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【Power Automate】Adaptive Card投稿で困った時の接続と所有者の確認

【Power Automate】Adaptive Card投稿で困った時の接続と所有者の確認
🛡️ 超解決

Power AutomateでAdaptive Cardを投稿するフローが突然動かなくなったり、権限エラーが発生したりした経験はありませんか。この記事では、そうした問題の原因を「接続」と「所有者」の二つの観点から切り分ける方法を解説します。適切な設定を確認することで、多くのトラブルは解決できます。特にTeamsのチャットやチャネルにカードを送る際に発生しやすい問題を中心に、具体的な手順を紹介します。

【要点】この記事で確認すること

  • 最初に見る場所: フロー内のコネクタの接続状態(赤いバツや警告)とフローの所有者設定(所有者が誰か、共有設定が適切か)。
  • 切り分けの軸: エラーメッセージが「認証失敗」(401など)か「権限不足」(403)か「コネクタが見つからない」かを確認します。
  • 注意点: Teamsのチーム設定やチャネルモデレーション、組織の条件付きアクセスポリシーも影響するため、管理者への確認が必要な場合があります。

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Adaptive Card投稿の仕組みとよくあるエラー

Adaptive Cardは、TeamsやOutlookなどでリッチなインタラクティブカードを表示するための仕組みです。Power Automateでは「Teamsコネクタ」のアクション「チャットまたはチャネルでカードを投稿する」を使って投稿します。このアクションは、承認フローや通知などで頻繁に利用されます。しかし、実際に使ってみると「カードが投稿されない」「エラーコード401が表示される」「フローは成功しているのにカードが届かない」といったトラブルに遭遇することがあります。

これらの原因は大きく分けて二つあります。一つは接続の問題(コネクタの認証が切れている、アカウントに権限がない)、もう一つは所有者の問題(フローを実行するユーザーが投稿先のチームメンバーでない、フローが共有されていない)です。まずはエラーの内容を確認し、どの切り口で調査を進めるか判断しましょう。

Adaptive Cardとは

Adaptive CardはMicrosoftが提唱するカード形式で、JSONで記述されたボタンやテキスト、画像を含むコンテンツをホストアプリ(Teamsなど)に表示できます。Power Automateではデザイナー上で簡単にカードを作成できるテンプレートも用意されていますが、カスタムJSONを直接入力することも可能です。

Teamsへの投稿で発生しやすいエラー

具体的には以下のようなエラーが報告されています。

  • 401 Unauthorized: 接続に使用しているアカウントの認証トークンが期限切れ、または無効です。
  • 403 Forbidden: 投稿先のチームまたはチャネルに対して、実行ユーザーに十分な権限がありません。
  • 404 Not Found: 指定したチームやチャネルが存在しないか、アクセスできません。
  • カードが表示されない(フロー成功): カードのJSONに誤りがあるか、投稿先のアプリがAdaptive Cardをサポートしていない可能性があります。

接続の確認と再認証手順

接続の問題は最も頻繁に発生する原因の一つです。Power Automateの各コネクタは、特定のMicrosoft 365アカウントを使って認証を行います。そのアカウントが無効になったり、パスワードが変更されたり、多要素認証の条件が変わると、接続が機能しなくなります。以下の手順で確認と再認証を行ってください。

コネクタの接続状態を確認

まず、該当のフローをPower Automateポータルで開きます。各アクションの上部にコネクタのアイコンと共に接続状態が表示されます。緑色のチェックマークは正常、黄色の警告は注意、赤いバツはエラーです。赤いバツが出ている場合は、そのコネクタの接続が切れているため、再認証が必要です。

再認証の手順

  1. Power Automate(make.powerautomate.com)にアクセスし、「マイフロー」から問題のフローを開きます。
  2. 編集画面で、エラーが発生しているアクション(「チャットまたはチャネルでカードを投稿する」など)をクリックします。
  3. アクションの詳細パネルで、現在の接続が表示されている部分の「変更」または「接続を追加」をクリックします。
  4. 表示されるサインイン画面で、投稿先のTeamsやOutlookにアクセス可能な正しいアカウント(通常は会社のMicrosoft 365アカウント)でログインします。
  5. 認証が完了したら、フローを保存し、テスト実行を行います。必要に応じてフローを一度オフにしてから再び有効にすると、接続がリフレッシュされる場合があります。
  6. それでもエラーが解消しない場合は、ブラウザのキャッシュをクリアするか、別のブラウザで試してください。また、組織で条件付きアクセスが適用されている場合、サインインがブロックされることもあるため、管理者に連絡してください。

フローの所有者と共有設定を確認する

フローが正常に動作してもカードが届かない場合、所有者や共有設定が原因であることがあります。Power Automateのフローには所有者(作成者)が設定されており、その所有者だけがフローを管理・実行できます。他のユーザーにフローを共有した場合、そのユーザーがフローを実行するには適切な権限が必要です。

フロー所有者の確認と変更

フローの所有者は、フローの詳細画面の「所有者」タブで確認できます。所有者が退職した、または異動した場合、フローは実行できなくなる可能性があります。所有者を変更するには、管理者がPower Automate管理センターから行うか、現在の所有者が自分で他のユーザーを所有者として追加する必要があります。ただし、所有者の追加は同じテナント内のユーザーに限られます。

共有設定と実行ユーザーの権限

フローを他のユーザーと共有する場合、そのユーザーがフローを実行したときに使われるコネクタ接続が重要です。共有されたユーザーがフローを実行すると、そのユーザー自身の接続が使用されます。そのため、共有先のユーザーが投稿先のTeamsチームのメンバーでない場合、権限エラーが発生します。共有設定では「実行のみ可能」や「編集可能」などの権限レベルを選択できますが、どちらにしても実行ユーザーのアカウントで接続が確立されることを理解しておきましょう。

失敗パターンとして、フロー作成者がゲストユーザーの場合、外部ユーザーがTeamsに投稿できない制限に引っかかることがあります。また、フローが「所有者のみ実行可能」に設定されているのに、別のユーザーが手動でトリガーを起動しようとするとエラーになります。このような場合は、フローのプロパティで「ユーザーのみが実行できる」設定を見直してください。

状況別トラブルシューティング表

以下の表に、代表的なエラー状況とその原因、確認箇所、解決策をまとめました。自身の状況に当てはめて確認してください。

状況 主な原因 確認箇所 解決策
401エラー 接続の認証期限切れ コネクタの接続状態 再認証(上記手順)
403エラー 実行ユーザーにチームへの権限がない Teamsのメンバーリスト、フロー所有者 ユーザーをチームに追加、またはフローを適切なアカウントで実行
カードが表示されない(フロー成功) Adaptive Card JSONの構文ミス カードJSONの内容 JSONを検証ツールで確認、テンプレートを利用
フローが実行されない 所有者が無効または共有設定の問題 所有者タブ、共有設定 所有者をアクティブなユーザーに変更、共有設定を確認

管理者に確認すべき項目

接続や所有者の設定を確認しても問題が解決しない場合、組織のポリシーやTeams設定が原因かもしれません。以下の項目について、IT管理者に問い合わせることをおすすめします。

  • 条件付きアクセスポリシー: 特定のアプリ(Power Automate)へのアクセスが制限されていないか。多要素認証が必要な場合は、アプリパスワードの設定が必要な場合があります。
  • データ損失防止(DLP)ポリシー: Teamsコネクタがビジネスデータコネクタとして許可されているか。DLPポリシーでブロックされていると、コネクタが使用できません。
  • Teamsのゲストアクセス設定: 外部ユーザーがフローを実行する場合、テナントのゲストアクセスが有効かどうかを確認します。
  • Power Automateのライセンス: 使用しているプラン(無料、Office 365、Premium)によって、利用できるコネクタや実行回数が異なります。Adaptive Card投稿に必要なコネクタがライセンスに含まれているか確認してください。

よくある質問(FAQ)

Q1. Adaptive CardをOutlookに投稿することはできますか?

はい。Power Automateの「Outlookコネクタ」にも「メールの送信(V2)」アクションがあり、その中でAdaptive Cardを添付することができます。ただし、Outlookのメール本文に直接カードを埋め込むことはできず、JSONファイルとして添付される場合があります。そのため、受信者がクリックしてカードを表示する動作になります。

Q2. フローは成功しているのにカードがTeamsに表示されません。なぜですか?

フローが成功している場合、コネクタの接続や権限は問題ない可能性が高いです。カードのJSONに構文エラーがあるか、Teamsのチャネル設定でボットによるメッセージが許可されていない可能性があります。また、投稿先のチャネルが「チャネル会話」のみに制限されていないか確認してください。

Q3. 「このアクションを実行するための承認がありません」というエラーが出ます。

このエラーは、フローを実行しようとしているユーザーに、そのフローを実行する権限がないことを示します。フローの所有者に連絡して、共有設定で現在のユーザーに「実行のみ可能」または「編集可能」の権限を付与してもらいましょう。また、フローが所有者専用に設定されている場合は、所有者自身が実行する必要があります。

Q4. 接続の再認証を何度も求められます。どうすればよいですか?

頻繁に再認証を求められる場合、多要素認証のセッションが短命に設定されている可能性があります。IT管理者に問い合わせて、Power Automate用のアプリパスワードを作成するか、条件付きアクセスのセッション長を延長してもらうことを検討してください。また、ブラウザのシークレットモードを試すのも一つの方法です。

まとめ

Power AutomateのAdaptive Card投稿で問題が発生した場合、まずはコネクタの接続状態とフローの所有者設定を確認しましょう。多くのトラブルは、再認証または適切な共有設定で解決できます。それでも解決しない場合は、組織のポリシーやTeams側の設定が影響している可能性があるため、管理者に相談してください。日頃からフローを定期的にテストし、接続の有効期限や所有者の変更に注意しておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。


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この記事の監修者
✍️

超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。

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