【Teams】会議背景をぼかすと顔まで歪む時のAI処理負荷軽減手順

【Teams】会議背景をぼかすと顔まで歪む時のAI処理負荷軽減手順
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Microsoft Teams会議で背景をぼかす機能を使うと、自分の顔まで歪んでしまうことがあります。

この現象は、PCの処理能力が不足している場合に発生しやすいです。

この記事では、Teams会議で背景ぼかし機能使用時に顔が歪む問題を解決するための、AI処理負荷を軽減する手順を解説します。

PCのパフォーマンスを最適化し、快適なTeams会議を実現しましょう。

【要点】Teams会議で背景ぼかし時に顔が歪む問題の解決策

  • TeamsのAI処理設定の最適化: 背景ぼかし機能のAI処理負荷を調整し、顔の歪みを軽減します。
  • PCのパフォーマンス設定見直し: Windowsの電源プランや視覚効果設定を変更し、PC全体の処理能力を高めます。
  • 不要なアプリケーションの終了: Teams以外のCPUやメモリを消費するアプリケーションを閉じ、リソースを確保します。
  • Teamsクライアントの更新: 最新バージョンのTeamsを使用し、パフォーマンス改善やバグ修正の恩恵を受けます。

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Teams会議の背景ぼかし機能とAI処理の仕組み

Microsoft Teamsの背景ぼかし機能は、高度なAI(人工知能)技術を用いて動作します。この機能は、会議参加者の顔や上半身を人物として認識し、それ以外の背景部分を自動的に検出してぼかします。この複雑な処理は、リアルタイムで実行されるため、PCのCPU(中央演算処理装置)やGPU(グラフィックス処理装置)、メモリといったリソースを大量に消費します。

顔が歪む現象は、主にAIが人物と背景の境界線を正確に認識できず、処理が追いつかない場合に発生します。特に、PCのスペックが低い場合や、同時に多くのアプリケーションが動作している場合に、この問題が顕著になります。AI処理に十分なリソースが割り当てられないと、映像のレンダリングに遅延が生じ、結果として顔や体の映像が不自然に伸縮したり、歪んだりすることがあります。

お探しの解決策が見つからない場合は、こちらの「Teams/Outlookトラブル完全解決データベース」で他のエラー原因や解決策をチェックしてみてください。

Teams会議で顔が歪む問題のAI処理負荷軽減手順

Teams会議中に背景ぼかし機能を使用すると顔が歪む問題は、PCの処理負荷を軽減することで改善できます。以下の手順を順番に試してください。

  1. TeamsのAI処理設定を調整する
    新しいTeams(v2)では、AI処理の負荷を調整するオプションが提供されています。この設定を見直すことで、パフォーマンスと画質のバランスを最適化できます。
    1. Teamsを開き、画面右上のプロフィール写真をクリックします。
    2. 「設定」を選択します。
    3. 左側のメニューから「アプリ」を選択します。
    4. 「背景効果とアバター」セクションを探します。
    5. 「AI処理の最適化」またはそれに類するオプションがあれば、設定を「低」または「標準」に変更します。このオプションがない場合は、次の手順に進んでください。

    注意: 新しいTeams(v2)と従来Teamsでは、設定画面の構成が異なる場合があります。新しいTeamsでは、AI処理の最適化に関する直接的な設定項目がない場合もあります。その場合は、PC全体のパフォーマンス設定に注力してください。

  2. Windowsの電源プランを「高パフォーマンス」に設定する
    PCの処理能力は、電源プランの設定に影響されます。「省電力」モードではCPUの動作クロックが抑えられ、パフォーマンスが低下します。会議中は「高パフォーマンス」に設定することで、PCの能力を最大限に引き出せます。
    1. Windowsの検索バーに「電源プラン」と入力し、「電源プランの編集」を選択します。
    2. 「電源プランの選択またはカスタマイズ」画面が表示されたら、「高パフォーマンス」を選択します。
    3. 「変更」ボタンをクリックして設定を保存します。

    補足: 「高パフォーマンス」プランはバッテリー消費が増加するため、ノートPCの場合はACアダプターに接続して使用することをお勧めします。

  3. Windowsの視覚効果を調整する
    Windowsの見た目を滑らかにするための視覚効果は、PCのリソースを消費します。これらの効果を無効にすることで、処理負荷を軽減できます。
    1. Windowsの検索バーに「パフォーマンス」と入力し、「パフォーマンス情報の調整」を選択します。
    2. 「パフォーマンスオプション」ウィンドウが開いたら、「視覚効果」タブを選択します。
    3. 「カスタム」を選択し、必要のない視覚効果のチェックを外します。特に「アニメーション」や「ウィンドウの内容をドラッグ中に表示する」などは、効果が大きい場合があります。
    4. 「適用」をクリックし、「OK」をクリックして閉じます。

    注意: 視覚効果を減らすと、Windowsの見た目が簡素になります。

  4. Teams以外の不要なアプリケーションを終了する
    Teams会議中に他のアプリケーションがバックグラウンドで動作していると、CPUやメモリを消費し、Teamsの処理に影響が出ます。会議中は、使用しないアプリケーションをすべて終了させてください。
    1. タスクバーの右端にある通知領域(システムトレイ)を確認し、常駐している不要なアイコンを右クリックして「終了」または「閉じる」を選択します。
    2. タスクマネージャーを開き(Ctrl+Shift+Escキーを同時に押す)、CPUやメモリを多く消費している不要なプロセスがあれば、それを選択して「タスクの終了」をクリックします。

    補足: Webブラウザで多数のタブを開いている場合も、リソースを消費します。不要なタブは閉じておきましょう。

  5. Teamsクライアントを最新バージョンに更新する
    MicrosoftはTeamsのパフォーマンス改善やバグ修正を継続的に行っています。常に最新バージョンを使用することで、問題が解決される可能性があります。
    1. Teamsを開き、画面右上のプロフィール写真をクリックします。
    2. 「更新プログラムの確認」を選択します。
    3. 更新プログラムがあれば、自動的にダウンロードとインストールが行われます。完了後、Teamsを再起動してください。

    補足: 組織によっては、自動更新が無効になっている場合があります。その際は、IT管理者にご確認ください。

  6. Web会議の解像度を下げる(新しいTeams v2の場合)
    新しいTeams(v2)では、会議のビデオ解像度を調整するオプションがあります。解像度を下げることで、AI処理の負荷を軽減できます。
    1. Teams会議中に、画面上部のコントロールバーにある「…」(その他の操作)をクリックします。
    2. 「設定」を選択します。
    3. 「デバイス」設定画面で、「ビデオ」セクションにある「ビデオ解像度」の項目を探します。
    4. 解像度を「標準」や「低」など、より低い設定に変更します。

    注意: 解像度を下げると、ビデオの画質は低下します。

TeamsのAI処理設定で顔が歪む場合の対処法

上記の手順を試しても顔の歪みが改善しない場合、AI処理に関する別の原因や、より詳細な確認事項があります。

背景ぼかし機能のAI処理が不安定な場合

AI処理が不安定になる原因として、PCのハードウェアリソース不足以外に、グラフィックドライバーの問題が考えられます。グラフィックドライバーが古い、または破損していると、映像処理に悪影響を及ぼすことがあります。

  1. グラフィックドライバーの更新
    お使いのPCに搭載されているグラフィックボード(NVIDIA、AMD、Intelなど)のメーカーサイトにアクセスし、最新のドライバーをダウンロードしてインストールしてください。
    1. PCのモデル名やグラフィックボードの型番を調べます。
    2. メーカーサイトで対応するドライバーを検索し、ダウンロードします。
    3. ダウンロードしたインストーラーを実行し、画面の指示に従ってインストールを完了させます。
    4. インストール完了後、PCを再起動してください。

    補足: Windows Updateでもグラフィックドライバーが更新されることがありますが、メーカー公式サイトからの直接ダウンロードが最も確実です。

背景ぼかし機能自体が利用できない場合

顔が歪む以前に、背景ぼかし機能が選択肢に表示されない、または選択しても無効になる場合は、PCのハードウェア要件を満たしていない可能性があります。Teamsでは、背景効果を使用するために一定以上のCPU性能とメモリ容量が推奨されています。

  1. Teamsのハードウェア要件の確認
    Microsoftの公式ドキュメントで、Teamsの背景効果機能を利用するための最小システム要件を確認してください。一般的に、以下のスペックが目安となります。
    • CPU: 4コア、2.0 GHz以上 (Intel Core i3/i5/i7、AMD Ryzen 3/5/7など)
    • メモリ: 8GB以上
    • GPU: DirectX 9.0cに対応したGPU

    補足: これらの要件を満たしていても、他のアプリケーションの動作状況によってはパフォーマンスが低下することがあります。

  2. IT管理者への確認
    組織のIT管理者によっては、セキュリティポリシーやリソース管理の観点から、一部の機能(背景効果など)の利用を制限している場合があります。機能が利用できない、または予期せぬ動作をする場合は、IT管理者に問い合わせてみてください。
    1. 社内ヘルプデスクやITサポート窓口に連絡します。
    2. Teamsのバージョン、発生している現象、試した手順を具体的に伝えます。

    補足: テナント設定によっては、利用できる機能が異なる場合があります。

新しいTeams (v2) と従来Teamsの違いによる影響

新しいTeams(v2)は、パフォーマンスと効率性を向上させるために再設計されています。しかし、古いPC環境では、新しいTeamsの方がリソースを多く消費する可能性も指摘されています。逆に、最適化が進んだことで、従来Teamsよりもスムーズに動作するケースもあります。

  1. 新しいTeams (v2) のパフォーマンス
    新しいTeamsは、Edge WebView2ランタイムを利用しており、これによりパフォーマンスの向上が期待されています。しかし、PCのスペックによっては、従来Teamsよりも起動が遅くなったり、動作が重くなったりする場合があります。
    1. もし新しいTeamsで問題が発生している場合、一時的に従来Teamsに戻して動作を確認することも有効です。
    2. 従来Teamsに戻すには、新しいTeamsの設定画面から「新しいTeamsを有効にする」のチェックを外します。(このオプションは将来的に削除される可能性があります。)

    補足: 新しいTeamsは現在も開発が進んでおり、今後のアップデートでパフォーマンスがさらに改善される可能性があります。

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新しいTeamsと従来Teamsの比較

新しいTeams(v2)は、パフォーマンス、セキュリティ、管理性の向上を目指して開発されました。従来Teamsと比較すると、いくつかの違いがあります。

項目 新しいTeams (v2) 従来Teams
基盤技術 Edge WebView2ランタイム Electronフレームワーク
パフォーマンス 最適化により高速化・軽量化 (PC環境による) リソース消費が大きい傾向
UI/UX よりモダンで統一されたデザイン 従来のUI
機能 一部機能は後日追加予定、AI機能の統合強化 長年蓄積された豊富な機能
リソース消費 最適化により低減傾向 (PC環境による) 比較的多め

新しいTeamsは、特にリソース消費の面で改善が期待されていますが、ご使用のPC環境によっては、従来Teamsの方が快適に動作する場合もあります。顔の歪み問題が発生している場合は、どちらのバージョンで問題が起きやすいかを確認することも、原因特定の手がかりになります。

まとめ

Microsoft Teams会議で背景ぼかし機能使用時に顔が歪む問題は、PCの処理負荷が原因であることが多いです。

この記事で紹介したTeamsのAI処理設定の調整、Windowsのパフォーマンス設定見直し、不要なアプリケーションの終了、グラフィックドライバーの更新といった手順を試すことで、問題の多くは解決できます。

これらの最適化を行い、Teams会議での背景ぼかし機能を快適にご利用ください。

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この記事の監修者
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超解決 リモートワーク研究班

Microsoft 365の導入・保守を専門とするエンジニアグループ。通信障害やサインイン不具合など、ビジネスインフラのトラブル対応に精通しています。