Edgeのサイドバーに常駐するDiscoverアイコンを非表示にしたいとお考えですか。標準の設定画面にはこの機能を無効にする項目が用意されていません。そのため、レジストリを編集して強制的に削除する方法をご紹介します。この記事では、レジストリエディターを使った確実な手順を、Windows 11とWindows 10の両方に対応して解説します。
【要点】Discoverをサイドバーから完全に削除する方法
- レジストリキーの追加: HKEY_LOCAL_MACHINEまたはHKEY_CURRENT_USERに特定のDWORDを作成することで、Discoverボタンを非表示にします。
- レジストリ編集前のバックアップ: 万が一のため、レジストリ全体または編集するキーを必ずエクスポートして保存します。
- 設定の確認: レジストリ反映後、Edgeを再起動してサイドバーからDiscoverが消えたことを確認します。
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目次
Discoverがサイドバーに表示される仕組み
EdgeのサイドバーにあるDiscoverアイコンは、MicrosoftのAIアシスタント「Copilot」への入り口です。この機能はEdgeの標準機能として組み込まれており、通常の設定メニューからは非表示にできません。しかし、Windowsのレジストリを編集することで、Edge起動時にこのボタンを読み込まないように強制できます。レジストリはシステムの設定情報を保存するデータベースであり、ここに適切な値を追加することで、EdgeのUIを制御できます。
レジストリ編集でDiscoverを削除する手順
以下の手順はWindows 11およびWindows 10で共通です。ただし、管理者権限が必要な操作を含むため、実行する前に重要なデータをバックアップしてください。
手順1: レジストリエディターを起動する
- タスクバーの検索ボックスを開く
Windowsキーを押しながらRキーを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。または、タスクバーの検索ボックスに「regedit」と入力します。 - 管理者として実行する
検索結果に表示された「レジストリエディター」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。ユーザーアカウント制御の確認画面が表示されたら「はい」をクリックします。
手順2: バックアップを作成する
- レジストリ全体をエクスポートする(推奨)
レジストリエディターのメニューで「ファイル」→「エクスポート」をクリックします。エクスポート範囲を「すべて」に設定し、任意のファイル名で安全な場所に保存します。これで、問題が発生した場合に復元できます。 - 編集するキーのみをバックアップする(簡易)
目的のキー(後述)を選択した状態で「ファイル」→「エクスポート」を選び、「選択された部分」で保存することも可能です。
手順3: レジストリキーを追加する
- 目的の場所に移動する
レジストリエディターのアドレスバーに以下のパスを貼り付けてEnterキーを押します。HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Edge
このキーが存在しない場合は、上の階層(Microsoft)を右クリックし、「新規」→「キー」で「Edge」フォルダを作成します。 - DWORD値を追加する
右側の空白部分を右クリックし、「新規」→「DWORD (32ビット) 値」を選択します。名前を「HubsSidebarEnabled」に変更します。 - 値を0に設定する
作成したDWORDをダブルクリックし、値のデータを「0」に設定します。基数は「16進数」のままで構いません。OKをクリックします。
手順4: Edgeを再起動して確認する
- Edgeブラウザーを完全に終了する
タスクバーのEdgeアイコンを右クリックし、「すべてのウィンドウを閉じる」を選択します。または、タスクマネージャーでバックグラウンドプロセスも終了させるとより確実です。 - Edgeを再起動する
通常通りEdgeを起動します。サイドバーからDiscoverアイコンが消えていることを確認します。もし表示が変わらない場合は、コンピューターを一度再起動してみてください。
削除できない場合の追加チェック項目
レジストリを正しく設定してもDiscoverが消えない場合、以下の原因が考えられます。
グループポリシーが優先されている
職場や学校のPCでは、グループポリシーによってレジストリの値が上書きされることがあります。この場合、管理者に問い合わせるか、ローカルグループポリシーエディター(gpedit.msc)で「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「Microsoft Edge」→「ハブサイドバーを有効にする」を「無効」に設定します。
Edgeのバージョンが古い
古いバージョンのEdgeではレジストリキーの名前が異なる場合があります。Edgeを最新バージョンに更新したうえで、手順を再度試してください。更新はEdgeの「設定」→「Microsoft Edgeについて」から行えます。
ユーザー単位の設定が上書きされている
システム全体のポリシー(HKLM)が優先されるため、HKEY_CURRENT_USERに同じキーを作成しても効果がないことがあります。その場合は、必ずHKLMのパスで設定してください。また、HKLMのキーが存在しない場合は、HKCUのパスも試す価値があります(HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Edge)。
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レジストリ編集と設定変更の比較
| 項目 | レジストリ編集 | グループポリシー |
|---|---|---|
| 適用対象 | 個別のPCまたはユーザー単位 | ドメイン参加PCまたはローカル |
| 操作の難易度 | 中級者向け(レジストリ操作に注意が必要) | 中級者向け(gpedit.mscを使用) |
| 反映の即時性 | Edge再起動で即時反映 | グループポリシーの更新(gpupdate)後、Edge再起動 |
| 管理者権限の必要性 | 必要(HKLMの場合) | 必要 |
| 元に戻す手順 | 作成したキーを削除または値を1に変更 | ポリシーを「未構成」に変更 |
まとめ
この記事では、レジストリエディターを使ってEdgeのサイドバーからDiscoverを完全に削除する方法を解説しました。具体的には、HKEY_LOCAL_MACHINEのパスにHubsSidebarEnabledというDWORDを作成し、値を0に設定する手順を紹介しました。レジストリ編集は慎重に行う必要がありますが、適切なバックアップを取れば安全に実行できます。もしこの方法で解決しない場合は、グループポリシーの設定やEdgeの更新を試してみてください。次に何かお困りの際は、元の状態に戻す方法として作成したキーを削除するか、値を1に変更することを覚えておくと便利です。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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