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【Salesforce】モバイルカードが想定と違う時の監査ログと履歴で追う方法

【Salesforce】モバイルカードが想定と違う時の監査ログと履歴で追う方法
🛡️ 超解決

Salesforceのモバイルアプリでレコードのカード表示が想定と異なる場合、原因を特定するのに苦労することがあります。表示されない、データが古い、余計な項目が出るなどの問題は、設定変更や権限の影響が疑われます。この記事では、監査ログや設定変更履歴を活用して、モバイルカードの挙動が変わったタイミングや原因を追跡する方法を解説します。具体的な手順と判断基準を身につけて、すばやく問題を解決できるようにしましょう。

【要点】この記事で確認すること

  • 最初に見る場所: 設定変更履歴(監査ログ)とモバイルアプリのキャッシュクリア
  • 切り分けの軸: 端末側(キャッシュ・アプリバージョン)か、アカウント側(プロファイル権限・レコードタイプ)か、管理設定側(コンパクトレイアウト・モバイル対応設定)か
  • 注意点: 監査ログは過去180日分のみ保持されます。また、すべての変更が記録されるわけではないため、権限設定やカスタマイズの変更を確認する際は他のログも併用してください。

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1. モバイルカードが想定と違う現象とは

モバイルカードは、Salesforceモバイルアプリでレコード一覧や関連リストに表示されるカード状のビューです。想定と異なる状態としては、以下のようなケースがよく報告されます。

  • カード自体が表示されない(空白になる)
  • 表示される項目が多すぎる、または少なすぎる
  • カードに表示されるデータが古いまま更新されない
  • カードをタップしても正しいレコードに遷移しない
  • 特定のユーザーだけ表示が異なる

これらの問題は、設定変更や権限の変更、モバイルアプリのキャッシュなどが原因で発生します。監査ログを追うことで、「いつ」「誰が」何を変更したのかを特定し、問題の発生タイミングと照らし合わせることができます。

2. 原因を切り分けるための確認ポイント

まずは問題を切り分けるために、以下の順序で確認します。

2-1. 端末側の確認

モバイルアプリのキャッシュが原因で古いデータが表示されるケースがあります。まずは以下の操作を試してみてください。

  1. モバイルアプリを完全に終了して再起動する
  2. アプリのキャッシュをクリアする(iOS: 設定アプリから、Android: アプリ情報から)
  3. 最新バージョンのSalesforceアプリにアップデートされているか確認する
  4. 別の端末で同じユーザーでログインし、再現するか試す
  5. ブラウザ版のSalesforce(PC)で同じレコードを開き、表示が正しいか確認する

端末側で問題が解決しない場合は、設定変更が原因の可能性が高まります。

2-2. アカウント・プロファイルの確認

表示が異なるユーザーと正常なユーザーを比較し、プロファイル権限やレコードタイプ、ページレイアウトの違いを確認します。特に以下の点に注目してください。

  • モバイルカードの表示に影響する権限(例:「モバイルアクセスを有効化」など)
  • コンパクトレイアウトの割り当て(レコードタイプごとに異なる場合)
  • Lightning Experienceのモバイル対応設定(オブジェクトの「モバイル対応」フラグ)

3. 監査ログと設定変更履歴の違い

Salesforceには複数のログ機能があります。モバイルカード問題の追跡に使うのは「設定変更履歴」(監査ログ)と「ログイン履歴」ですが、役割が異なります。

ログの種類 記録される内容 保存期間
設定変更履歴(監査ログ) 管理者によるプロファイル権限の変更、ページレイアウト編集、コンパクトレイアウト編集など 過去180日
ログイン履歴 ユーザーのログイン日時、IPアドレス 過去6ヶ月
フィールド監査ログ 特定の項目の値変更 設定による(最長18ヶ月)
REST API利用ログ APIコールの詳細 30日

モバイルカードの表示に直接影響する変更(コンパクトレイアウト、ページレイアウト、権限セット、プロファイル権限)は、設定変更履歴に記録されます。そのため、まずはこのログを確認しましょう。

4. 監査ログで変更を追う具体的な手順

設定変更履歴を表示するには、システム管理者権限が必要です。以下の手順で確認してください。

  1. 設定(歯車アイコン)→「クイック検索」に「設定変更履歴」と入力
  2. 「設定変更履歴」をクリックして一覧を表示
  3. 「日付フィルタ」を使って問題が発生したと思われる期間を指定
  4. 「アクション」列で、変更内容を確認(例:「編集」「作成」「削除」)
  5. 「詳細」列に表示された項目名をクリックすると、変更前後の値が表示される(変更後が空欄の場合は削除など)
  6. 該当の変更がモバイルカードに関係するか判断する(例:コンパクトレイアウトの「編集」)
  7. 変更を行ったユーザーと日時を記録し、必要に応じてそのユーザーに確認する

さらに、特定のオブジェクトに絞り込みたい場合は、「フィルタ」機能を使ってオブジェクト名やアクションで絞り込むと便利です。

5. 失敗パターンと対処法

実際によくある失敗パターンを挙げ、それぞれに対応した対処法を説明します。

5-1. カードが表示されない

原因として、プロファイルまたは権限セットで「モバイルアクセス」が有効になっていない、またはオブジェクトの「モバイル対応」フラグがオフになっている可能性があります。設定変更履歴でこれらの設定が変更された日時を確認し、該当ユーザーに権限を付与するか、管理者に問い合わせてください。

5-2. 表示項目が多すぎる/少なすぎる

コンパクトレイアウトが変更された可能性があります。設定変更履歴で「コンパクトレイアウト」の編集履歴を確認し、変更前の項目数と比較します。また、レコードタイプごとに異なるコンパクトレイアウトが割り当てられている場合、問題のレコードのレコードタイプを確認してください。

5-3. データが古いまま更新されない

モバイルアプリのキャッシュが原因であることが多いです。まずはキャッシュクリアを試します。それでも解決しない場合、サーバー側のデータ更新が正しく行われているか確認します。フィールド監査ログを有効にしている場合は、対象項目の値変更履歴を見ると、更新が行われたか確認できます。

6. 管理者に確認すべき情報

管理者以外のユーザーが問題を発見した場合、管理者に以下の情報を伝えると迅速な対応が可能です。

  • 問題が発生したユーザー名とプロファイル
  • 問題のオブジェクト名とレコードID
  • 問題が発生した日時とそれ以前で正常だった日時
  • モバイルアプリのバージョンと端末のOS
  • ブラウザ版で同じレコードを開いた場合の表示(正常か異常か)
  • 管理者が設定変更履歴を確認するために必要な情報(上記を伝えればOK)

管理者はこれらの情報をもとに、設定変更履歴をフィルタリングし、該当する変更を特定します。

7. よくある質問

Q1: 設定変更履歴に何も記録されていません。どうすればいいですか?

監査ログは全ての変更を記録するわけではありません。例えば、ユーザー自身が個人設定で表示を変更した場合(コンパクトレイアウトの選択など)は記録されません。また、保存期間が180日を超えている可能性もあります。その場合は、権限セットの割り当て履歴や、アプリケーションのログ(APIログ)など別のログを確認してください。

Q2: 特定のユーザーだけ表示が違うのはなぜですか?

ユーザーのプロファイルや権限セット、レコードタイプの割り当てが異なる可能性が高いです。設定変更履歴で、該当ユーザーのプロファイルに対する変更を確認しましょう。また、ユーザー詳細の「割り当てられた権限セット」を確認することで、最新の権限状態を把握できます。

Q3: モバイルカードの表示をカスタマイズしたいのですが、どこを変更すればよいですか?

モバイルカードの表示は「コンパクトレイアウト」で制御されます。設定→オブジェクトマネージャ→該当オブジェクト→コンパクトレイアウトで編集できます。ただし、変更は即座に反映されますので、テスト環境で行うことをおすすめします。設定変更履歴には自動で記録されます。

8. まとめ

Salesforceのモバイルカードが想定と異なる場合、まずは端末キャッシュやアプリの更新を確認し、それでも改善しない場合は設定変更履歴を活用して原因を特定します。監査ログは過去180日間の設定変更を追跡できる強力なツールです。問題が発生した日時と変更履歴を照合することで、どの設定変更が影響したかを効率的に見つけられます。特にコンパクトレイアウトやプロファイル権限の変更はモバイルカードに直接影響するため、重点的に確認しましょう。日頃から設定変更の記録を残しておくことで、トラブルシューティングがよりスムーズになります。


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この記事の監修者
✍️

超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。

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