Microsoft Teams会議の録画が1時間で自動的に停止してしまうという問題に直面していませんか?大切な会議の議論が途中で途切れてしまい、後から確認できないのは困ります。この制限は、Teamsの標準設定によるものです。この記事では、Teams会議の録画時間が1時間で切れる原因と、その制限を解除して長時間録画を行うための具体的な設定方法を解説します。長時間の研修やセミナー、重要な打ち合わせを最後まで漏れなく録画できるようになりましょう。
【要点】Teams会議の長時間録画設定
- 会議ポリシーの変更: Teams管理センターで会議ポリシーの録画時間制限を無効化または延長する設定を説明します。
- テナント全体の録画時間制限: Microsoft 365の全体設定で録画時間の上限が設定されている場合の確認方法と変更手順を解説します。
- 新しいTeams(v2)での確認方法: 新しいTeamsクライアントでの録画開始・停止操作と、長時間録画設定の確認方法について触れます。
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目次
Teams会議の録画時間制限の背景と原因
Microsoft Teams会議の録画がデフォルトで1時間で停止するのは、主にストレージ容量の管理とシステムリソースの効率的な利用が目的です。会議の録画データは、OneDrive for BusinessまたはSharePointに保存されます。長時間の録画は、これらのストレージに大きな負荷をかけ、組織全体の容量を圧迫する可能性があります。また、リアルタイムでのエンコード処理には相応のコンピューティングパワーが必要です。これらのリソースを無限に確保することは難しいため、一定の制限が設けられています。
特に、管理者設定によっては、組織全体で録画時間のmaxlen(最大長)が設定されている場合があります。この設定が1時間になっていると、個別のユーザー設定を変更しても、組織全体のポリシーによって録画が1時間で停止します。したがって、長時間録画を可能にするには、組織のTeams管理者による設定変更が不可欠です。
Teams会議の長時間録画を許可する設定手順
Teams会議で1時間以上の録画を行うには、Microsoft Teams管理センターで会議ポリシーの設定を変更する必要があります。この設定は、Teamsの管理者権限を持つユーザーのみが行えます。
1. Teams管理センターへのアクセス
まず、WebブラウザでMicrosoft Teams管理センターにアクセスします。管理者アカウントでサインインしてください。
- Teams管理センターにサインインする
Webブラウザを開き、「admin.teams.microsoft.com」にアクセスします。 - 管理者アカウントでログインする
組織のTeams管理者アカウントの資格情報を使用してサインインします。
2. 会議ポリシーの確認と変更
次に、録画時間に関するポリシー設定を確認し、必要に応じて変更します。通常、「会議」メニューの下にある「会議ポリシー」から設定を行います。
- 会議ポリシーを選択する
管理センターの左側メニューから「会議」を展開し、「会議ポリシー」をクリックします。 - 既存のポリシーを選択または新規作成する
組織全体に適用されているグローバル(組織全体)ポリシーを確認するか、特定のユーザーグループに適用したい場合は新しいポリシーを作成します。一般的には、既存のポリシーを編集するのが効率的です。 - 録画設定項目を探す
ポリシー設定画面で、「録画と文字起こし」またはそれに類する項目を探します。 - 録画時間制限の設定を変更する
「会議の録画時間制限」または「最大録画時間」といった設定項目を見つけます。ここで、デフォルトの「60分」から、より長い時間(例: 180分、240分、または制限なし)に変更します。組織の要件に合わせて適切な時間を設定してください。多くの組織では、上限を撤廃するか、十分な長さに設定します。 - 設定を保存する
変更が完了したら、「保存」ボタンをクリックして設定を適用します。
ポリシーの変更は、組織全体に反映されるまでに時間がかかる場合があります(通常は数時間以内ですが、最大24時間かかることもあります)。
3. ユーザーへのポリシー割り当て
グローバルポリシーではなく、特定のユーザーにのみ長時間録画を許可したい場合は、新しいポリシーを作成し、そのポリシーを対象ユーザーに割り当てる必要があります。
- 新しいポリシーを作成する
「会議ポリシー」画面で「ポリシーの追加」をクリックし、ポリシー名(例: LongRecordingPolicy)を入力します。 - 録画時間制限を設定する
作成したポリシーの編集画面で、上記の手順2と同様に録画時間制限を無効化または延長します。 - ユーザーにポリシーを割り当てる
左側メニューから「ユーザー」を選択し、ポリシーを適用したいユーザーを見つけます。ユーザー名をクリックし、「ポリシー」タブを選択して、作成した新しいポリシーを割り当てます。
ユーザーへのポリシー割り当て変更も、反映に時間がかかることがあります。
新しいTeams(v2)での録画操作と確認
新しいTeamsクライアント(v2)でも、基本的な録画の開始・停止操作は従来通りです。会議中に画面上部または下部にある「…」メニュー(その他の操作)から「録画と文字起こし」を選択し、「録画を開始」をクリックします。録画を停止したい場合は、同じメニューから「録画と文字起こし」を選択し、「録画を停止」をクリックします。
新しいTeams v2では、管理者が設定したポリシーが自動的に適用されるため、ユーザー側で特別な操作は必要ありません。もし1時間以上録画できない場合は、前述のTeams管理センターでの設定を確認してもらう必要があります。録画された会議のファイルは、会議の主催者または録画を開始したユーザーのOneDrive for Business(個人会議の場合)またはSharePointサイト(チャネル会議の場合)に保存されます。
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長時間録画における注意点と制限事項
Teams会議の録画時間制限を解除しても、いくつかの注意点と制限事項があります。これらを理解しておかないと、予期せぬ問題に直面する可能性があります。
1. ストレージ容量の確認
長時間録画を行うと、保存されるデータ量が膨大になります。組織のOneDrive for BusinessやSharePointのストレージ容量が十分にあるかを確認してください。容量不足になると、新しい録画データが保存できなくなります。管理者は、組織全体のストレージ使用状況をAzure Active Directory(Azure AD)ポータルやSharePoint管理センターで監視する必要があります。
2. サーバー側の最大録画時間
会議ポリシーで録画時間制限を無効化しても、Microsoft側のサーバーサイドで技術的な最大録画時間が設定されている場合があります。一般的には、4時間や8時間といった具体的な上限が設けられていることが多いですが、これはMicrosoftの仕様変更により変動する可能性があります。非常に長時間の会議(例: 24時間以上)を連続して録画することは、現実的に難しい場合が多いです。
もし、4時間以上の録画が必要な場合は、会議を分割して録画し、後で結合するなどの工夫が必要になることがあります。または、Teamsの録画機能ではなく、外部の録画ツールを検討することも選択肢となります。
3. ネットワーク環境とPCのパフォーマンス
長時間にわたる会議の録画は、安定したネットワーク接続とPCのパフォーマンスを必要とします。録画処理はPCのリソース(CPU、メモリ)を消費するため、PCのスペックが低い場合や、同時に他の重いアプリケーションを実行している場合は、録画が途中で停止したり、映像や音声が乱れたりする可能性があります。会議の主催者または録画担当者は、会議開始前に不要なアプリケーションを終了し、安定したネットワーク環境を確保することが推奨されます。
4. 録画の保存場所と共有方法
会議の録画ファイルは、主催者のOneDrive for BusinessまたはSharePointに保存されます。録画が完了すると、参加者全員に通知が届き、リンクからアクセスできるようになります。しかし、ファイルサイズが非常に大きくなるため、共有やダウンロードに時間がかかることがあります。必要に応じて、TeamsチャネルやSharePointサイトにファイルを移動させ、アクセス権限を適切に管理することが重要です。
5. 管理者権限の必要性
前述したように、会議ポリシーの変更にはTeams管理者権限が必要です。もしあなたが一般ユーザーで、会議の録画時間を延長したい場合は、組織のIT管理者またはTeams管理者に相談してください。管理者は、組織全体のポリシーとして長時間録画を許可するかどうかを判断します。
Mac版・モバイル版・Web版での違い
Teamsの録画機能は、基本的な操作感はどのプラットフォームでも似ていますが、設定の変更や一部の機能においては違いが見られることがあります。
Mac版Teams: Mac版Teamsでも、会議中の録画開始・停止操作はWindows版と同様です。ただし、管理者が設定した会議ポリシーが適用されるため、長時間録画ができない場合は、Mac版であっても管理者によるTeams管理センターでの設定変更が必要です。
モバイル版Teams: スマートフォンやタブレットでTeams会議に参加している場合、会議の主催者または発表者権限を持つユーザーは、モバイルアプリから会議の録画を開始・停止できます。しかし、モバイルアプリから直接「会議ポリシー」を変更する機能はありません。長時間録画ができない場合は、PC版TeamsまたはWeb版Teamsから管理者が設定を行う必要があります。
Web版Teams: WebブラウザでTeams会議に参加している場合も、録画の開始・停止操作は可能です。新しいTeams v2では、Web版でもデスクトップアプリとほぼ同等の機能が提供されています。長時間録画に関する制限も、デスクトップアプリと同様に、管理者がTeams管理センターで設定したポリシーに依存します。
いずれのプラットフォームを利用している場合でも、長時間録画の可否は、組織のTeams管理者が設定した会議ポリシーに依存する点を理解しておくことが重要です。
まとめ
この記事では、Microsoft Teams会議の録画が1時間で停止してしまう問題を解決するために、Teams管理センターでの会議ポリシー変更による長時間録画設定方法を解説しました。管理者は、組織のニーズに合わせて録画時間制限を無効化または延長することで、長時間の会議も最後まで漏れなく録画できるようになります。長時間録画を行う際は、ストレージ容量、サーバー側の制限、ネットワーク環境にも注意が必要です。次に、IT管理者にTeams管理センターでの会議ポリシー設定変更を依頼し、長時間の会議録画を試してみてください。
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超解決 リモートワーク研究班
Microsoft 365の導入・保守を専門とするエンジニアグループ。通信障害やサインイン不具合など、ビジネスインフラのトラブル対応に精通しています。
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