EdgeのPDFビューアには「黒塗り(墨消し)」の機能が搭載されていません。そのため、機密情報を隠したい書類をそのまま開くことはできません。この記事では、無料ツール「Adobe Acrobat Reader DC」を使って黒塗りを実現する手順を解説します。Edgeとの連携設定も含めて詳しく紹介します。
【要点】Edge標準では黒塗りができないため、専用ツールをインストールして連携します
- Adobe Acrobat Reader DCのインストール: 無料でPDF編集(黒塗りを含む)ができる公式リーダーです。
- EdgeのデフォルトPDFビューア設定の変更: EdgeでPDFを開くときにAcrobat Readerを起動するよう連携します。
- Acrobat Readerでの黒塗り操作: ツールバーから「墨消し」を選び、マウスで範囲を指定して保存します。
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目次
EdgeでPDFの黒塗りができない理由と代替の考え方
EdgeのPDFビューアは表示や簡単な注釈に特化しており、テキストの編集や墨消しといった高度な処理には対応していません。これは、ブラウザのセキュリティ制限と軽量化のためです。そのため、黒塗りが必要な場合は専用のPDF編集ソフトが必須になります。最も普及しているのがAdobe Acrobat Reader DC(無料版)です。これを使えば、Edgeで開いているPDFをそのままAcrobatで開き、黒塗りを適用できます。
Adobe Acrobat Reader DCをインストールしてEdgeと連携する手順
ここでは、Adobe Acrobat Reader DCをダウンロードし、Edgeから起動できるように設定する方法を説明します。
- Adobe Acrobat Reader DCをダウンロードする
公式サイト(get.adobe.com/jp/reader)にアクセスし、無料の「Acrobat Reader DC」をダウンロードします。インストール中に「McAfee Security Scan Plus」などの追加ソフトを提案されることがあるので、不要な場合はチェックを外して進めてください。 - インストーラーを実行する
ダウンロードしたファイル(Reader_Setup_〜.exe)をダブルクリックし、画面の指示に従ってインストールを完了します。インストール後、Acrobat Reader DCが自動起動し、初期設定が行われます。 - EdgeのPDF関連付けを変更する
Windowsの設定画面で、PDFファイルをAcrobat Reader DCで開くように変更します。Windows11の場合、スタートメニューから「設定」を開き、「アプリ」→「既定のアプリ」を選択します。検索ボックスに「PDF」と入力し、現在Edgeになっているアイコンをクリックし、一覧から「Adobe Acrobat Reader DC」を選びます。 - Edgeから直接Acrobat Readerを起動する設定(オプション)
EdgeでPDFを右クリックし、「リンクを開く」→「他のアプリを選択」からAcrobat Readerを選ぶこともできますが、常にAcrobatで開きたい場合は上記の既定アプリ設定が便利です。また、Edgeのアドレスバーに「edge://settings/content/pdfDocuments」と入力し、「PDFファイルを開く」のスイッチをオフにすると、Edge内蔵ビューアを使わずに常に外部アプリで開くようになります。
Acrobat Reader DCで実際に黒塗り(墨消し)を実行する手順
連携が完了したら、Edgeで開きたいPDFをクリックするだけでAcrobat Reader DCが起動します。黒塗りの操作手順は以下の通りです。
- Acrobat Reader DCでPDFを開く
EdgeでPDFファイルをクリックするか、ファイルを右クリックして「Adobe Acrobat Reader DCで開く」を選択します。 - 「墨消し」ツールを有効にする
上部メニューから「ツール」をクリックし、「墨消し」を選びます。初回使用時は「今すぐ試す」や「開始」ボタンで機能を有効にしてください。無料版でも利用可能です。 - 黒塗りしたい範囲を指定する
画面上に「黒塗りツール」のバーが表示されます。マウスでドラッグして隠したい部分を囲みます。矩形が表示され、その部分が黒く塗りつぶされる形でプレビューされます。 - 適用して保存する
必要な範囲をすべて指定したら、ツールバーの「適用」ボタンをクリックすると実際に墨消しが実行されます。その後、ファイルメニューから「名前を付けて保存」を選び、上書きや新規ファイルとして保存します。
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黒塗り操作で注意すべきポイントと他の代替ツール
Acrobat Reader DCの無料版でできることの制限
Acrobat Reader DCの無料版では、墨消し機能は利用可能ですが、保存時に元のファイルを上書きできない場合があります。そのため、必ず「名前を付けて保存」で新しいファイルを作成してください。また、墨消しの範囲は一度適用すると元に戻せません。適用前に必ずプレビューを確認しましょう。
他の無料ツールとの比較
Acrobat Reader DC以外にも、PDF24 Creator(無料)やFoxit Reader(無料版あり)などが黒塗り機能を提供しています。ただし、Edgeとの連携を考えると、最も普及しているAcrobat Reader DCが無難です。また、ブラウザ拡張機能では黒塗りを安全に行えるものはほとんどありません。オンラインサービスはセキュリティリスクがあるため、機密文書には使用しないでください。
EdgeのPDFビューアを戻したい場合
もし元のEdge内臓ビューアで開くように戻したい場合は、前記の「edge://settings/content/pdfDocuments」でスイッチをオンにし、Windowsの既定アプリもEdgeに戻します。手順は同じで、既定のアプリ設定でPDFの関連付けをEdgeに変更するだけです。
Edge標準ビューアとAdobe Acrobat Reader DCの比較
| 項目 | Edge標準ビューア | Adobe Acrobat Reader DC |
|---|---|---|
| 黒塗り機能 | なし | あり(無料) |
| テキスト編集 | 不可 | 注釈のみ無料、編集は有料 |
| 起動の速さ | 非常に速い | やや遅い |
| ファイルサイズ | ブラウザ内蔵 | 約400MB |
| セキュリティ | 高い(サンドボックス) | 高い(Adobe) |
まとめ
Edgeでは直接黒塗りができませんが、Adobe Acrobat Reader DCをインストールして連携することで実現できます。Windowsの既定アプリ変更とEdgeの内部設定を切り替えれば、PDFをクリックするだけでAcrobatで開けます。Acrobatの墨消しツールは直感的で、マウスで範囲指定するだけです。他の代替ツールもありますが、互換性と信頼性からAcrobatがおすすめです。この手順を覚えておけば、機密文書の処理がスムーズになります。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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