【Windows】ドライバ導入中に互換性のある機器が見つからないと出る時の解消手順

【Windows】ドライバ導入中に互換性のある機器が見つからないと出る時の解消手順
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新しい周辺機器のドライバをインストールしようとした際、「互換性のある機器が見つかりません」というエラーメッセージが表示され、困っているビジネスマンの方も多いのではないでしょうか。

この問題は、ドライバのデジタル署名やデバイスの認識不良、またはドライバファイルの不一致が原因で発生することがあります。

この記事では、そのようなドライバ導入時のトラブルを解決するための具体的な手順を解説します。

手順に従って操作すれば、ドライバのインストールが正常に完了し、機器を業務で利用できるようになります。

【要点】ドライバの互換性エラーを解決するための主要なアプローチ

  • ドライバ署名の強制適用を一時的に無効にする: Windowsが要求するデジタル署名がないドライバでもインストールを試せるようにする対策です。
  • デバイスマネージャーからドライバを手動で更新する: 特定のドライバファイルを直接指定し、強制的にインストールを試みる手順です。
  • 互換モードでインストーラーを実行する: ドライバインストーラーの実行ファイルを古いWindowsバージョン向けとして動作させ、互換性の問題を回避します。

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「互換性のある機器が見つからない」エラーが発生する主な原因

ドライバ導入中に「互換性のある機器が見つかりません」というエラーが表示される原因は複数考えられます。

これらの原因を理解することで、適切な対処法を選択できます。

ドライバ署名の問題

Windowsはシステムの安定性とセキュリティを確保するため、デジタル署名されたドライバのみを推奨しています。

署名がないドライバや、署名が破損しているドライバをインストールしようとすると、このエラーメッセージが表示されることがあります。

特に古い周辺機器や特殊なデバイスのドライバで発生しやすい問題です。

ドライバファイルの不一致

ダウンロードしたドライバファイルが、お使いのWindowsのバージョンやビット数、またはデバイスの正確なモデルと合致していない場合もエラーの原因となります。

例えば、Windows 10用のドライバをWindows 11で使おうとしたり、32ビット版のドライバを64ビット版のOSにインストールしようとしたりするケースです。

デバイスの認識不良

ドライバをインストールする前に、Windowsが物理的にデバイスを認識していない状態も考えられます。

USBポートの故障、接続ケーブルの断線、デバイスの電源が入っていない、またはデバイス自体が故障しているといった物理的な問題が原因となることがあります。

以前のドライバの残留

以前に同じデバイスのドライバをインストールし、完全に削除されずにシステムに残っている場合、新しいドライバのインストールを妨げることがあります。

ドライバのアンインストールが不完全だった際に、この問題が発生しやすくなります。

ドライバ導入時の「互換性のある機器が見つからない」エラー解消手順

ここでは、ドライバの互換性エラーを解決するための具体的な操作手順を説明します。

上から順に試すことをおすすめします。

手順1: ドライバ署名の強制適用を一時的に無効にする

この方法は、デジタル署名されていないドライバのインストールを可能にします。

セキュリティリスクを伴うため、信頼できるソースから入手したドライバにのみ適用してください。

  1. 設定を開く
    WindowsキーとIキーを同時に押し、「設定」を開きます。
  2. 回復オプションへ進む
    左側のナビゲーションで「Windows Update」を選択し、「詳細オプション」をクリックします。
  3. 回復環境へアクセスする
    「回復」セクションを探し、「今すぐ再起動」をクリックします。
  4. トラブルシューティングを選択する
    PCが再起動し、Windows回復環境のメニューが表示されたら、「トラブルシューティング」を選択します。
  5. 詳細オプションに進む
    「詳細オプション」をクリックします。
  6. スタートアップ設定を開く
    「スタートアップ設定」を選択し、「再起動」ボタンをクリックします。
  7. ドライバ署名の強制を無効にする
    PCが再起動すると、スタートアップ設定のリストが表示されます。「7) ドライバ署名の強制を無効にする」に対応する数字キーを押します。
  8. ドライバをインストールする
    PCが通常起動したら、目的のドライバを再度インストールしてください。
  9. PCを再起動する
    ドライバのインストールが完了したら、PCを再起動します。これにより、ドライバ署名の強制適用が再度有効になります。

手順2: デバイスマネージャーからドライバを手動で更新する

インストーラーが正常に動作しない場合でも、デバイスマネージャーから直接ドライバファイルを指定してインストールできます。

  1. デバイスマネージャーを開く
    スタートボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を選択します。
  2. 対象デバイスを探す
    ドライバをインストールしたいデバイス、または「ほかのデバイス」の下に表示されている「不明なデバイス」を見つけます。
  3. ドライバの更新を開始する
    対象デバイスを右クリックし、「ドライバの更新」を選択します。
  4. 手動でドライバを検索する
    「ドライバを自動的に検索」ではなく、「コンピューターを参照してドライバーを検索」を選択します。
  5. 利用可能なドライバの一覧から選択する
    「コンピューター上の利用可能なドライバーの一覧から選択します」をクリックします。
  6. ドライバファイルを指定する
    「ディスク使用」ボタンをクリックし、ダウンロードしたドライバファイルに含まれる「.inf」ファイルを参照して選択します。
  7. インストールを完了する
    画面の指示に従い、インストールを完了させます。

手順3: 互換モードでドライバインストーラーを実行する

古いバージョンのWindows向けに作成されたドライバインストーラーの場合、互換モードで実行することで問題が解決することがあります。

  1. インストーラーのプロパティを開く
    ダウンロードしたドライバインストーラーの実行ファイル(通常は.exeファイル)を右クリックし、「プロパティ」を選択します。
  2. 互換性タブに移動する
    開いたプロパティウィンドウで「互換性」タブをクリックします。
  3. 互換モードを設定する
    「互換モードでこのプログラムを実行する」のチェックボックスをオンにします。
  4. Windowsバージョンを選択する
    ドロップダウンリストから、そのドライバが対応している可能性のある以前のWindowsバージョン(例: Windows 8、Windows 7)を選択します。
  5. 設定を適用してインストーラーを実行する
    「適用」をクリックし、「OK」でウィンドウを閉じます。その後、インストーラーを再度実行してください。

手順4: 以前のドライバを完全に削除してから再インストールする

以前のドライバの残骸が原因で新しいドライバのインストールが妨げられている場合、既存のドライバを完全に削除してから再試行します。

  1. デバイスマネージャーを開く
    スタートボタンを右クリックし、「デバイスマネージャー」を選択します。
  2. 対象デバイスをアンインストールする
    ドライバをアンインストールしたいデバイスを右クリックし、「デバイスのアンインストール」を選択します。
  3. ドライバソフトウェアを削除する
    確認画面が表示されたら、「このデバイスのドライバーソフトウェアを削除します」のチェックボックスをオンにし、「アンインストール」をクリックします。
  4. PCを再起動する
    アンインストールが完了したら、PCを再起動します。
  5. 新しいドライバをインストールする
    PC起動後、改めて新しいドライバのインストールを試してください。

ドライバ導入時に注意すべき点と追加の対処法

ドライバのインストールはシステムに影響を与えるため、いくつかの注意点があります。

また、上記手順で解決しない場合の追加の対処法もご紹介します。

ドライバ署名の強制無効化でセキュリティリスクが高まる

ドライバ署名の強制適用を無効にする操作は、システムに署名のないドライバをインストールできるようにします。

これはマルウェアやシステムの不安定化につながる可能性があり、セキュリティリスクが増大します。

信頼できる製造元の公式サイトからダウンロードしたドライバのみを使用し、インストール後は必ずPCを再起動して、署名強制を通常の状態に戻してください。

正しいドライバファイルが見つからない

デバイスのモデル名や製造元が正確でない場合や、お使いのWindowsバージョンに対応していない古いドライバを使用しようとすると、適切なドライバファイルが見つかりません。

対処法としては、デバイスの正確なモデル名と製造元を再確認してください。

製造元の公式サイトにアクセスし、お使いのWindows 11またはWindows 10に対応する最新のドライバをダウンロードすることが重要です。

また、32ビット版と64ビット版のOSを間違えないように注意が必要です。

デバイス自体が認識されていない

ドライバの問題ではなく、物理的にデバイスがWindowsによって認識されていないためにエラーが発生することがあります。

原因としては、USBポートの故障、接続ケーブルの断線、デバイスの電源が入っていない、デバイス自体の故障などが考えられます。

まずは以下の点を確認してください。

  1. 別のUSBポートを試す
    別のUSBポートにデバイスを接続し直してみてください。
  2. 別のケーブルを試す
    接続ケーブルに問題がないか、別のケーブルで試してください。
  3. デバイスの電源を確認する
    デバイスの電源が正しく入っているか確認してください。
  4. 別のPCでデバイスを試す
    可能であれば、別のPCにデバイスを接続して、デバイス自体が正常に動作するか確認してください。

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ドライバインストール方法の違い

ドライバのインストールにはいくつかの方法があり、それぞれ特徴が異なります。

状況に応じて最適な方法を選択することが重要です。

項目 Windows Updateによる自動インストール デバイスマネージャーからの手動インストール 製造元提供のインストーラーによるインストール
インストール方法 Windows Update経由で自動的に適用される ユーザーがデバイスマネージャーからドライバファイルを指定して適用 製造元が提供する専用の実行ファイルを起動して適用
メリット 手間がかからず、最新の安定版ドライバが提供されることが多い 特定のドライババージョンや署名なしドライバを強制的に適用できる ドライバだけでなく、ユーティリティソフトウェアなどもまとめてインストールできる
デメリット 最新ドライバの提供が遅れる場合がある、特定のドライバを選択できない 適切なドライバファイルを自分で見つける必要がある、専門知識が求められる インストーラーがWindowsのバージョンに対応していないとエラーになることがある
推奨される場面 一般的な周辺機器や、特に問題がない場合のドライバ更新 インストーラーでエラーが出る場合、特定のバージョンのドライバを適用したい場合 新しい周辺機器を初めて導入する際、付属のソフトウェアも利用したい場合

ドライバのインストール方法は、トラブル時の解決策としても役立ちます。

それぞれの方法の特性を理解し、適切に使い分けましょう。

まとめ

この記事では、Windowsでドライバ導入中に「互換性のある機器が見つかりません」というエラーが発生する原因と、その具体的な解消手順を解説しました。

ドライバ署名の強制適用を一時的に無効にしたり、デバイスマネージャーから手動でドライバファイルを指定したりすることで、多くの互換性問題を解決できます。

これらの手順を試すことで、お使いの周辺機器がWindowsで正しく動作するようになり、業務を円滑に進められるでしょう。

問題が解決しない場合は、今回解説した注意点や追加の対処法も参考に、デバイスやドライバの状況を再確認してみてください。

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この記事の監修者
✍️

超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。