「汚名返上」と「汚名挽回」
言葉の源流とは?
日常会話やSNSなどで「汚名挽回」という表現を耳にすることが少なくありませんが、正確な表現は「汚名返上」です。
「汚名」という語は、文字通り「汚れた名前」を指し、一般的には「悪名」や「不名誉」を意味します。一方、二つ目の語、「返上」は「返す」という意味の「上」との組み合わせで、「手元にあるものを戻す」ことを指します。従って、「汚名返上」は文字通り「汚れた名前を戻す」、つまり「名誉を回復する」という意味になります。
なぜ誤用が広まったのか?
では、なぜ「汚名挽回」という誤用が広まったのでしょうか。その一因は、この言葉を構成する「挽回」という語の使い方にあります。「挽回」は元々、失ったものを取り戻す、あるいは損失を補うという意味合いを持ちます。したがって、「汚名挽回」という言葉には一見すると「名誉を取り戻す」という意味が含まれているように思えるのです。
しかし、「挽回」は通常、具体的な損失や失敗を指して用いられるものであり、「名誉」のような抽象的な概念を指すことは一般的ではありません。「返上」は名誉といった抽象的なものを「返す」ことも含んでいるため、「汚名返上」が正しい表現となるのです。
オススメ記事
-
【対処法】楽天ペイを名乗るメール「-あなたのアカウントは一時的にロックされています。」が届いた場合
-
【対処法】テレサハイジ夫人「返事を待っています」メールが届いた場合
-
メール「【Rakuten ラクマ】重要なお知らせ」が届いた場合の対処法
-
【対処法】メール「アカウント所有権の証明(名前、その他個人情報)の確認」が届いた場合
-
【対処法】メール「Amazon Pay ご請求内容のお知らせ」が届いた場合
-
メール「【重要なお知らせ】三井住友銀行 ご利用確認のお願い」の対処法
-
【対処法】迷惑メール「【アプラスカード】重要なお知らせ」が届いた場合
-
「SAGAWA」による「1件のお荷物を預かり中です」と題したスパムメール【注意喚起】
-
【対処法】迷惑メール「同窓会の件でお聞きしたい事がある」が届いた場合
-
脅迫メール「ビジネス提案」が届いた場合の対処法
-
GMOあおぞらネット銀行「【重要なお知らせ】お客様情報のご確認をお願いいたします」メールの対処法
-
【対処法】メール「【重要】JCBカード からの緊急の連絡」が届いた場合