【緊急】ノートパソコンに水をこぼした!電源は?復活率を上げる正しい応急処置とNG行動マニュアル

作業中に手元が狂い、ノートパソコンのキーボードに水やお茶、コーヒーをこぼしてしまった。
この瞬間、頭が真っ白になるかもしれませんが、焦って電源を入れたり、データを確かめようとしたりするのは絶対にNGです。

パソコンの水没故障は、こぼした直後の「初動」で生死が決まります。
この記事では、PC修理の現場でも推奨される「最も生存率を高めるための応急処置手順」を、時間経過順に解説します。

🚨 今すぐやるべき緊急措置 3ステップ

  1. 【最優先】作業中のファイル保存は諦め、電源ボタンを長押し(5秒以上)して強制終了する。
  2. ACアダプタ(充電器)、マウス、USBメモリなど、つながっているケーブル類をすべて抜く
  3. 画面を開いたまま本体を逆さにし、タオル等の上に伏せて水を排出する。

※絶対に再起動してはいけません。通電した瞬間にショートして基盤が死にます。

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ステップ1:電源遮断と周辺機器の取り外し

水没事故において、最大の敵は「電気」です。水分が内部の電子回路に到達した状態で電気が流れると、ショート(短絡)が発生し、マザーボードやCPUといった重要部品が一瞬で破壊されます。

正しい強制終了の方法

Windowsのスタートメニューから「シャットダウン」を選んでいる余裕はありません。マウス操作中にショートする可能性があります。
キーボード右上の電源ボタンを「画面が消えるまで」押し続けてください

バッテリーの取り外し

最近の薄型ノートPC(SurfaceやMacBook、Ultrabookなど)はバッテリー内蔵型が多いため無理に外す必要はありませんが、背面のロックを外してバッテリーが取れるタイプのPCであれば、即座に取り外してください
これでパソコン内部への電力供給を完全に絶つことができます。

ステップ2:水分のふき取りと排出

外側の水分を拭き取ります。ティッシュよりも吸水性の高いタオルや布を使用してください。

キーボード面を下に向ける

パソコンを通常通りに置いていると、重力で水がキーボードの隙間から奥(マザーボード)へと侵入していきます。
画面を最大限に開き、キーボードの面が真下(地面)に向くようにして、乾いたタオルの上に伏せて置きます。

この「逆V字」または「伏せ」の状態を維持することで、内部への浸水を防ぎ、重力を使って水分をキーの外へ排出します。

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ステップ3:【重要】乾燥時間の目安は「最低48時間」

ここが最も我慢が必要なポイントです。「もう乾いたかな?」と思って数時間で電源を入れてしまい、その瞬間にトドメを刺してしまうケースが後を絶ちません。

内部に入り込んだ水分は、簡単には蒸発しません。以下の目安を参考に、風通しの良い日陰で乾燥させてください。

こぼした量 乾燥時間の目安 推奨アクション
数滴〜小さじ1杯 24時間以上 自然乾燥で復旧する可能性大
コップ半分程度 48時間〜72時間 扇風機の風を当て続ける
コップ1杯以上 72時間以上 分解清掃が必要なレベル

絶対にやってはいけないNG行動(都市伝説の嘘)

ネット上には間違った対処法が散見されます。以下の行動は、故障を確定させるだけでなく、火災の原因にもなるため厳禁です。

❌ ドライヤーの「温風」で乾かす
キーボードや内部のパーツは熱に弱く、温風を当てると変形・溶解します。乾かすなら「冷風」か、扇風機の風にしてください。
❌ パソコンを激しく振る
水を切ろうとして振ると、逆に水分が内部の安全だったエリアにまで飛び散り、被害が拡大します。
❌ お米の中に埋める
スマホの対処法として有名ですが、PCではキーボードの隙間に米粒や粉が入り込み、接触不良や腐食の原因になります。絶対にやめてください。

「こぼした液体」による生存率の違い

ただの水であれば、完全に乾燥させれば復活する確率は高いです。しかし、不純物が含まれている液体の場合、乾燥しても成分が残り、後日腐食を引き起こします。

液体の種類 危険度 解説
水(水道水) カルキが含まれるが、乾燥のみで直るケースが多い。
お茶・コーヒー(無糖) カフェインや茶渋が基盤に残る。専門業者によるクリーニング推奨。
ジュース・酒・牛乳 激高 糖分や塩分を含むため、乾くとベタつき、急速に腐食(サビ)が進行する。数日後に必ず壊れるため、即修理が必要。
海水・味噌汁・ラーメン 絶望的 塩分は電気を通しやすく、一瞬でショートする。データ復旧も困難なレベル。

復活しなかった場合の修理費用相場

十分に乾燥させても電源が入らない、またはキーボードの一部が反応しない場合、修理が必要です。メーカー修理か、民間のPC修理業者かによって費用と日数が異なります。

  • メーカー修理: データは消去されることが基本。費用は高額(5万円〜)だが、保証期間内なら安くなる可能性あり(ただし水没は保証対象外のケースが多い)。
  • 民間修理業者: データは保護されることが多い。費用は比較的安い(2万円〜)。「水没洗浄処理」などのメニューがある。

もしパソコン自体は諦めても「中のデータだけは救出したい」という場合は、無理に通電させず、データ復旧専門業者に依頼するのが賢明です。

まとめ:焦らず「通電しない」ことが全て

ノートパソコンの水没事故における鉄則は以下の3点です。

  1. 強制終了(5秒長押し)
  2. 逆さにして排出
  3. 48時間以上の乾燥

この手順を守るだけで、パソコンの生存率は劇的に上がります。一刻も早い処置を行ってください。

この記事の監修者

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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。