Outlookでメールを検索する際、特定の期間に絞り込みたい場面は多いでしょう。
しかし、日付の範囲指定を正確に行うクエリの書き方がわからない、という方もいるかもしれません。
この記事では、Outlookで特定の期間のメールを検索するためのクエリ記述方法を詳しく解説します。
Outlookの検索機能を最大限に活用し、欲しいメールを素早く見つけられるようになりましょう。
【要点】Outlookで期間を指定してメールを検索するクエリ記述
- received: 期間の開始日と終了日を指定して、受信メールを絞り込む。
- datessorted: 期間の開始日と終了日を指定して、ソートされた日付でメールを絞り込む。
- received>=[日付] received<=[日付]: 特定の期間内に受信したメールを検索する。
- datessorted>=[日付] datessorted<=[日付]: 特定の期間内にソートされた日付を持つメールを検索する。
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目次
Outlook検索で期間を指定するクエリの基本
Outlookの検索機能は、キーワードだけでなく、様々な検索演算子を用いて高度な絞り込みが可能です。
メールの検索期間を指定する場合、主に「received」と「datessorted」という検索演算子を使用します。
これらの演算子と日付を組み合わせることで、目的の期間のメールを正確に検索できます。
received演算子を使った期間指定検索
「received」演算子は、メールが受信トレイに届いた日付に基づいて検索を行います。
特定の期間を指定するには、開始日と終了日を「received>=[開始日] received<=[終了日]」という形式で記述します。
期間の開始日と終了日を指定する手順
- Outlookの検索ボックスをクリックする
検索したいメールボックス(受信トレイなど)を開き、画面上部にある検索ボックスをクリックします。 - received演算子と日付を入力する
検索ボックスに、以下のような形式でクエリを入力します。received>=2023/10/01 received<=2023/10/31 これは、「2023年10月1日から2023年10月31日までの間に受信したメール」を検索します。日付の区切り文字はスラッシュ(/)またはハイフン(-)が使用できます。
- 検索を実行する
クエリを入力したら、Enterキーを押すか、検索ボタンをクリックして検索を実行します。
より柔軟な期間指定方法
「received」演算子では、より柔軟な期間指定も可能です。
例えば、「received>=2023/10/1」と入力すると、2023年10月1日以降に受信した全てのメールが検索されます。
逆に、「received<=2023/10/31」と入力すると、2023年10月31日以前に受信した全てのメールが検索されます。
これらの演算子を組み合わせることで、特定の期間のメールを効率的に見つけ出すことができます。
datessorted演算子を使った期間指定検索
「datessorted」演算子は、メールがソート(並べ替え)される際の日付に基づいて検索を行います。
通常、メールは受信日時に基づいてソートされるため、「received」演算子と似た結果が得られることが多いです。
しかし、メールのプロパティが変更された場合など、受信日時とソート日時が異なるケースでは、「datessorted」演算子を使用することが有効になる場合があります。
datessorted演算子のクエリ記述例
- 検索ボックスにクエリを入力する
検索ボックスに、以下のような形式でクエリを入力します。datessorted>=2023/10/01 datessorted<=2023/10/31 これは、「2023年10月1日から2023年10月31日までの間にソートされた日付を持つメール」を検索します。
- 検索を実行する
クエリを入力後、Enterキーを押すか検索ボタンをクリックします。
receivedとdatessortedの使い分け
ほとんどの場合、「received」演算子で十分な検索が可能です。
しかし、メールのタイムスタンプ情報が何らかの理由で更新され、受信日時と表示されるソート日時が一致しない場合に、「datessorted」演算子が役立ちます。
例えば、メールのフラグ設定やカテゴリ変更などで、メールのプロパティが更新された際に、ソート日時が変わることがあります。
その場合、受信した日付ではなく、最新のソート日時で絞り込みたいときに「datessorted」を使用します。
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期間指定検索と他の検索演算子の組み合わせ
Outlookの検索は、期間指定だけでなく、他の検索演算子と組み合わせることで、さらに強力な検索が可能になります。
例えば、「from:」「to:」「subject:」「hasattachments:」などの演算子と組み合わせることで、特定の期間に絞り込んだ上で、送信者、件名、添付ファイルの有無などでさらに詳細に絞り込めます。
送信者と期間を指定して検索する
- 検索ボックスにクエリを入力する
検索ボックスに、以下のような形式でクエリを入力します。from:山田太郎 received>=2023/10/01 received<=2023/10/31 これは、「山田太郎さんから、2023年10月1日から10月31日までの間に受信したメール」を検索します。
- 検索を実行する
クエリを入力後、検索を実行します。
件名と期間を指定して検索する
- 検索ボックスにクエリを入力する
検索ボックスに、以下のような形式でクエリを入力します。subject:会議議事録 received>=2023/11/01 received<=2023/11/30 これは、「件名に『会議議事録』という単語が含まれ、2023年11月1日から11月30日までの間に受信したメール」を検索します。
- 検索を実行する
クエリを入力後、検索を実行します。
添付ファイルの有無と期間を指定して検索する
- 検索ボックスにクエリを入力する
検索ボックスに、以下のような形式でクエリを入力します。hasattachments:yes received>=2023/12/01 received<=2023/12/31 これは、「添付ファイルが付いており、2023年12月1日から12月31日までの間に受信したメール」を検索します。
- 検索を実行する
クエリを入力後、検索を実行します。
新しいTeams(v2)と従来Teamsの違いについて
今回の記事はOutlookの検索機能に関するものであり、Microsoft Teamsの機能とは直接関係ありません。
しかし、新しいTeams(v2)と従来Teamsでは、UIや一部機能の配置が変更されています。
Teamsの検索機能も、将来的にUIの変更や演算子の追加・変更が行われる可能性はあります。
Teamsの検索で期間を指定したい場合も、Outlookと同様に日付関連の検索演算子が存在する可能性があります。詳細については、Teamsのヘルプドキュメントを参照してください。
新しいOutlookと従来Outlookの違い
新しいOutlook(プレビュー版または正式版)でも、基本的な検索演算子の機能は引き継がれています。
「received」や「datessorted」といった演算子も、新しいOutlookの検索ボックスで利用可能です。
ただし、新しいOutlookでは、検索ボックスのUIが変更されたり、検索結果の表示方法が改善されたりしています。
また、新しいOutlookでは、より直感的な検索フィルター機能が強化されている場合もあります。
もし、クエリ記述が難しいと感じる場合は、新しいOutlookに搭載されている日付フィルターなどのGUI機能を利用するのも良いでしょう。
期間指定検索でよくある問題と対処法
Outlookの期間指定検索で、意図した結果が得られない場合があります。
ここでは、よくある問題とその対処法を解説します。
h3>検索結果が0件になる
原因:
指定した期間に該当するメールが実際に存在しない、またはクエリの記述ミスが考えられます。
対処法:
- 日付の範囲を広げてみる
まずは、検索期間を意図的に広げてみてください。例えば、1ヶ月単位ではなく、3ヶ月や半年単位で検索し、メールが存在するか確認します。 - クエリの記述を確認する
「>=」「<=」の記号が正しいか、日付のフォーマット(例: 2023/10/01)が正しいかを確認します。大文字・小文字は区別されませんが、演算子名(received, datessorted)は正確に入力する必要があります。 - 他の演算子との組み合わせを確認する
他の検索演算子(from:, subject:など)と組み合わせている場合、それらの条件が厳しすぎてメールがヒットしない可能性があります。期間指定のみで検索し、問題が解消するか確認します。
h3>想定外の期間のメールが表示される
原因:
「received」と「datessorted」のどちらを使用するかで結果が変わる場合や、タイムゾーンの設定が影響している可能性があります。
対処法:
- datessorted演算子を試す
「received」で意図しない結果になる場合、「datessorted」演算子を試してみてください。これにより、メールのソート日時基準での検索が可能になります。 - タイムゾーンを確認する
Outlookのタイムゾーン設定が、表示されている日付とずれている可能性があります。Outlookのファイルオプションから、タイムゾーン設定を確認し、必要であれば修正してください。 - 日付の演算子を正確に使う
例えば、「2023/10/01」で検索した場合、その日の0時0分0秒から検索されます。「10月1日中に受信したメール」を検索したい場合は、「received>=2023/10/01 received<2023/11/01」のように、終了日を翌月の初日に設定する方が正確な場合もあります。
h3>検索が遅い・フリーズする
原因:
検索対象のメールボックスのサイズが大きい、検索インデックスが破損している、または複雑すぎるクエリを入力していることが原因として考えられます。
対処法:
- 検索対象を絞る
特定のフォルダ(例: 受信トレイ)のみを検索対象にする、または「from:」などの演算子で検索対象を限定します。 - 検索インデックスの再構築を試す
Outlookのオプションから検索インデックスの再構築を行うことで、検索パフォーマンスが改善されることがあります。これは管理者権限が必要な場合もあります。 - クエリを単純化する
複数の複雑な演算子を組み合わせている場合は、一度クエリを単純化して検索速度を確認します。 - Outlookの再起動・PCの再起動
一時的な問題であれば、Outlookを再起動したり、PCを再起動することで解消されることがあります。
Mac版、モバイル版、Web版Outlookでの違い
今回解説した期間指定のクエリ記述は、主にデスクトップ版Outlook(Windows版)で有効な方法です。
Mac版Outlookでも、検索ボックスに同様のクエリを入力することで期間指定検索が可能です。ただし、UIのデザインや一部の検索演算子の挙動が若干異なる場合があります。
モバイル版Outlook(iOS/Android)では、検索機能はGUIベースのフィルターが中心となります。検索ボックスに直接クエリを入力する形式ではなく、日付フィルターなどのオプションを使って期間を指定する操作が一般的です。
Web版Outlook(Outlook on the web)でも、デスクトップ版と同様に検索ボックスにクエリを入力して期間指定検索が可能です。新しいOutlookへの移行が進んでいるため、UIは新しいOutlookに近いものになっています。
いずれの環境でも、検索演算子の基本的な考え方は共通していますが、操作方法や利用できる機能には若干の違いがあることを理解しておきましょう。
まとめ
Outlookの検索機能で「received」や「datessorted」演算子を使うことで、特定の期間のメールを正確に絞り込めるようになります。
「received>=[開始日] received<=[終了日]」といったクエリを検索ボックスに入力するだけで、過去のメールを効率的に探し出すことが可能です。
さらに、送信者や件名などの他の検索演算子と組み合わせることで、より高度な検索も実現できます。
今回学んだクエリ記述方法を活用し、Outlookでのメール検索をさらに効率化しましょう。
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超解決 リモートワーク研究班
Microsoft 365の導入・保守を専門とするエンジニアグループ。通信障害やサインイン不具合など、ビジネスインフラのトラブル対応に精通しています。
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