Google Driveの同期アプリを使っていると、一度「同期から外した」フォルダが、いつの間また同期対象として戻ってしまう現象に悩むことがあります。特に会社の共有ドライブや大量のフォルダを扱う場合、この問題は業務効率を大きく下げかねません。原因は設定の誤解やアプリの挙動にあります。この記事では、フォルダが戻る主な原因と、それを防ぐために確認すべき設定を具体的に解説します。
【要点】この記事で確認すること
- 最初に見る場所: Google Drive同期アプリの設定画面「マイドライブ」と「共有ドライブ」のフォルダ選択
- 切り分けの軸: 端末側の同期設定とWeb上の共有設定のどちらが原因か
- 注意点: 会社PCでは管理者ポリシーでフォルダ同期が強制される場合があるため、設定変更前にIT部門に確認する
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目次
なぜ「外したはずのフォルダ」が戻るのか?主な原因
同期設定の再読み込みが行われるタイミング
Google Driveの同期アプリは、起動時やネットワーク接続の復旧時に、クラウド上のフォルダ構成を再スキャンします。このとき、以前に同期対象から外したフォルダが、何らかの理由で「同期すべき状態」と判断されると再び追加されることがあります。特に共有フォルダ(共有ドライブ)では、自分が「同期しない」設定にしていても、別のユーザーがそのフォルダを共有設定したタイミングで同期対象に戻ることがあります。
アプリのアップデートによる初期化
バックアップと同期アプリ(またはGoogle Drive for desktop)が更新された際、設定ファイルが初期化される場合があります。特にメジャーバージョンの更新後は、以前の設定が引き継がれず、すべてのフォルダが同期対象にリセットされる現象が報告されています。その結果、意図せずフォルダが復活します。
共有フォルダの自動追加動作
Google Driveには、自分がアクセス権を持つフォルダを自動的に同期対象に追加する動作があります。特に「共有ドライブ」内のフォルダは、デフォルトで「ミラーリング」または「ストリーミング」の対象となり、一度除外しても管理者が権限を再設定したタイミングで再追加される可能性があります。
まず確認すべき基本設定 – 同期フォルダの選択状態
現在どのフォルダが同期対象になっているかを確認します。以下の手順で、設定画面からフォルダの選択状況を確認できます。
- タスクトレイ(Windows)またはメニューバー(Mac)のGoogle Driveアイコンを右クリックします。
- 「設定」または「歯車アイコン」→「設定」を開きます。
- 左メニューの「マイドライブの同期」タブをクリックします。
- 「マイドライブ」と「共有ドライブ」それぞれのフォルダ一覧で、チェックマークが入っているフォルダが同期対象です。
- 該当のフォルダのチェックを外し、「保存」をクリックします。
この手順を実行した後、一度アプリを再起動して設定が保持されているか確認してください。再起動後にチェックが戻っている場合は、別の原因が考えられます。
「同期から外す」正しい手順と注意点
多くのユーザーが間違えるのが、フォルダをローカルから削除することで同期を停止しようとすることです。実際には、同期アプリの設定で除外しない限り、フォルダは再度ダウンロードされてしまいます。正しい手順は以下の通りです。
- 同期アプリの設定画面を開きます。
- 「マイドライブの同期」セクションで、同期を停止したいフォルダのチェックを外します。
- 「保存」ボタンを押して設定を反映します。
- ローカルに残っている該当フォルダは手動で削除しても問題ありません(設定で除外済みのため再ダウンロードは発生しません)。
- 削除後はごみ箱を空にしておくと、ストレージ容量を節約できます。
失敗パターン: フォルダを右クリックして「同期を停止」メニューを選んだだけでは、設定が不完全な場合があります。必ず設定画面で確認してください。また、共有ドライブのフォルダを同期から外す場合、アプリの設定だけでなく、ブラウザ版Google Driveで「ドライブの共有設定」からアクセスを削除しないと戻ることがあります。
状況別の比較表 – 設定による挙動の違い
| 設定方法 | フォルダが戻る可能性 | 再発防止策 |
|---|---|---|
| アプリ設定でチェックを外す | 低い(ただしアップデートで初期化されるリスクあり) | 設定後アプリを再起動、更新前のバックアップを推奨 |
| ローカルフォルダを削除するだけ | 高い(設定が残っているため再同期される) | 必ず設定から除外してから削除 |
| 共有ドライブ内のフォルダ | 中程度(権限変更や所有者の設定により戻る) | 管理者に相談しドライブレベルの除外設定を依頼 |
| Web版Google Driveで直接操作 | 低い(同期アプリと連動しないことがある) | アプリ側の設定との二重管理に注意 |
それでも戻る場合の応急処置と再発防止
アプリの再インストール
設定がどうしても保存されない場合、アプリ自体の不具合が疑われます。一度アンインストールし、最新版の「Google Drive for desktop」をダウンロードして再インストールしてください。このとき、設定ファイルが残っていると問題が再現するため、アンインストール後PCを再起動してからインストールすることをおすすめします。
設定ファイルのクリア
より根本的な対策として、Google Driveの設定ファイルを手動で削除する方法があります。アプリを終了した状態で、以下のフォルダにある「SyncConfig.db」または類似のファイルを削除し、再起動すると設定が初期化されます。ただしこの操作を行うと、すべての同期設定がリセットされるため、あらかじめ現在の設定をメモしておいてください。
- Windows: %LOCALAPPDATA%\Google\Drive\
- Mac: ~/Library/Application Support/Google/Drive/
管理者に確認すべき設定
会社のGoogle Workspaceアカウントを使用している場合、管理者によるポリシーで特定のフォルダが強制的に同期対象になることがあります。例えば、「Google Drive for desktopの強制インストール」や「共有ドライブの自動ミラーリング」などが設定されていると、ユーザー側で除外しても元に戻されます。この場合は、IT部門やGoogle Workspace管理者に連絡し、該当のポリシーを緩和してもらう必要があります。管理者側で確認すべき設定は以下の通りです。
- 管理コンソール > アプリ > Google Workspace > ドライブとドキュメント > 同期とストリーミングの設定
- 「Google Drive for desktop の設定」にある「強制ミラーリング」または「ストリーミングの強制」オプション
よくある質問
Q1: パソコンを再起動するたびにフォルダが戻るのですが、なぜですか?
A1: 起動時にアプリがクラウドと同期し、その際に「同期対象」と判断される何かがある可能性があります。まずは「マイドライブの同期」設定で該当フォルダのチェックが本当に外れているか確認してください。それでも戻る場合は、スタートアッププログラムとして同期アプリが古い設定を読み込んでいる可能性があります。アプリを最新版にアップデートしてみてください。
Q2: 共有ドライブ内のフォルダだけが戻ってしまいます。個人のマイドライブは問題ありません。
A2: 共有ドライブは管理者権限で設定が強制されることが多いです。あなたのアカウントで除外しても、管理者側で「全メンバーに同期」などの設定があると戻ります。管理者に相談し、その共有ドライブ自体の同期ポリシーを確認してもらってください。
Q3: 「同期しない」設定を保存したのに、数時間後にはチェックが入っています。ウイルスでしょうか?
A3: ウイルスではなく、Google Driveの同期設定がクラウド側の状態と自動的に調整されることがあります。特に、あなた以外のユーザーがそのフォルダを再度共有した場合、強制的に同期対象に追加される仕様です。この場合は、フォルダ自体から抜ける(共有を解除してもらう)しか対策がありません。
まとめ
同期対象から外したはずのフォルダが戻る問題は、多くの場合、設定の確認不足やアプリのアップデートによる初期化が原因です。正しい手順で設定を保存し、アプリを再起動しても戻る場合は、共有ドライブのポリシーや管理者設定を疑う必要があります。特に会社のアカウントでは、自分だけで解決できないケースもあるため、早めに管理者へ相談することをおすすめします。日頃から同期フォルダの状態を定期的に確認し、大きなアップデート後は設定を見直す習慣をつけると、再発を防ぎやすくなります。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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