Gmailでメールに添付されたzipファイルを開こうとしたら「ブロックされました」や「ウイルススキャンで削除されました」といったメッセージが表示されて、ファイルを受け取れない経験はありませんか。これはGmailのセキュリティポリシーが原因であり、zipファイルがウイルスや不正プログラムを含む可能性を排除するために自動的にブロックされる仕組みです。しかし、業務上どうしてもzipファイルを共有しなければならない場面は多く、取引先から送られてきたファイルが受け取れないと業務が滞ってしまいます。本記事では、zipファイルがブロックされる理由を詳しく解説し、すぐに使える代替の共有方法を具体的に紹介します。
【要点】この記事で確認すること
- 最初に見る場所: 受信したメールのエラーメッセージと、Gmailのヘルプページでブロック対象ファイル形式を確認します。
- 切り分けの軸: 送信者側のGmail設定、受信者側のGmail設定、ファイル自体の危険性、会社のセキュリティポリシーの4つで切り分けます。
- 注意点: 会社のPCではセキュリティソフトやプロキシの設定を自分で変更しないでください。管理者に相談してから対応しましょう。
ADVERTISEMENT
目次
Gmailがzipファイルをブロックする理由
Gmailには強力なウイルススキャン機能が備わっており、添付ファイルにマルウェアや不正なプログラムが含まれていないか自動で検査します。特にzipファイルは、内部に複数のファイルを圧縮して格納できるため、ウイルスを隠す手段として悪用されやすい形式です。そのためGmailは、パスワード保護されたzipファイルや、実行ファイル(.exe)やスクリプトファイル(.js, .vbsなど)を含むzipファイルを検出すると、受信を拒否したり、削除したりします。また、添付ファイルの容量が25MBを超える場合も送信できません。
さらに、送信者側のGmailアカウントが不審な挙動を示している場合や、大量の添付ファイルを短時間に送信した場合もブロックの対象になります。こうしたブロックは受信者側ではなく送信者側の設定では解除できないため、代替手段を検討する必要があります。
zipファイルがブロックされたかどうかを確認する手順
まずは自分が受け取れなかった原因を特定しましょう。以下の手順で確認してください。
- 受信トレイで該当メールを開き、添付ファイルのアイコンが表示されているか、または「添付ファイルは削除されました」などのメッセージがないか確認します。
- メールの上部に黄色や赤色の警告バーが表示されている場合、その内容を読みます。例えば「このメッセージには、ウイルスが含まれている可能性があります」といった文言が表示されます。
- 送信者に連絡し、送信したzipファイルの種類(パスワード保護の有無、含まれているファイル形式)を確認します。特に実行ファイルやスクリプトが含まれている場合はブロック対象です。
- 自分のGmail設定で「安全でないファイル形式をブロック」が有効になっていないか確認します(設定 → 全般 → 添付ファイルのセクション)。
- 会社のメールサーバー(ExchangeやOutlook)を経由している場合、受信者側のセキュリティポリシーでzipファイルそのものが拒否されている可能性もあるため、IT部門に問い合わせます。
ブロックされたzipファイルを強制的にダウンロードする方法はあるのか
残念ながら、Gmailのブロックをユーザー側で解除することはできません。仮に警告を無視してダウンロードしようとしても、ファイルは既にサーバー上から削除されているか、アクセスが拒否されます。ただし、送信者が別の方法(後述の共有手段)で再送信すれば受け取ることができます。
代替共有方法の比較表
zipファイルをやり取りするための代替手段を以下の表にまとめました。セキュリティ、利便性、容量制限などを比較して、状況に合った方法を選んでください。
| 方法 | 最大容量 | セキュリティ | 送信者側の手間 | 受信者側の手間 |
|---|---|---|---|---|
| Google Driveリンク共有 | 15GB(無料)以上 | 高い(アクセス権限制御) | 中(アップロード+権限設定) | 低(リンクをクリックするだけ) |
| OneDriveリンク共有 | 5GB(無料)以上 | 高い(アクセス権限制御) | 中 | 低 |
| ファイル転送サービス(Firewall送信など) | 2GB程度(無料) | 中(パスワード・有効期限設定可) | 低(アップロードのみ) | 低(ダウンロードリンクを開く) |
| パスワード付きzipの分割送信 | 25MB未満の複数メール | 低~中(パスワードが漏れると危険) | 高(分割・パスワード別送) | 高(結合・解凍) |
代替共有方法の具体的な手順
ここでは最も推奨されるGoogle Driveを使った共有方法を中心に、他の方法の概要も説明します。
Google Driveでファイルを共有する
- 送信者が自分のGoogle Drive(drive.google.com)にアクセスし、左上の「新規」→「ファイルのアップロード」でzipファイルをアップロードします。
- アップロードが完了したら、ファイルを右クリックし「共有」→「共有」を選択します。
- 「一般公開」をクリックし、「リンクを知っている全員」または「制限付き」から適切なアクセス権を選びます。業務用では「制限付き」で特定のメールアドレスのみに共有するほうが安全です。
- 「人やグループを追加」に受信者のGmailアドレスを入力し、「編集者」または「閲覧者」を選びます(閲覧のみで十分なら「閲覧者」)。
- 「送信」ボタンをクリックすると、受信者に共有通知メールが届きます。メール内のリンクを開くだけでファイルをダウンロードできます。
OneDriveやファイル転送サービスを使う場合
会社でMicrosoft 365を利用している場合はOneDriveが便利です。手順はGoogle Driveとほぼ同じで、OneDriveにファイルをアップロードし、共有リンクをメールで送信します。ファイル転送サービス(Firewall送信やファイル転送.comなど)を使う場合は、サービスサイトにアクセスし、ファイルをアップロードして生成されたダウンロードリンクを相手に伝えます。パスワードや有効期限を設定できるサービスを選ぶとセキュリティを高められます。
よくある質問
- Q: 取引先からパスワード付きzipファイルを送ってもらうよう依頼されましたが、やはりブロックされますか?
A: はい、パスワード付きzipファイルは中身をスキャンできないため、Gmailはウイルスとみなして確実にブロックします。パスワード付きzipは使わないでください。 - Q: zipファイルを7zやrarに変換してもブロックされますか?
A: 7zやrar形式も同様にブロックされる可能性が高いです。Gmailは圧縮ファイル全般に警告を出すことがあります。 - Q: 会社のセキュリティポリシーでクラウドストレージの使用が禁止されています。どうすればよいですか?
A: その場合は、ファイルをパスワード保護なしで分割し、複数のメールに分けて送信するか、社内のファイルサーバーに配置してアクセス権を付与する方法をIT部門に相談してください。 - Q: 自分が送信したzipファイルが相手に届かないのですが、原因は送信者側ですか受信者側ですか?
A: 両方の可能性があります。送信者側のGmailが送信制限を受けている場合、または受信者側のGmailがブロックしている場合があります。まずは送信者側でテストメールを送り、ブロックされていないか確認しましょう。
まとめ
Gmailでzipファイルがブロックされるのはセキュリティ上の理由であり、これを回避する唯一の方法はメール添付以外の共有手段を利用することです。Google DriveやOneDriveなどのクラウドストレージは、容量制限やアクセス権限を細かく設定できるため、業務でのファイル共有に最適です。ファイル転送サービスも手軽ですが、セキュリティリスクを考慮してパスワードや有効期限を必ず設定しましょう。会社のポリシーで制約がある場合は、必ず管理者に確認してから代替方法を採用してください。
ADVERTISEMENT
超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
Gmail・Googleアカウントの人気記事ランキング
- 【Googleアカウント】本人確認が必要ですと出る時の端末と場所の確認
- 【Gmail】Googleからの本物のセキュリティ通知か見分ける方法
- 【Googleアカウント】パスワードを忘れた時の再設定と注意点
- 【Googleアカウント】Google Playだけログインできない時のアカウント確認
- 【Gmail】なりすましメールを見分けたい時の送信元と認証情報確認
- 【Googleアカウント】確認コードが届かない時の電話番号とメール確認
- 【Googleアカウント】スマホを機種変更した後に認証できない時の確認
- 【Googleアカウント】パスキーでログインできない時の代替ログイン手順
- 【Googleアカウント】共有PCにログイン情報を残した時の削除手順
- 【Gmail】配信不能通知が返る時の宛先入力とドメイン確認
