ここでは自分のメールアドレス宛にAmazonを名乗る「Аmazon.co.jp 重要なお知らせ:お支払い方法変更のお願い」と題したメールが届いた際の対処法を紹介します。
目次
「Аmazon.co.jp 重要なお知らせ:お支払い方法変更のお願い」の文面
【重要】Аmazon お客様アカウント緊急停止につきまして (※宛先のメールアドレス)
利用規約違反によるアカウント3日停止措置について。ご利用いただきありがとうござ
処理日
2020年12月10日 17:31:23 JST
Аmazon に登録いただいたお客様に、Аmazon アカウントの情報更新をお届けします。
残念ながら、Аmazon のアカウントを更新できませんでした。
今回は、カードが期限切れになってるか、請求先住所が変更されたなど、さまざまな理由でカードの情報を更新できませんでした。
アカウント情報の一部が誤っている故に、お客様のアカウントを維持するため Аmazon アカウントの 情報を確認する必要があります。下からアカウントをログインし、情報を更新してください。
Login Amazon
なお、12時間以内にご確認がない場合、誠に申し訳ございません、お客様の安全の為、アカウントの利用制限をさせていただきますので、予めご了承ください。
アカウントに登録のEメールアドレスにアクセスできない場合
お問い合わせ: Amazonカスタマーサービス。
弊社のセキュリティ対策にご理解とご協力をお願いいたします。
ご清聴ありがとうございました。
よろしく,
Amazon Web Service
実際の画面
「Аmazon.co.jp 重要なお知らせ:お支払い方法変更のお願い」の対処法
このメールが届いた場合でも、絶対にログインボタンを押してはいけません。無視の上、廃棄してください。
このメールの危険性
このメールは、住所、氏名、誕生日、クレジットカード情報などを入力させることにより、詐欺グループが「不正引き出し」を行うためのデータ収集目的で送信されています。
Amazonからのメールに偽装し、Amazonのアカウントが凍結されてしまうと虚偽の説明をすることで、ユーザーの恐怖心を煽り、個人情報を入手するフィッシング詐欺の手口が使われています。
仮に「本物のAmazonだったらどうしよう」と心配になったとしても、データの入力と同様、問い合わせも絶対にしてはいけません。詐欺グループに「いいカモ」と認識され、さらなるリスクにさらされる可能性が高まります。
フィッシングメールだと見抜くポイント
「Аmazon.co.jp 重要なお知らせ:お支払い方法変更のお願い」がフィッシングメールであると見抜くポイントを解説します。
冒頭の「【重要】Аmazon お客様アカウント緊急停止につきまして (※宛先のメールアドレス)」からフィッシングメールの可能性を見出すことができます。本物のAmazonからのメールであれば、宛先のメールアドレスをぞんざいに記載することはないでしょう。
2行目でも「ご利用いただきありがとうござ」とまったく日本語の体裁になっていません。
また「ご清聴ありがとうございました」とメールの文末に相応しくない言葉を使っていることや「よろしく,」など違和感を抱かせるポイントが多々あります。
このメールについて警察に相談する場合
各都道府県の警察本部で相談窓口を設けています。もしデータを入力してしまった場合は速やかに警察に相談する必要があります。
「Аmazon.co.jp 重要なお知らせ:お支払い方法変更のお願い」についての結論
「Аmazon.co.jp 重要なお知らせ:お支払い方法変更のお願い」は典型的なフィッシングメールです。絶対にデータを入力せず、廃棄しましょう。