Microsoft Outlookで会議を設定する際、デフォルトの所要時間が60分や30分になっていると感じていませんか。
会議の終了時刻が次の予定と重なってしまい、資料の確認や休憩を取る時間が取れない、といった経験はビジネスマンなら誰にでもあるでしょう。
この記事では、Outlookの会議の既定の所要時間を25分や50分に変更し、会議終了後に余裕を持たせるための設定手順を解説します。
これにより、会議の効率化と生産性向上につながるでしょう。
【要点】Outlook会議の既定時間を25分・50分に変更し、会議間隔を確保する
- 会議の既定の所要時間を変更する: 会議作成時に自動で設定される時間を25分または50分に変更します。
- 新しいTeams会議の追加設定: 新しいTeams会議を追加する際の既定時間を調整します。
- 組織ポリシーによる制限: 組織の管理者設定によっては、この変更ができない場合があります。
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目次
Outlook会議の既定所要時間変更の背景
多くのビジネスシーンでは、会議の終了時刻が次の予定と近接してしまいがちです。これは、会議の所要時間が標準の60分や30分に設定されていることが一因です。
会議の終了後、参加者が次のタスクに移る前に、内容の振り返り、議事録の作成、次の会議の準備などを行う必要があります。しかし、終了時刻が迫っていると、これらの重要なプロセスが圧迫され、十分な時間を確保できません。
そこで、Outlookの会議設定をカスタマイズし、既定の所要時間を25分や50分に変更することで、会議と会議の間に意図的な「バッファ」を設けることが可能になります。
このバッファにより、参加者は会議の内容を整理し、次の活動へスムーズに移行できるようになり、結果として全体の業務効率の向上につながります。
会議の既定所要時間を25分・50分に変更する手順
Outlookの会議の既定の所要時間を変更するには、いくつかの設定箇所を確認・変更する必要があります。
ここでは、Windows版Outlookのデスクトップアプリケーションを基準に解説します。
- Outlookのオプションを開く
Outlookの画面左上にある「ファイル」メニューをクリックします。次に、画面左側のメニューから「オプション」を選択してください。 - Outlookのオプション画面で「予定表」を選択する
表示された「Outlookのオプション」ウィンドウで、左側のメニューから「予定表」をクリックします。 - 会議の所要時間設定を確認・変更する
「予定表」の設定画面を下にスクロールし、「予定表のオプション」セクションを見つけます。ここに「会議の既定の所要時間」という項目があります。 - ドロップダウンリストから時間を選択する
「会議の既定の所要時間」の横にあるドロップダウンリストをクリックします。 - 「25分」または「50分」を選択する
リストの中から「25分」または「50分」を選択します。選択肢にない場合は、組織のポリシーで制限されている可能性があります。 - 設定を保存する
選択が終わったら、ウィンドウ下部にある「OK」ボタンをクリックして設定を保存します。
新しいTeams会議の追加設定
新しいOutlookでは、Teams会議の機能が統合されています。会議の所要時間設定は、Teams会議の追加時にも影響します。
上記の手順でOutlookの予定表オプションを変更すると、新しいTeams会議を作成する際にも、既定の所要時間が反映されるようになります。
具体的には、新しい会議を作成する画面で、時間の設定を行う際に、既定で25分または50分が選択されている状態になります。もちろん、必要に応じて手動で時間を調整することも可能です。
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組織ポリシーによる影響と確認事項
Outlookの会議所要時間設定は、組織の管理者によって制御されている場合があります。そのため、上記の手順で変更できない、あるいは選択肢が表示されないことがあります。
このような場合は、組織のIT管理者またはMicrosoft 365管理者に問い合わせる必要があります。
管理者は、Exchange Online PowerShellなどを使用して、組織全体の既定の会議時間を設定・管理できます。個人ユーザーがこの設定を変更するには、管理者の許可や設定変更が必要になることがあります。
変更できない場合の確認ポイント
もし設定変更ができない場合、以下の点を確認してみてください。
- 管理者権限の確認
ご自身のユーザーアカウントに、OutlookやExchange Onlineの設定を変更する権限があるか確認してください。 - 組織のITポリシー
組織によっては、会議時間の標準化が定められている場合があります。IT部門のポリシーを確認してください。 - 古いバージョンのOutlook
現在利用しているOutlookのバージョンが古い場合、最新の機能が利用できないことがあります。最新バージョンへのアップデートを検討してください。
新しいTeamsと従来Teamsの会議時間設定の違い
新しいTeams (Teams v2) と従来Teamsでは、会議設定のUIや一部の機能に違いがありますが、Outlookとの連携における会議時間の既定値設定の考え方は基本的に同じです。
Outlookの予定表オプションで設定した既定の会議時間は、Teams会議のスケジューリングにも反映されます。
ただし、新しいTeamsでは、会議のスケジュール設定画面がより統合的になり、Outlookの予定表と同期して表示されるため、設定の確認がしやすい傾向があります。
新しいTeams会議をOutlookからスケジュールする場合、Teams会議のオプションで「会議の進行中に参加者がミュート解除できる」などの詳細設定が可能ですが、会議の既定の所要時間自体は、Outlookの予定表オプションの設定が優先されます。
新しいOutlookと従来Outlookの会議時間設定の違い
新しいOutlook (New Outlook) は、Web版Outlookのインターフェースをデスクトップアプリケーションに持ち込んだものです。
新しいOutlookでも、会議の既定所要時間を変更する基本的な考え方は同じですが、設定画面の場所や操作方法が若干異なる場合があります。
新しいOutlookの場合、設定は「設定」アイコン(歯車マーク)から「予定表」→「イベントと会議」に進み、「会議の既定の所要時間」を変更する形になります。
従来Outlookのデスクトップアプリケーションでの設定手順は、上記で説明した通り「ファイル」→「オプション」→「予定表」から行います。
どちらのバージョンのOutlookを使用しているかによって、設定箇所が異なるため、ご自身の環境に合わせて手順を確認してください。
Mac版Outlookでの会議時間設定
Mac版Outlookでも、会議の既定所要時間を変更することが可能です。
Mac版Outlookでは、画面上部のメニューバーから「ツール」を選択し、「オプション」をクリックします。次に、「予定表」を選択し、同様に「会議の既定の所要時間」を25分または50分に変更します。
基本的にはWindows版と同じ考え方ですが、メニューの表示場所が異なります。組織ポリシーによる制限は、Mac版でも同様に適用されます。
Web版Outlookでの会議時間設定
Web版Outlookでも、会議の既定所要時間を変更できます。
Web版Outlookでは、画面右上の歯車アイコン(設定)をクリックします。「すべてのOutlook設定を表示」を選択し、「予定表」→「イベントと会議」の順に進みます。
ここで、「会議の既定の所要時間」を25分または50分に変更し、「保存」をクリックします。新しいOutlookのデスクトップ版とも似た操作感です。
モバイル版Outlookでの会議時間設定
モバイル版Outlook(iOS版、Android版)では、会議の既定所要時間を直接変更する設定項目は提供されていません。
モバイル版では、PC版で設定した既定の会議時間が反映される形になります。そのため、モバイルで会議をスケジュールする際にも、PC版で設定した25分や50分が適用されます。
もしモバイル版で異なる時間を設定したい場合は、Web版Outlookまたはデスクトップ版Outlookで設定を変更してから、モバイル版でスケジュールを行う必要があります。
会議の所要時間設定でよくある誤解と注意点
会議の所要時間設定を変更する際に、いくつかの誤解や注意点があります。これらを理解しておくことで、より効果的に時間管理を行うことができます。
会議の所要時間設定は必須ではない
Outlookの会議所要時間設定は、あくまで「既定値」です。会議を作成する際に、この既定値とは異なる時間を手動で設定することも可能です。
例えば、重要な会議や詳細な議論が必要な会議では、既定の25分や50分よりも長い時間を設定したい場合があります。その際は、会議の新規作成画面で、開始時刻と終了時刻を直接入力するか、所要時間を手動で変更してください。
Teams会議の「会議オプション」との違い
Teams会議には、会議のスケジュール設定画面からアクセスできる「会議オプション」があります。ここでは、ロビーの設定、発表者の制限、参加者のミュート設定などが可能です。
しかし、この「会議オプション」内には、会議の「既定の所要時間」を変更する設定はありません。会議の既定の所要時間は、あくまでOutlookの予定表オプションで設定するものです。
組織全体の標準化が優先される場合がある
前述のように、組織のIT管理者は、PowerShellなどを使用して、組織全体の会議の既定所要時間を強制的に設定できます。
この場合、個人のOutlook設定で変更を試みても、組織の標準設定が優先されるため、変更が反映されないことがあります。組織で統一された会議時間がある場合は、それに従うのが一般的です。
新しいTeams会議の追加設定が反映されない場合
Outlookで会議の既定所要時間を変更したにも関わらず、新しいTeams会議を追加する際に、古い時間が表示される場合があります。
これは、Outlookのキャッシュや設定が完全に同期されていないことが原因で起こることがあります。Outlookを再起動したり、PCを再起動したりすることで、設定が正しく反映されることがあります。
また、OutlookのバージョンやTeamsアプリのバージョンが古い場合にも、表示に遅延が生じることがあります。最新の状態にアップデートすることで、問題が解消される可能性があります。
会議終了後のバッファ時間の活用
会議の所要時間を25分や50分に設定しても、その時間を有効活用できなければ意味がありません。
会議終了後、すぐに次の予定に移るのではなく、5分程度の短い休憩や、会議内容の簡単なメモを取る時間として活用しましょう。これにより、集中力を維持し、次のタスクへの移行をスムーズにできます。
また、必要に応じて、会議の参加者に「会議終了後、5分間は質疑応答の時間とします」といったアナウンスをすることも有効です。
まとめ
本記事では、Microsoft Outlookで会議の既定所要時間を25分または50分に変更する手順を解説しました。
この設定により、会議と会議の間に適切な間隔を設け、参加者が次の予定へスムーズに移行できるようになります。
組織ポリシーによっては変更できない場合もありますが、IT管理者への相談や、お使いのOutlookバージョンに応じた設定方法をご確認ください。
今回設定した所要時間に合わせて、会議の前後で資料の見直しや簡単な休憩を取り入れることで、さらなる業務効率化を目指しましょう。
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超解決 リモートワーク研究班
Microsoft 365の導入・保守を専門とするエンジニアグループ。通信障害やサインイン不具合など、ビジネスインフラのトラブル対応に精通しています。
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