Windows 11でExcelの起動が遅い場合、原因はいくつか考えられます。特に、PCの性能に依存するハードウェアアクセラレーションや、インストールされているアドインが影響しているケースが多いです。この記事では、Excelの起動速度を改善するために、ハードウェアアクセラレーションの設定変更と不要なアドインの無効化手順を解説します。
これらの設定を見直すことで、Excelの起動時間を短縮し、業務効率の向上に繋げることができます。
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目次
Excel起動が遅くなる主な原因
Excelの起動が遅くなる原因は多岐にわたりますが、Windows 11環境で特に発生しやすいものとして、ハードウェアアクセラレーションの設定と、インストールされているアドインの干渉が挙げられます。ハードウェアアクセラレーションは、グラフィック処理をCPUからGPUにオフロードすることで描画性能を向上させる機能ですが、環境によってはExcelの動作に悪影響を与えることがあります。また、多数のアドインがインストールされている場合、それらが起動時に読み込まれるため、全体の起動時間が長くなることがあります。
ハードウェアグラフィックアクセラレーションの設定変更手順
ハードウェアグラフィックアクセラレーションの設定は、Excelの表示や動作に影響を与えることがあります。この設定を無効にすることで、起動速度が改善される場合があります。以下の手順で設定を変更できます。
- Excelを起動する
まず、起動の遅いExcelを起動します。起動に時間がかかる場合でも、しばらく待って起動させてください。 - 「ファイル」タブをクリックする
Excelの画面左上にある「ファイル」タブをクリックします。 - 「オプション」を選択する
表示されたメニューから、一番下にある「オプション」をクリックします。Excelのオプション設定画面が開きます。 - 「詳細設定」を選択する
Excelのオプション画面の左側にあるメニューから「詳細設定」をクリックします。 - 「表示」セクションを探す
右側の設定項目の中から、「表示」という見出しを探します。 - 「ハードウェアグラフィックアクセラレーションを無効にする」にチェックを入れる
「表示設定」の項目内に「ハードウェアグラフィックアクセラレーションを無効にする」というチェックボックスがあります。このチェックボックスにチェックを入れてください。 - 「OK」をクリックして設定を保存する
画面下部にある「OK」ボタンをクリックして、設定画面を閉じます。 - Excelを再起動する
設定を反映させるために、Excelを一度終了し、再度起動してください。起動速度が改善されたか確認します。
アドインの設定見直し手順
インストールされているアドインが多い場合、それらがExcelの起動時に読み込まれるため、起動時間が長くなることがあります。不要なアドインを無効化することで、起動速度を改善できます。
COMアドインの無効化手順
COMアドインは、Excelの機能拡張として追加されるものです。不要なものを無効化します。
- Excelを起動する
Excelを起動し、「ファイル」タブをクリックします。 - 「オプション」を選択する
メニューから「オプション」を選択し、Excelのオプション画面を開きます。 - 「COM アドイン」を選択する
左側のメニューから「COM アドイン」をクリックします。 - アドインの確認と無効化
現在有効になっているCOMアドインの一覧が表示されます。利用していない、または不要と思われるアドインのチェックを外してください。不明なアドインは、一時的に無効化してExcelの動作に問題がないか確認することをお勧めします。 - 「OK」をクリックして設定を保存する
画面下部の「OK」ボタンをクリックして設定を閉じます。 - Excelを再起動する
Excelを再起動し、起動速度が改善されたか確認します。
Excelアドインの無効化手順
Excel自体に組み込まれているアドインも無効化できます。
- Excelのオプション画面を開く
「ファイル」タブ > 「オプション」 > 「アドイン」の順に進みます。 - 「管理」ドロップダウンから「Excel アドイン」を選択
画面下部にある「管理」のドロップダウンメニューから「Excel アドイン」を選択し、「設定」ボタンをクリックします。 - アドインの無効化
表示された「アドイン」ダイアログボックスで、不要なアドインのチェックを外します。 - 「OK」をクリックして設定を保存する
「OK」ボタンをクリックしてダイアログボックスを閉じます。 - Excelを再起動する
Excelを再起動して、起動速度の変化を確認します。
Power Pivotなどのアドイン無効化手順
Power Pivotなど、特定の機能拡張アドインも無効化できます。
- Excelのオプション画面を開く
「ファイル」タブ > 「オプション」 > 「アドイン」の順に進みます。 - 「管理」ドロップダウンから「COM アドイン」を選択
画面下部にある「管理」のドロップダウンメニューから「COM アドイン」を選択し、「設定」ボタンをクリックします。 - Power Pivotなどのアドインのチェックを外す
表示されたリストから、Power Pivotなどの、現在使用していないアドインのチェックを外します。 - 「OK」をクリックして設定を保存する
「OK」ボタンをクリックしてダイアログボックスを閉じます。 - Excelを再起動する
Excelを再起動し、起動速度が改善されたか確認します。
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それでも起動が遅い場合の対処法
上記の設定を変更してもExcelの起動が改善されない場合、他の原因が考えられます。以下の対処法を試してみてください。
Excelの修復
Excel自体に問題が発生している可能性があります。Officeプログラムの修復を試みます。
- Windowsの設定を開く
Windowsのスタートボタンを右クリックし、「アプリと機能」または「インストールされているアプリ」を選択します。 - Microsoft OfficeまたはMicrosoft 365を探す
アプリの一覧から、インストールされているMicrosoft OfficeまたはMicrosoft 365を探します。 - 「変更」または「詳細オプション」を選択
Officeの項目を選択し、「変更」または「詳細オプション」をクリックします。 - 「修復」を選択
「クイック修復」または「オンライン修復」を選択して実行します。オンライン修復の方がより強力ですが、時間がかかります。 - Excelを再起動する
修復が完了したら、Excelを再起動して起動速度を確認します。
Officeの更新
Officeプログラムが最新の状態でない場合、パフォーマンスの問題が発生することがあります。Officeの更新を確認し、適用してください。
- Excelを起動する
Excelを起動し、「ファイル」タブをクリックします。 - 「アカウント」を選択する
メニューから「アカウント」を選択します。 - 「更新オプション」をクリックする
「製品情報」のセクションにある「更新オプション」をクリックします。 - 「今すぐ更新」を選択する
「今すぐ更新」を選択し、利用可能な更新プログラムをインストールします。 - Excelを再起動する
更新が完了したら、Excelを再起動します。
Windowsの更新
Windowsオペレーティングシステム自体が最新でない場合も、アプリケーションのパフォーマンスに影響を与えることがあります。Windows Updateを確認し、最新の状態に保ってください。
- Windowsの設定を開く
スタートボタンをクリックし、「設定」を選択します。 - 「Windows Update」を選択する
左側のメニューから「Windows Update」をクリックします。 - 「更新プログラムのチェック」をクリックする
「更新プログラムのチェック」ボタンをクリックし、利用可能な更新プログラムをインストールします。 - PCを再起動する
更新が完了したら、PCを再起動します。
セーフモードでの起動確認
Excelをセーフモードで起動し、起動速度が改善されるか確認します。セーフモードで高速に起動する場合、アドインやスタートアッププログラムが原因である可能性が高いです。
- Excelを終了する
Excelが起動している場合は、一度終了します。 - Ctrlキーを押しながらExcelを起動する
WindowsのスタートメニューからExcelを起動しようとする際に、キーボードのCtrlキーを押し続けます。 - 「セーフモードで起動しますか?」のメッセージで「はい」を選択
「Excelをセーフモードで起動しますか?」というメッセージが表示されたら、「はい」をクリックします。 - 起動速度を確認する
セーフモードでExcelが起動したら、その起動速度を確認します。もし高速に起動する場合は、前述のアドイン設定の見直しを再度行ってください。
Excel起動速度改善のまとめ
Windows 11環境でExcelの起動が遅い問題は、ハードウェアアクセラレーションの設定無効化や、不要なアドインの削除・無効化によって改善されることが多いです。これらの設定を見直すことで、Excelの起動時間を大幅に短縮できる可能性があります。もし、これらの手順でも改善が見られない場合は、OfficeプログラムやWindows自体の修復・更新を試みてください。セーフモードでの起動確認は、問題の原因を特定する上で有効な手段です。
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