【Teams】会議中に画面共有のフレームレートが落ちる時のネット環境改善

【Teams】会議中に画面共有のフレームレートが落ちる時のネット環境改善
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Microsoft Teamsの会議で画面共有を行う際、フレームレートが急に低下して動画やアニメーションがカクカクになることがあります。この問題はネットワーク環境が原因であることが多く、適切な対策で改善できるケースが大半です。本記事では、Teamsの画面共有でフレームレートが落ちる原因と、ネットワーク環境を改善する具体的な手順を詳しく解説します。

【要点】画面共有フレームレート改善のポイント

  • 有線接続への切り替え: Wi-Fiから有線LANに変更するだけで、フレームレートが安定しやすくなります。
  • 帯域幅の確保: 画面共有中は他の大容量通信(動画視聴・ファイルダウンロード)を停止してください。
  • Teamsの自動調整機能: ネットワーク状況に応じて画質を下げる設定が有効です。手動で変更しない方が良いです。
  • VPNの一時切断: 社内ポリシーで許可される場合は、画面共有中だけVPNを切って試します。
  • 管理者によるQoS設定: IT管理者がTeamsのトラフィックを優先するQoSポリシーを適用すると効果的です。

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なぜ画面共有のフレームレートが低下するのか

Teamsの画面共有は、送信側のPC画面をリアルタイムでエンコードし、相手に届けます。この処理には十分な帯域幅と安定したレイテンシが必要です。一般的に、スムーズな画面共有には下り・上りともに1.5Mbps以上の帯域が推奨されています。しかし、Wi-Fiの電波干渉や帯域幅の不足、VPNによるオーバーヘッドが原因でフレームレートが低下することがよくあります。具体例として、自宅のWi-Fiが電子レンジや隣家の電波と干渉するパターン、テレワーク中に家族が4K動画を視聴しながら会議に参加するパターン、会社のVPN経由でTeamsを使うとレイテンシが増大するパターンが挙げられます。また、Teamsの画面共有ではデフォルトで動的なビットレート調整が行われますが、ネットワークが不安定だとフレームレートが数fpsまで低下し、スライドの切り替えすら遅延することがあります。

お探しの解決策が見つからない場合は、こちらの「Teams/Outlookトラブル完全解決データベース」で他のエラー原因や解決策をチェックしてみてください。

ネット環境を改善する具体的な手順

  1. ネットワーク接続を有線に変更する: 可能なら、PCをLANケーブルでルーターに直接接続します。Wi-Fiと比較して電波干渉がなく、安定した通信が可能です。会社のオフィスでは執務室の有線ポートを利用し、自宅ではモバイルWi-Fiではなく固定回線のLANポートを使いましょう。
  2. 他のアプリケーションの帯域消費を抑える: 画面共有中は、ブラウザのタブやクラウド同期(OneDrive・Dropboxなど)を一時停止します。特に動画ストリーミング(YouTube・Netflix)や大容量ファイルのアップロード・ダウンロードは避けてください。タスクマネージャーでネットワーク使用率が高いプロセスを確認し、不要なものを終了します。
  3. Teamsのビデオ品質設定を確認する: Teamsアプリの「設定」→「デバイス」→「カメラ」で、解像度やフレームレートの制限がかかっていないか確認します。ただし、Teamsは自動的にネットワークに合わせて調整するため、ユーザーが手動で変更することは推奨されません。管理者がポリシーで固定している場合は、IT部門に相談してください。
  4. VPNを一時的に切断する: 社外から社内ネットワークに接続している場合、VPNが原因でパケットロスやレイテンシが増えることがあります。会議中のみVPNをオフにして、直接インターネットに接続できるか試します。ただし、セキュリティポリシーに違反しないか事前に確認が必要です。
  5. ルーターやモデムを再起動する: ネットワーク機器の長期稼働によりバッファが詰まり、パフォーマンスが低下することがあります。ルーターとモデムの電源を切り、1分待ってから再起動してください。これだけで改善するケースが多いです。
  6. Wi-Fiのチャンネルや周波数帯を変更する: 自宅のWi-Fiが混雑している場合、2.4GHzから5GHzに切り替えるか、ルーターの管理画面から空いているチャンネルを選択します。周辺のWi-Fi状況はスマホアプリ(Wi-Fi Analyzerなど)で確認できます。
  7. ネットワークのQoS設定を適用する: 会社のIT管理者は、Microsoft Teamsのトラフィックを優先するQoS(Quality of Service)ポリシーをルーターやファイアウォールに設定できます。Teamsではポート範囲3478-3481(UDP)が使用されるため、これらのポートに優先度を割り当てると効果的です。

よくある失敗パターンと正しい対処

Wi-Fiの電波干渉を見落とす

多くのユーザーが、自宅Wi-Fiは問題ないと思い込んでいます。実際には、電子レンジやBluetooth機器、隣家のWi-Fiなどが同じチャンネルを使用していると、電波干渉が発生します。具体例として、キッチンで電子レンジを使いながら会議に参加したところ、画面共有が固まるという症状が報告されています。この場合、5GHz帯に切り替えるか、電子レンジを使用しないタイミングに会議を設定すると改善します。

VPNを常時接続したまま画面共有をする

社外から接続する際、VPNは必須と思われがちですが、TeamsのトラフィックはVPNを経由させずに直接インターネットに出る方が効率的です。多くの企業では、Teamsのトラフィックをバイパスする設定(スプリットトンネリング)が推奨されています。しかし、IT部門が許可していない場合、VPN切断はポリシー違反となる可能性があります。事前に相談してスプリットトンネリングを有効にしてもらうか、Teams専用の設定を依頼しましょう。

画面共有の解像度を手動で高画質に設定する

Teamsの設定には「画面共有の解像度」を選択する項目がありますが、これを「高画質」に固定すると、ネットワークが不安定な場合にフレームレートが極端に低下します。Teamsは本来、ネットワーク状況に応じて自動的に画質を調整します。手動設定はむしろ逆効果です。初期値の「自動」のままにするか、もし変更した場合は元に戻しましょう。管理者がポリシーで強制している場合は、IT部門に調整を依頼します。

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ネットワーク速度と画面共有品質の比較表

ネットワーク状況 推奨される画面共有品質 実際に期待できるフレームレート
有線LAN(100Mbps以上) フルHD(1080p)・最大30fps 安定して24〜30fps
Wi-Fi 5GHz(十分な電波強度) HD(720p)・最大15fps 状況により10〜25fps(変動あり)
Wi-Fi 2.4GHz(混雑環境) 標準(480p)・最大10fps 5〜15fps(頻繁に低下)
VPN経由(インターネット経由) 標準(480p)・最大10fps 5〜12fps(レイテンシ依存)

画面共有フレームレートに関するFAQ

Q1: 現在の画面共有のフレームレートを確認する方法はありますか?

Teamsには画面共有のフレームレートを表示する機能は標準で備わっていません。しかし、WindowsのタスクマネージャーでTeamsのプロセスを選択し、パフォーマンスタブのGPU使用率やネットワーク使用率を確認すると、間接的に負荷を推測できます。また、第三者ツール(OBS Studioなど)の表示を使用する方法もありますが、会議中の追加負荷に注意してください。

Q2: 会社のネットワークポリシーで変更できない場合、どうすれば良いですか?

その場合は、まずIT部門に現在の問題を報告しましょう。Teamsのトラフィックを優先するQoS設定や、スプリットトンネリングの有効化を依頼できます。また、画面共有ではなく「PowerPoint Live」などの代替機能を使うと、データ転送量が少なくなる場合があります。PowerPoint LiveはTeamsに統合されており、通常の画面共有よりも帯域消費が少ないです。

Q3: 画面共有中にネットワークが不安定になったら、自動的に画質が変わりますか?

はい、Teamsはネットワークの可用帯域を検出し、動的にビットレートとフレームレートを調整します。ただし、極端なパケットロスが発生している場合、画質低下だけではカバーできず、フリーズや切断に至ることがあります。そのような場合は、前述の手順でネットワーク環境自体を改善することが優先されます。

まとめ

Teamsの画面共有フレームレート低下は、主にネットワークの不安定性が原因です。本記事で紹介した有線接続への切り替え、帯域幅の確保、VPNの最適化などを実践すれば、多くのケースで改善が期待できます。特に、Wi-Fiから有線LANへの変更は即効性が高いです。また、管理者がQoSを設定することで、組織全体のTeams品質が向上します。画面共有がカクカクして困ったときは、まずネットワーク環境を見直してみてください。関連サービスとして、Microsoft 365管理センターからTeamsの通話品質ダッシュボードを確認することも役立ちます。


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この記事の監修者
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超解決 リモートワーク研究班

Microsoft 365の導入・保守を専門とするエンジニアグループ。通信障害やサインイン不具合など、ビジネスインフラのトラブル対応に精通しています。

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