Googleスプレッドシートでランダムなサンプルデータを作成したいと思ったことはありませんか。テスト用のダミーデータや抽選システム、シミュレーションなど、乱数を使う場面は意外と多いものです。RAND関数とRANDBETWEEN関数を使えば、0から1の小数や指定範囲の整数を簡単に生成できます。この記事では、これらの関数の基本から応用までを詳しく解説します。
【要点】RAND関数とRANDBETWEEN関数で乱数を生成する方法
- =RAND()で0以上1未満の小数を生成: シートを再計算するたびに値が変わる乱数を作成します。
- =RANDBETWEEN(最小値, 最大値)で整数を生成: 指定した範囲内の整数をランダムに返します。
- 乱数を固定するには値のコピーと形式を選択して貼り付け: 乱数が変わらないようにするには、関数を値に変換してください。
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目次
RAND関数とRANDBETWEEN関数の仕組み
RAND関数は引数が不要で、0以上1未満の小数をランダムに生成します。シートの再計算(セルの編集やF9キーなど)が行われるたびに新しい乱数が生成されるので、常にランダムな値が必要な場合に便利です。一方、RANDBETWEEN関数は最小値と最大値を指定し、その範囲内の整数をランダムに返します。例えば、RANDBETWEEN(1,100)とすると1から100までの整数が得られます。どちらも数式を入力するだけで簡単に使えます。
乱数を生成する基本手順
RAND関数を使う手順
- RAND関数を入力するセルを選択
乱数を表示させたいセルをクリックして選択します。 - =RAND()と入力してEnterキーを押す
半角で「=RAND()」と入力し、Enterキーを押します。するとそのセルに0~1の小数が表示されます。 - 他のセルにコピーする
セルの右下にあるフィルハンドルをドラッグすれば、複数のセルに同じRAND関数をコピーできます。それぞれ独立した乱数が生成されます。
RANDBETWEEN関数を使う手順
- 乱数を表示するセルを選択
任意のセルをクリックします。 - =RANDBETWEEN(最小値, 最大値)と入力
例えば、1から10の整数が必要なら「=RANDBETWEEN(1, 10)」と入力します。カンマで区切り、最小値と最大値を指定します。 - Enterキーを押して確定
整数の乱数が表示されます。同じ範囲で別の乱数が必要な場合は、他のセルにコピーしてください。
サンプルデータ作成の実践例
ランダムな点数データを作る
テストの点数をランダムに生成したい場合は、RANDBETWEEN関数を使います。A列に生徒番号、B列に点数を表示する例です。B2セルに「=RANDBETWEEN(0,100)」と入力し、下方向にコピーすれば、0点から100点までのランダムな点数が並びます。点数を整数にしたいときに最適です。
ランダムな日付を生成する
日付も乱数で生成できます。スプレッドシートでは日付はシリアル値で管理されているため、RANDBETWEEN関数でシリアル値をランダムに生成します。例えば、2024年1月1日から2024年12月31日までのランダムな日付を作るには、=RANDBETWEEN(DATE(2024,1,1), DATE(2024,12,31))と入力します。セルの書式を日付に設定すれば、正しく日付として表示されます。
ランダムな文字列(英字)を作成する
乱数とCHAR関数を組み合わせると、ランダムな英字を作れます。CHAR関数は文字コードを文字に変換します。英大文字(A~Z)は65~90、英小文字(a~z)は97~122のコードなので、=CHAR(RANDBETWEEN(65,90))でランダムな大文字が生成されます。複数桁の文字列が必要なら、この式を&で連結します。例えば、=CHAR(RANDBETWEEN(65,90))&CHAR(RANDBETWEEN(97,122))とすれば、大文字+小文字の2文字列が得られます。
ランダムな社員ID(数字+英字)を生成する
社員IDのような複合的なコードも作成できます。例えば、3桁の数字と2桁の英字を組み合わせる場合、=TEXT(RANDBETWEEN(100,999),”000″)&CHAR(RANDBETWEEN(65,90))&CHAR(RANDBETWEEN(65,90))と入力します。TEXT関数で数字を3桁に整形し、その後ろにランダムな大文字2文字を付け加えています。
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乱数を使うときの注意と応用
乱数が更新されるタイミング
RAND関数とRANDBETWEEN関数は、シートの再計算が発生するたびに値が変わります。再計算は、セルの値を編集したとき、ファイルを開いたとき、またはスプレッドシートメニューの「表示」>「再計算」>「すべての数式を再計算」を実行したときに行われます。一度決めた乱数を固定したい場合は、関数の結果を値としてコピーする必要があります。
乱数を固定する方法
乱数を固定するには、乱数が入っているセルを選択してコピーし、同じ範囲に「形式を選択して貼り付け」で「値のみ」を貼り付けます。これにより数式が削除され、現在の乱数の値だけが残ります。ショートカットキーはCtrl+Cでコピーし、Ctrl+Shift+Vで値の貼り付けができます。
重複のない乱数を作る
単純な乱数では重複が発生します。重複のないランダムな整数列が必要な場合は、UNIQUE関数やSORT関数と組み合わせると便利です。例えば、1から100までの数字をランダムに並べ替えるには、=SORT(SEQUENCE(100), RANDARRAY(100), TRUE)という数式を使います。SEQUENCEで1~100の連番を作り、RANDARRAYで乱数配列を生成してSORTで並べ替えます。これで重複なくランダムな順列が得られます。
RAND関数とRANDBETWEEN関数の比較
| 関数 | 生成する値 | 引数 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| RAND | 0以上1未満の小数 | なし | 確率シミュレーション、0~1の割合の生成 |
| RANDBETWEEN | 指定範囲の整数 | 最小値、最大値 | 点数や年齢などの整数データ、抽選番号の生成 |
まとめ
RAND関数とRANDBETWEEN関数を使うと、スプレッドシートで簡単に乱数を生成できます。サンプルデータの作成や抽選、シミュレーションなど、さまざまな場面で活用できます。乱数を固定したい場合は値の貼り付けを行い、重複を避けたい場合はSORT関数やUNIQUE関数と組み合わせてみてください。これらの関数をマスターすれば、データ作成の効率が格段に向上します。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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