出張先でOutlookの予定表を確認すると、予定の時間が正しく表示されず、タイムゾーンが崩れてしまうことがあります。この問題は、異なるタイムゾーンをまたぐ移動の際に特に発生しやすく、会議の時間を間違える原因にもなります。本記事では、このタイムゾーン表示の崩れに対して、原因を解説し、具体的な解決手順を紹介します。
【要点】出張先でのタイムゾーン表示崩れを直すには、Outlookのタイムゾーン設定と予定のタイムゾーン固定が重要です。
- タイムゾーン設定の確認: Outlookのカレンダーオプションで、現在地のタイムゾーンを正しく設定します。
- 予定のタイムゾーン固定: 重要な予定は、会議のタイムゾーンを明示的に指定します。
- 新しいOutlookとクラシックOutlookの違い: 使用しているOutlookのバージョンによって設定手順が異なります。
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なぜタイムゾーン表示が崩れるのか
Outlookは、デフォルトで予定を自分の現在のタイムゾーンに変換して表示します。そのため、出張先でパソコンのタイムゾーンを変更せずに使用すると、予定の開始時刻が正しく表示されなくなります。また、複数のタイムゾーンをまたぐ会議では、予定作成時にタイムゾーンを指定しないと、参加者ごとに異なる時間で表示される可能性があります。さらに、Microsoft 365やExchange Onlineのサーバー設定が原因で、予定のタイムゾーン情報が正しく同期されないケースもあります。例えば、東京で作成した予定をロサンゼルスで開くと、自動的に太平洋時間に変換されますが、変換ルールが正しく適用されないと、1時間ずれた表示になることがあります。Outlook on the webでも同様の問題が発生します。
タイムゾーン表示崩れを解決する手順
- 使用中のOutlookのバージョンを確認します。
新しいOutlook(Outlook for Windowsの新しいデザイン)か、クラシックOutlookかを確認します。Outlookのメニューバーから「ファイル」→「Officeアカウント」で製品情報を確認できます。 - 現在地のタイムゾーンを設定します。
クラシックOutlookの場合、「ファイル」→「オプション」→「カレンダー」→「タイムゾーン」で、現在のタイムゾーンを選択します。新しいOutlookの場合は、設定歯車アイコン→「カレンダー」→「タイムゾーン」から設定します。出張先のタイムゾーンに変更してください。 - 予定のタイムゾーンを固定します。
新しい予定を作成するとき、または既存の予定を編集するときに、リボンの「タイムゾーン」ボタンをクリックして、開始時刻と終了時刻のタイムゾーンを明示的に指定します。例えば、東京時間で開催される会議なら「(UTC+9) 大阪、札幌、東京」を選びます。 - Outlook on the webで設定を同期します。
ブラウザでOutlook on the webにサインインし、設定歯車→「すべてのOutlook設定を表示」→「カレンダー」→「タイムゾーン」で、「現在の場所のタイムゾーン」を正しく設定します。これにより、デスクトップ版とWeb版の表示が一致します。 - Windowsのタイムゾーン設定を変更します。
Outlookの設定とは別に、Windows自体の時刻設定も確認します。タスクバーの時計を右クリック→「日付と時刻の調整」→「タイムゾーン」で、出張先のタイムゾーンに自動設定されるように「タイムゾーンを自動設定する」をオンにします。 - Outlookのキャッシュをクリアします。
古いタイムゾーン情報がキャッシュに残っている場合があります。Outlookを終了し、ファイル名を指定して実行(Win+R)で「outlook.exe /cleanviews」と入力して起動します。または、Officeの修復を実行することも有効です。
注意点と失敗例
新しいOutlookとクラシックOutlookで設定が異なる
新しいOutlookでは、タイムゾーン設定が「設定」→「カレンダー」内に統一されていますが、クラシックOutlookでは「ファイル」→「オプション」とメニューが深い場所にあります。混同して間違った場所を操作しないよう注意が必要です。
予定のタイムゾーンを固定しないと全員にずれて表示される
予定作成時にタイムゾーンを指定しないと、Outlookは現在のタイムゾーンで保存します。そのため、異なるタイムゾーンの参加者がその予定を表示すると、各自のタイムゾーンに変換されて時間がずれて見えます。例えば、日本時間の午前10時に設定した会議を、アメリカのユーザーが見ると前日の夕方に表示されることがあります。
「タイムゾーンを自動設定する」がオフになっている
Windowsの設定で「タイムゾーンを自動設定する」がオフの場合、出張先で手動で変更しない限りタイムゾーンが変わらず、Outlookの表示が崩れます。また、Outlookの「タイムゾーンの自動調整」オプションも確認してください。クラシックOutlookでは「カレンダーオプション」→「タイムゾーンの自動調整」にチェックが入っている必要があります。
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比較表:各Outlookバージョンのタイムゾーン設定
| 項目 | 新しいOutlook | クラシックOutlook | Outlook on the web |
|---|---|---|---|
| 現在地のタイムゾーン設定 | 設定歯車→カレンダー→タイムゾーン | ファイル→オプション→カレンダー→タイムゾーン | 設定→すべてのOutlook設定→カレンダー→タイムゾーン |
| 予定のタイムゾーン固定 | 予定作成画面の「タイムゾーン」ボタンから指定 | 同左(予定作成画面の「タイムゾーン」ボタン) | 予定作成画面の「開始時刻」横のタイムゾーンドロップダウン |
| タイムゾーン自動調整 | 自動反映(Windows設定に依存) | カレンダーオプションで「タイムゾーンの自動調整」チェック | Windows設定に依存 |
よくある質問
Q1: 出張先で手動でタイムゾーンを変更する方法は?
A1: Outlookの設定から現在のタイムゾーンを変更するか、Windowsの時刻設定でタイムゾーンを変更します。Outlookのみ変更する場合は、上記の手順を参考にしてください。
Q2: 特定の予定だけタイムゾーンを固定して表示するには?
A2: 予定を開き、リボンの「タイムゾーン」ボタンをクリックして、開始時刻と終了時刻にそれぞれタイムゾーンを設定します。これにより、その予定は設定したタイムゾーンで表示されます。
Q3: Outlook Web Appでもタイムゾーンが崩れるのはなぜ?
A3: Outlook on the webもデスクトップ版と同様に、ブラウザのタイムゾーン設定に依存します。ブラウザやOSのタイムゾーンを正しく設定しないと、予定の表示がずれます。また、Exchange Onlineの設定が影響する場合もあります。
まとめ
出張先でのOutlook予定表のタイムゾーン表示崩れは、正しいタイムゾーン設定と予定のタイムゾーン固定で解決できます。まずは自分のOutlookのバージョンを確認し、該当する設定手順を実施してください。また、Windowsのタイムゾーン自動設定を有効にすることで、移動のたびに手動変更する手間が省けます。これらの対策をとることで、会議の時間トラブルを未然に防ぐことができます。
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超解決 リモートワーク研究班
Microsoft 365の導入・保守を専門とするエンジニアグループ。通信障害やサインイン不具合など、ビジネスインフラのトラブル対応に精通しています。
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