの設定を開く
スタートボタンを右クリックし、「設定」を選択します。 - 時刻と言語の設定へ移動
左側のナビゲーションペインで「時刻と言語」をクリックし、「日付と時刻」を選択します。 - 時刻を自動的に設定をオンにする
「時刻を自動的に設定」と「タイムゾーンを自動的に設定」のトグルを「オン」にします。手動で設定している場合は、「今すぐ同期」をクリックして時刻を同期します。
セキュリティソフトやプロキシがSSL通信を妨げている
原因: 一部のセキュリティソフトや会社のプロキシサーバーがSSL通信を傍受または変更することで、Edgeとの間でSSL/TLSの不一致を引き起こす場合があります。
対処法: 一時的にセキュリティソフトのSSLスキャン機能を無効にするか、プロキシ設定を確認します。会社のネットワーク環境であれば、システム管理者に相談してください。
特定のWebサイトのみでエラーが発生する場合
原因: エラーが特定のWebサイトでのみ発生する場合、そのWebサイト自体が古いSSL/TLSプロトコルを使用しているか、証明書に問題がある可能性があります。
対処法: Webサイトの管理者に問い合わせるか、別のブラウザでアクセスを試します。EdgeのIEモードを有効にしてアクセスできる場合もあります。
- EdgeでIEモードを有効にする
Edgeの設定を開き、「既定のブラウザー」をクリックします。「Internet Explorer互換性」セクションで、「Internet Explorerモードでサイトを再度読み込むことを許可」を「許可」に設定します。 - IEモードでサイトを開く
エラーが発生するサイトを開いている状態で、Edgeのアドレスバー右側にあるIEモードアイコン(IEのロゴ)をクリックします。アイコンが表示されない場合は、三点リーダーメニューから「その他のツール」>「Internet Explorerモードで再度読み込む」を選択します。
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SSL/TLSプロトコルと暗号スイートの役割の違い
| 項目 | SSL/TLSプロトコル | 暗号スイート(Cipher Suite) |
|---|---|---|
| 役割 | 通信の全体的なルールや手順を定める | データ暗号化、認証、鍵交換の具体的なアルゴリズムの組み合わせ |
| バージョン | TLS 1.0, 1.1, 1.2, 1.3といったバージョンがある | 特定のバージョンに依存せず、複数のアルゴリズムをまとめる |
| エラーとの関連 | 通信相手とのバージョン不一致でエラーとなる | 使用可能な暗号アルゴリズムの不一致でエラーとなる |
| 設定の変更 | Windowsのインターネットオプションで有効/無効を設定 | Edgeの内部設定やサーバー側で選択されることが多い |
Edgeで「NET::ERR_SSL_VERSION_OR_CIPHER_MISMATCH」エラーが発生した際の対処法を解説しました。
Edgeのキャッシュクリア、WindowsのSSL/TLS設定、そして時刻同期の確認が主な解決策です。
これらの手順を試すことで、業務に必要なWebサイトへのアクセスを再開できるでしょう。
問題が解決しない場合は、IEモードでのアクセスやシステム管理への相談も検討してください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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