株価の値動きを分析する際、ローソク足チャートがよく使われます。しかし、専用のソフトがなくてもGoogleスプレッドシートで簡単に表示できることをご存じでしょうか。この記事では、OHLCデータを使ってスプレッドシート上にローソク足チャートを作成する手順を詳しく解説します。これを読めば、株価分析がより手軽に行えるようになります。
【要点】ローソク足チャートの作成ポイント
- データの準備: 日付、始値、高値、安値、終値を順に並べます。
- チャートの種類: グラフエディタで「ローソク足チャート」を選択します。
- 軸の設定: 日付を横軸に、OHLCの4列を系列に指定します。
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ローソク足チャートがスプレッドシートで使える仕組み
ローソク足チャートは、金融データの可視化に特化したグラフの一種です。Googleスプレッドシートでは、標準のグラフ機能にローソク足チャートが含まれており、株価の4本値(始値・高値・安値・終値)を簡単に表示できます。この機能を使うと、追加のアドオンやスクリプトなしで株価チャートを作成できます。OHLCデータさえ用意すれば、すぐに可視化できるのが魅力です。ただし、ローソク足チャートを使用するには、データが時系列順に並んでいる必要があります。また、日付は正しい日付形式で入力しなければなりません。
ローソク足チャートを作成する手順
ここでは、Googleスプレッドシートでローソク足チャートを作成する具体的な手順を説明します。データの準備からグラフのカスタマイズまで、ステップごとに進めていきます。
ステップ1: データを準備する
- スプレッドシートを開く
新規のスプレッドシートを作成するか、既存のシートを開きます。 - 列に項目を設定する
A列に「日付」、B列に「始値」、C列に「高値」、D列に「安値」、E列に「終値」と入力します。これがヘッダー行になります。 - データを入力する
各列に1日分の株価データを入力します。日付は必ず日付形式(例:2024/01/01)で入力します。始値・高値・安値・終値は数値で入力します。
ステップ2: グラフを挿入する
- データ範囲を選択する
ヘッダー行を含む全データ範囲をドラッグで選択します。 - グラフを追加する
メニューバーから「挿入」をクリックし、「グラフ」を選択します。これでグラフエディタが表示されます。
ステップ3: グラフの種類を変更する
- グラフエディタを確認する
画面右側にグラフエディタが表示されます。「セットアップ」タブが開いています。 - グラフの種類を選ぶ
「グラフの種類」のドロップダウンから「ローソク足チャート」を選択します。グラフが自動的にローソク足に切り替わります。
ステップ4: データ範囲と軸を確認する
- データ範囲を確認する
「データ範囲」の欄に正しいセル範囲が入っているか確認します。必要に応じて修正します。 - X軸に日付を設定する
「X軸」に日付の列(A列)が指定されていることを確認します。指定されていない場合は、追加します。 - 系列にOHLCを設定する
「系列」に「始値」「高値」「安値」「終値」の4列が正しく割り当てられていることを確認します。順番が重要です。
ステップ5: グラフをカスタマイズする
- カスタマイズタブを開く
グラフエディタの「カスタマイズ」タブをクリックします。 - ローソク足の色を変更する
「ローソク足」セクションで、上昇日の色と下降日の色を好みに合わせて変更します。一般的には上昇を緑、下降を赤に設定します。 - 軸の書式を調整する
「横軸」や「縦軸」で日付の表示形式や数値の桁数を調整します。 - グラフのタイトルを追加する
「グラフと軸のタイトル」でタイトルを入力します。例えば「株価チャート」と入力します。
ローソク足チャート作成時の注意点
ローソク足チャートを作成する際に気をつけるべきポイントをいくつか紹介します。これらを押さえておけば、トラブルを防げます。
データが連続していないと正しく表示されない
ローソク足チャートは時系列データを前提としています。土日や祝日など取引がない日を飛ばしてデータを入力しても問題ありませんが、日付が飛び飛びになるとチャート上のローソク足も飛び飛びになります。ただし、スプレッドシートは日付の欠損を自動で詰めることはしません。そのため、チャートを見やすくするには、取引日のみのデータを時系列順に並べてください。
日付列をテキスト形式で入力するとエラーになる
日付を「2024/01/01」のようにスプレッドシートが認識する日付形式で入力しないと、グラフが正しく表示されないことがあります。日付が文字列として認識されると、軸が連続した日付として扱われず、エラーや表示崩れの原因になります。必ず日付形式で入力してください。また、スプレッドシートのセル書式を「日付」に設定しておくと安全です。
OHLCの並び順を間違えるとチャートがおかしくなる
ローソク足チャートは「始値」「高値」「安値」「終値」の順にデータが並んでいることを前提としています。系列の順番が異なると、ローソク足の形状が正しく描画されません。必ずこの順番でデータを用意してください。ヘッダー行を含めて選択するときも、列の順序を保ってください。
大量のデータを扱うときはパフォーマンスに注意
ローソク足チャートに数千行ものデータを入れると、グラフの描画が遅くなる場合があります。その場合は、データ量を絞ったり、表示期間を限定したりすると改善します。また、スプレッドシートの再計算が重くなることもあるため、必要最小限のデータに抑えることをおすすめします。
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ローソク足チャートと他の株価チャートの比較
Googleスプレッドシートではローソク足チャート以外にも株価を視覚化する方法があります。ここでは、代表的なグラフと比較します。
| グラフの種類 | 表示する情報 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| ローソク足チャート | 始値・高値・安値・終値の4本値 | 日々の値動きを詳細に分析する場合 |
| 折れ線グラフ | 終値のみ(または任意の1系列) | 大まかなトレンドを把握する場合 |
| 棒グラフ | 出来高や終値の変化量など | 出来高や比較データを視覚化する場合 |
| 株価チャート(スパークライン) | ミニチュアのローソク足(SPARKLINE関数) | セル内で簡易的に表示する場合 |
ローソク足チャートは、4本値をすべて表示できるため、テクニカル分析に最適です。一方、折れ線グラフは終値のみを追いたいときに簡潔です。状況に応じて使い分けてください。
まとめ
この記事では、Googleスプレッドシートを使ってローソク足チャートを作成する方法を解説しました。OHLCデータを正しく準備し、グラフの種類を選ぶだけで、すぐに株価チャートが表示できます。カスタマイズも容易で、色や軸の書式を好みに調整できます。さらに、SPARKLINE関数を使えばセル内に小さなローソク足を埋め込むことも可能です。株価分析の手段として、ぜひローソク足チャートを活用してみてください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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