iPadでMicrosoft Authenticatorアプリを使用している際に、認証番号が表示される画面がすぐに閉じてしまい、番号が確認できなくなる問題が発生することがあります。この現象は、特に多要素認証の番号を他の端末に入力する必要がある場合に大きな支障となります。原因の多くはiPad側の通知設定やアプリの動作設定にあります。この記事では、番号入力画面が閉じてしまう原因を切り分け、通知確認を含む具体的な解決手順を解説します。
【要点】この記事で確認すること
- 最初に見る場所: iPadの「設定」アプリ内の「通知」からAuthenticatorの通知設定を確認してください。
- 切り分けの軸: 端末側の通知設定、集中モード、アプリのバックグラウンド更新の3つが主な原因です。
- 注意点: 会社のポリシーで通知が制限されている場合、勝手に変更するとセキュリティ違反になる可能性があります。事前に管理者に確認しましょう。
ADVERTISEMENT
目次
1. 番号入力画面が閉じてしまう原因を理解する
番号入力画面が閉じてしまう原因は、ほとんどの場合iPad側の設定にあります。以下に主な原因を3つ挙げます。
1.1 通知設定がオフになっている
Microsoft Authenticatorアプリの通知が許可されていないと、番号が表示される前に画面が閉じたり、通知そのものが届かないことがあります。特に「通知を許可」がオフになっている場合、アプリが前面になくても番号表示を維持できません。
1.2 集中モードやおやすみモードの影響
iPadの集中モード(仕事用、プライベート、睡眠用など)が有効になっていると、特定のアプリの通知が制限されます。Authenticatorの通知が集中モードの対象になっていると、番号画面が表示されてもすぐに非表示になることがあります。
1.3 アプリのバックグラウンド更新が無効になっている
バックグラウンド更新が無効だと、アプリがバックグラウンドで動作するときに制限がかかります。結果として、認証要求が届いてもアプリがすぐに応答できず、画面が閉じてしまいます。
2. 通知設定を確認・変更する手順
以下の手順でAuthenticatorの通知設定を確認して変更してください。
- iPadのホーム画面から「設定」アプリを開きます。
- 左側のメニューから「通知」をタップします。
- アプリの一覧から「Microsoft Authenticator」を探してタップします。
- 「通知を許可」がオンになっていることを確認します。オフの場合はタップしてオンに切り替えます。
- 「バナー」スタイルを「一時的」ではなく「常時」または「ロック画面に表示」を選びます。バナーが一時的だと表示がすぐ消えるためです。
- 「サウンド」と「バッジ」も必要に応じてオンにします。特にサウンドは通知に気づくために有用です。
- 設定を変更したら、一度ホーム画面に戻り、Authenticatorアプリを開いてテスト認証を試してみてください。
3. 集中モードとバックグラウンド更新の設定を確認する
3.1 集中モードの設定確認
集中モードが原因の場合、以下の手順で確認します。設定アプリから「集中モード」を開き、現在有効になっているモード(例:仕事、睡眠)を選びます。次に「許可された通知」のリストにMicrosoft Authenticatorが含まれているか確認します。含まれていない場合は「+アプリを追加」から追加します。特定のモードだけをオフにしたい場合は、そのモードをオフにするか、スケジュールを調整するとよいでしょう。
3.2 バックグラウンド更新の設定
バックグラウンド更新が無効になっていないか確認します。設定アプリの「一般」→「Appのバックグラウンド更新」を開き、Microsoft Authenticatorがオンになっていることを確認します。オフの場合はオンに変更します。なお、バッテリー消費が気になる場合は、重要なアプリだけオンにすることをおすすめします。
4. それでも改善しない場合の対処法
上記の設定をすべて正しく行っても番号入力画面が閉じてしまう場合は、以下の原因が考えられます。
失敗パターン
よくある失敗パターンとして、通知設定はオンになっているがバナーの表示時間が「一時的」になっているケースがあります。また、集中モードを完全にオフにしていない、またはバックグラウンド更新をすべてのアプリでオフにしているケースも見られます。さらに、iPadOSのバグにより特定のバージョンで問題が発生することもあります。
管理者へ確認する情報
会社で管理されているiPadの場合、モバイルデバイス管理(MDM)ポリシーによって通知設定が強制されている可能性があります。管理者に以下の内容を伝えて確認を依頼してください。
- 「Microsoft Authenticatorの通知が常に許可されるようにポリシーを設定してください。
- 集中モードを強制していないか、またバックグラウンド更新の制限がないか確認してください。
- 必要であれば、アプリの再インストールや設定リセットを試す前に、管理者の指示を仰いでください。
5. 状況別の比較表
| 状況 | 原因 | 対処法 | 重要度 |
|---|---|---|---|
| 通知が届かない、画面がすぐ閉じる | 通知設定がオフ | 設定→通知→Authenticator→通知を許可オン、バナーを常時 | 高 |
| 特定時間帯だけ閉じる | 集中モードが原因 | 集中モードでAuthenticatorを許可、または一時的に集中モードをオフ | 中 |
| アプリを開き直すと表示される | バックグラウンド更新オフ | 設定→一般→Appのバックグラウンド更新→Authenticatorをオン | 中 |
| すべての設定が正しいのに閉じる | iOSのバグ、MDM制限 | アプリアップデート、再インストール、管理者連絡 | 低(個人では対処困難) |
6. よくある質問(FAQ)
Q1: 番号が表示される前に閉じてしまい、番号が読めません。原因は何ですか?
A1: 最も多い原因は通知設定の「バナー」が「一時的」になっていることです。「常時」または「ロック画面に表示」に変更すると改善します。
Q2: アプリを再インストールしても直りません。
A2: 再インストールだけでは通知設定や集中モードの設定はリセットされません。まずはこの記事の手順に従って設定を見直してください。それでも改善しない場合は、集中モードのスケジュールやMDMポリシーが原因かもしれません。
Q3: 会社のiPadなので設定を変更してよいか不安です。
A3: 会社のポリシーによっては通知設定の変更が制限されている場合があります。特に集中モードやバックグラウンド更新の設定は、MDMで強制されている可能性があるため、設定を変更する前に管理者に確認してください。
Q4: 通知設定を変更してもセキュリティに影響はありませんか?
A4: 通知をオンにすることで、認証番号がロック画面に表示される可能性があります。そのため、端末のロック画面を他人に見られないように注意しましょう。会社のポリシーでロック画面への表示が禁止されている場合は、バナーを「常時」ではなく「アプリ内のみ」に設定するなどの調整が必要です。
Q5: iPadOSのアップデートで直ることはありますか?
A5: はい、iOSのバグが原因の場合、最新のiPadOSにアップデートすることで改善することがあります。ただし、アップデート後も設定が引き継がれるため、念のため通知設定を再確認してください。
まとめ
iPadでAuthenticatorの番号入力画面が閉じてしまう問題は、多くの場合通知設定や集中モード、バックグラウンド更新の設定を見直すことで解決します。まずは「設定」アプリから通知を確認し、バナーを「常時」に変更してみてください。それでも改善しない場合は、集中モードの除外設定やバックグラウンド更新の有効化を試しましょう。会社のポリシーに抵触する恐れがある場合は、必ず管理者へ相談してから設定を変更してください。
ADVERTISEMENT
超解決 リモートワーク研究班
Microsoft 365の導入・保守を専門とするエンジニアグループ。通信障害やサインイン不具合など、ビジネスインフラのトラブル対応に精通しています。
スマホ・iPhoneの人気記事ランキング
- 【Android】アプリのアイコンがホーム画面から消えた?非表示・無効化の解除と再表示の手順
- 【iPhone・iPad】iPadの空き容量が不足してアップデートできない時の容量確保と対処法
- 【iPhone】iPhoneのSafariでポップアップブロックを解除・設定する手順と注意点
- 【スマホ】充電が遅い!「低速充電中」が出る原因と、最適なケーブル・アダプタの選び方
- 【iPhone・iPad】iPhoneのカメラやマイクへのアクセス許可を管理する設定と確認手順
- 【スマホ】「システム」がストレージを圧迫している?不要なキャッシュを削除して容量を空ける方法
- 【iPhone・iPad】iPhoneのホーム画面にWebサイトのショートカットを追加する手順
- 【iPhone・iPad】iPadに保存されたパスワードを確認・編集する「パスワード」アプリの使い方
- 【iPhone】iPhoneのカメラが真っ暗で映らない時の原因と復旧手順
- 【Googleマップ】自分がどこを歩いたか丸わかり?「タイムライン」の確認方法とプライバシー管理術
