Google Driveでファイルをアップロードしている途中に「ネットワークエラー」が表示され、アップロードが停止してしまうことがあります。特に大容量ファイルや複数ファイルを一度にアップロードする際に発生しやすく、再開しようとしても「アップロードを再開できません」と表示されるケースも少なくありません。この記事では、ネットワークエラーが発生した際に、どのように原因を特定し、アップロードを再開するための具体的な手順を解説します。会社のPCで発生した場合に特に注意すべき点も含めて、ステップバイステップで確認していきます。
【要点】この記事で確認すること
- 最初に見る場所: ブラウザの開発者ツールのネットワークタブとGoogle Driveのアップロード管理画面(タスクバーのアップロードアイコン)
- 切り分けの軸: 端末側(ブラウザのキャッシュ・拡張機能、OSの設定)、ネットワーク側(プロキシ・VPN・ファイアウォール)、アカウント側(ストレージ容量・ファイルサイズ制限・ファイル名の制限)
- 注意点: 会社PCではブラウザの設定やネットワーク設定を管理者の許可なく変更しないでください。特にプロキシやVPNの設定は業務に影響を与える可能性があるため、IT部門に確認してから対処しましょう。
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目次
1. ネットワークエラーが発生する主な原因
Google Driveのアップロード中にネットワークエラーが発生する原因は、大きく分けて以下の3つに分類できます。それぞれの原因に応じた対処法を見ていきます。
1-1. ブラウザや端末側の問題
ブラウザのキャッシュが古い、拡張機能が干渉している、または端末の一時的なネットワーク不調が原因でエラーが発生することがあります。特に長期間ブラウザをリフレッシュしていない場合や、セキュリティソフトがアップロードをブロックしているケースも考えられます。
1-2. ネットワーク環境の問題
会社のネットワークではプロキシサーバやVPN、ファイアウォールが設定されていることが多く、これらがGoogle Driveへの通信を妨げている可能性があります。また、無線LANの不安定さや帯域幅の制限も原因となります。
1-3. Google Driveの制限やアカウントの問題
Google Driveにはファイルサイズの上限(通常750GB/日)、ファイル名の長さや特殊文字の制限があります。また、アカウントのストレージ容量が不足しているとアップロードが途中で停止することがあります。
2. 最初に確認すべき基本手順
まずは簡単な確認から始めましょう。以下の手順を順番に試すことで、多くのケースで解決します。
- アップロードの管理画面を開く: Google Driveの画面右下にある「アップロード状況」アイコン(上矢印)をクリックし、エラーが発生したファイルが一覧に表示されているか確認します。再開ボタン(▶)が表示されている場合はクリックして再試行します。
- ブラウザを更新する: F5キーを押すか、アドレスバーの更新ボタンをクリックしてページをリロードします。その後、再度アップロードを試みます。
- 別のブラウザを試す: Chrome、Edge、Firefoxなど、別のブラウザでGoogle Driveにアクセスしてアップロードしてみます。ブラウザ固有の問題であれば、別のブラウザで正常に動作することがあります。
- ファイル名とファイルサイズを確認する: ファイル名に使用できない特殊文字(\ / : * ? ” < > | など)が含まれていないか、ファイルサイズが5TBを超えていないかを確認します。特に長いファイル名(日本語文字数制限など)もエラーの原因になります。
- コンピュータを再起動する: 一時的なネットワークの問題やブラウザのメモリ不足を解消するために、PCを再起動してから再度アップロードを試します。
この基本的な手順で解決しない場合は、次のセクションで詳しい対処法を確認してください。
3. ブラウザ関連の対処法
3-1. ブラウザのキャッシュとCookieをクリアする
ブラウザのキャッシュが古いと、Google Driveの動作に問題が生じることがあります。以下の手順でキャッシュをクリアしてください。
- Chromeの場合: 右上の三点メニュー > 設定 > プライバシーとセキュリティ > 「閲覧履歴データを削除」を選択。期間を「全期間」にし、「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れて削除します。Cookieも一緒に削除するとより効果的ですが、ログイン情報が失われるため注意してください。
- Edgeの場合: 同様に設定から「閲覧データのクリア」を選択し、キャッシュを削除します。
- Firefoxの場合: メニューから「履歴」→「最近の履歴を消去」でキャッシュを削除します。
3-2. 拡張機能を無効化する
広告ブロッカーやセキュリティ拡張機能、またはGoogle Drive関連の拡張機能がアップロードを妨げていることがあります。シークレットモード(プライベートブラウジング)で試すことで、拡張機能の影響を切り分けられます。シークレットモードで問題なくアップロードできれば、拡張機能が原因です。該当する拡張機能を無効化または削除してください。
3-3. ブラウザの設定をリセットする
上記の方法でも改善しない場合、ブラウザの設定を初期状態に戻すことを検討します。Chromeの場合は「設定」→「詳細設定」→「設定をリセット」から行えます。ただし、会社PCでは管理者によって設定がロックされている場合があるため、自己判断で行わず、まずはIT部門に相談してください。
4. ネットワーク設定の確認
会社のネットワーク環境では、プロキシやVPN、ファイアウォールが原因でGoogle Driveへの接続が不安定になることがあります。以下のポイントをチェックしましょう。
4-1. プロキシ設定の確認
プロキシサーバを経由している場合、Google Driveのアップロードが遅くなったりエラーが発生したりすることがあります。ブラウザのプロキシ設定を確認し、必要に応じてIT部門に問い合わせて、Google Driveのドメイン(drive.google.com, googleapis.com など)がプロキシで許可されているか確認してもらいます。
4-2. VPNの影響をチェック
VPN接続を使用している場合、VPNの経路によってはパケットロスや遅延が発生し、アップロードが中断されることがあります。一度VPNを切断し、直接インターネットに接続してアップロードを試してください。問題が解決した場合は、別のVPNサーバに変更するか、IT部門に相談してVPNの設定を見直してもらいます。
4-3. ファイアウォールの例外設定
Windowsファイアウォールや会社のセキュリティソフトがGoogle Driveのアップロードをブロックしている可能性があります。一時的にファイアウォールを無効にしてテストすることはできますが、会社PCではセキュリティポリシーに違反する可能性があるため、管理者に確認の上で行ってください。管理者はGoogle DriveのURLやIPレンジを許可リストに追加することで問題を解決できます。
4-4. 帯域幅の制限を確認
社内ネットワークで帯域幅が制限されている場合、大容量ファイルのアップロードが途中でタイムアウトすることがあります。時間帯を変えて試すか、ファイルを分割してアップロードすることで回避できる可能性があります。
5. Google Driveの制限とアカウント設定
Google Drive自体にもアップロードに関する制限があります。以下の表で主な制限をまとめました。
| 項目 | 制限内容 |
|---|---|
| 1日あたりのアップロード容量 | 750GB(Google Workspaceでは異なる場合あり) |
| 1ファイルあたりの最大サイズ | 5TB |
| 1フォルダあたりの最大ファイル数 | 40万ファイル(Google Workspaceでは5万ファイル/フォルダ) |
| ファイル名の長さ | 255文字まで(一部の言語では異なる) |
| ファイル名に使用禁止文字 | \ / : * ? ” < > | およびASCII制御文字 |
| ストレージ容量 | 無料アカウントは15GB、Google Workspaceは契約による |
5-1. ストレージ容量の確認
Google Driveのストレージが不足していると、アップロードが途中で停止します。左メニューの「ストレージ」をクリックして使用状況を確認し、容量がいっぱいの場合は不要なファイルを削除するか、管理者に容量拡大を依頼してください。
5-2. ファイル制限に引っかかっていないか確認
アップロードしようとしているファイルが上記の制限に抵触していないか確認します。特に、ファイル名に禁止文字が含まれている場合や、ファイル数が多すぎる場合はエラーが発生します。ファイル名を簡潔に変更したり、フォルダを分割することで回避できます。
6. それでも解決しない場合の最終手段
上記の方法をすべて試してもアップロードが再開できない場合、以下の最終手段を検討します。
- Google Driveデスクトップアプリを試す: ブラウザ版ではなく、Google Drive for Desktop(旧Backup and Sync)をインストールしてアップロードする方法です。デスクトップアプリはブラウザに依存せず、より安定したアップロードが可能です。会社PCにインストールできるかどうかは、管理者に確認してください。
- ファイルを分割してアップロード: 大容量ファイルの場合は、圧縮ツール(ZIPなど)で分割してからアップロードすることで、途中エラーを回避できることがあります。
- 別のネットワークに切り替える: 可能であれば、自宅のネットワークやテザリングなど、別のインターネット接続で試してみます。社内ネットワーク固有の問題であれば、外部回線で正常に動作します。
- IT部門に問い合わせる: 会社のポリシーやネットワーク設定が原因である可能性が高いため、詳細なエラーログ(ブラウザの開発者ツールのコンソールやネットワークタブの情報)を添付してIT部門に報告します。管理者はエラーの内容を確認し、プロキシやファイアウォールの設定変更を検討できます。
7. よくある質問(Q&A)
Q1. アップロード中に「ネットワークエラー」と表示され、再開ボタンがグレーアウトしている
この場合、ファイルのアップロードセッションがサーバ側で破棄されている可能性があります。ブラウザをリロードし、再度アップロードを開始してください。それでも再開できない場合は、ファイルを一旦キャンセルして新規にアップロードし直します。
Q2. 特定のファイルだけアップロードできない
ファイル名やファイル形式に問題がある可能性が高いです。ファイル名に特殊文字が含まれていないか、ファイルが壊れていないかを確認してください。また、ファイルの拡張子がGoogle Driveでサポートされていない場合もエラーになります。
Q3. 会社のPCだから設定変更ができない
その場合は設定変更を試みず、まずはIT部門に連絡してください。上記の手順の中で、ブラウザのキャッシュクリアや再起動など、個人で可能な対処法は試しても問題ありませんが、プロキシやファイアウォールの設定変更は管理者のみが行える操作です。
Q4. アップロードが途中で止まったまま進まない
ネットワークが不安定な状態が続いている可能性があります。インターネット接続を確認し、ルーターの再起動や有線接続への切り替えを試してください。また、Google Driveのサービス自体に障害が発生していないか、Google Workspace Status Dashboardで確認することも有効です。
まとめ
Google Driveのアップロード中にネットワークエラーが発生した場合は、まずブラウザのリロードやキャッシュクリアなどの基本手順を試し、原因をブラウザ、ネットワーク、アカウントの3つの軸で切り分けることが重要です。会社PCでは管理者権限が必要な設定変更は避け、必要に応じてIT部門に相談してください。また、Google Driveデスクトップアプリの利用やファイル分割などの代替手段も有効です。エラーが頻発する場合は、ネットワーク環境の見直しやGoogle Workspaceの設定変更を検討することをおすすめします。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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