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【Windows】リモートデスクトップで「資格情報は機能しませんでした」と出る時の確認手順

【Windows】リモートデスクトップで「資格情報は機能しませんでした」と出る時の確認手順
🛡️ 超解決

リモートデスクトップ接続を試みた際に「資格情報は機能しませんでした」というエラーメッセージが表示され、接続できない状況に遭遇したことはありませんか。このエラーは、パスワードの誤りだけでなく、認証方式やネットワーク環境、管理設定など複数の要因で発生します。本記事では、原因を段階的に切り分け、会社PCで安全に問題を解決するための具体的な手順を解説します。管理者への問い合わせ前に確認すべきポイントも網羅していますので、ぜひご活用ください。

【要点】この記事で確認すること

  • 最初に見る場所: 資格情報マネージャーとリモートデスクトップの認証設定
  • 切り分けの軸: 端末側(ローカルPC)の問題か、接続先サーバー側の問題か、ネットワークの問題か
  • 注意点: 会社PCではグループポリシーやセキュリティソフトの影響を受けるため、管理者の確認が必要な項目もある

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1. エラーの原因を理解する

「資格情報は機能しませんでした」というエラーは、Windowsのリモートデスクトップ接続において最も一般的なエラーのひとつです。原因は多岐にわたりますが、主なものは以下のとおりです。

  • パスワードの誤りや期限切れ: 接続先アカウントのパスワードが間違っている、または変更されてから保存された古い資格情報を使い続けている。
  • ネットワークレベル認証(NLA)の不整合: 接続元と接続先でNLAの設定が一致していない。
  • 資格情報マネージャーの破損: 保存された資格情報が壊れている、または複数の資格情報が競合している。
  • アカウントのロックアウト: 複数回のログイン失敗によりアカウントがロックされた。
  • グループポリシー制限: 組織のセキュリティポリシーで、特定の認証方式や資格情報の保存が禁止されている。
  • 時刻のずれ: 接続元と接続先の時刻が大幅にずれていると、Kerberos認証が失敗する。

これらの原因をひとつずつ確認していくことで、問題の特定と解決が可能です。

お探しの解決策が見つからない場合は、こちらの「Windowsトラブル完全解決データベース」で他のエラー原因や解決策をチェックしてみてください。

2. 最初に試すべき基本手順

以下の手順は、最も簡単かつ効果的な確認方法です。手順に沿って進めてください。

  1. 手動でパスワードを入力する: 保存された資格情報を削除して、毎回手動で正しいパスワードを入力します。接続前に「資格情報を保存する」のチェックを外しておくとよいでしょう。
  2. 資格情報マネージャーを確認する: コントロールパネル → ユーザーアカウント → 資格情報マネージャー → Windows資格情報 を開き、「リモートデスクトップ接続」に関連するエントリを削除します。削除後、再度接続を試みてください。
  3. 別のユーザーアカウントで試す: 接続先の管理者に、一時的に別のアカウントを作成してもらい、そのアカウントで接続できるか確認します。同じエラーが発生する場合は、アカウント固有の問題ではない可能性があります。
  4. 接続先のPCを再起動する: 接続先PCの一時的な不具合が原因の場合があります。可能であれば再起動を依頼してください。
  5. 接続元のPCを再起動する: 接続元のPCのネットワーク設定や認証キャッシュがリセットされます。

これらの基本手順で解決しない場合は、次の詳細確認に進んでください。

3. 状況別の詳細確認手順

3-1. ネットワークレベル認証(NLA)の確認

NLAは接続前に認証を要求するセキュリティ機能です。接続元と接続先で設定が一致しないとエラーが発生します。

  1. 接続元PCで「リモートデスクトップ接続」を開き、左下の「オプションの表示」をクリックします。
  2. 「詳細設定」タブを開き、「認証の設定」で「ネットワークレベル認証を使用してリモートデスクトップを実行しているコンピューターからのみ接続を許可する(推奨)」にチェックが入っていることを確認します。
  3. 接続先PCの「システムのプロパティ」→「リモート」タブで、同じ設定が有効になっていることを確認します(管理者のみ変更可能)。
  4. もしチェックが外れている場合は、管理者に相談して変更を依頼してください。

3-2. 資格情報マネージャーの詳細確認

保存された資格情報が破損している可能性があります。以下の手順でクリアしてください。

  1. 「コントロールパネル」→「ユーザーアカウント」→「資格情報マネージャー」を開きます。
  2. 「Windows資格情報」をクリックし、「リモートデスクトップ接続」に関連するエントリ(例:TERMSRV/ホスト名)をすべて削除します。
  3. 「汎用資格情報」も確認し、同様に削除します。
  4. 再度接続を試み、パスワードを新たに入力します。

3-3. グループポリシーの影響確認

会社PCではグループポリシーによって資格情報の保存や特定の認証方式が制限されている場合があります。管理者権限が必要なため、以下の点を管理者に確認してください。

  • 「ネットワークアクセス: 資格情報の保存を禁止」ポリシーが有効になっていないか。
  • 「リモートデスクトップ接続のネットワークレベル認証」ポリシーが構成されていないか。
  • 「資格情報の委任」に関するポリシーが制限されていないか。

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4. 管理者に確認すべき項目

上記の確認でも解決しない場合、管理者に以下の情報を伝えて調査を依頼してください。伝えるべき情報をまとめました。

確認項目 管理者に伝える内容
エラーの正確なメッセージ 「資格情報は機能しませんでした」の他に、拡張エラーコード(例:0x80070005)が表示される場合はそのコード。
接続先のホスト名とIPアドレス DNS名前解決が正しいか、IPアドレスが変更されていないか。
使用しているアカウント名 ドメインアカウントかローカルアカウントか、アカウントが有効か。
試した対処手順 資格情報マネージャーの削除、再起動、NLA設定確認などを実施済みであること。
クライアントOSとビルド番号 Windows 10/11のバージョンによっては既知の問題がある。

5. 失敗パターンとその対処法

実際によくある失敗パターンを紹介します。類似のケースに当てはまるか確認してください。

  • 保存された資格情報が古いまま: パスワードを変更した後、資格情報マネージャーが更新されずに古いパスワードを使い続けている。→ 資格情報マネージャーのエントリを削除し、新パスワードを入力。
  • 接続先がNLAを必須にしているが、クライアントが対応していない: 古いWindowsバージョンやRDPクライアントの設定でNLAがオフになっている。→ クライアント側でNLAを有効にする。
  • アカウントがロックアウトされている: 何度もログイン試行した結果、アカウントがロックされた。→ 管理者にロック解除を依頼、または一定時間待つ。
  • Kerberos認証の時刻ずれ: クライアントとサーバーの時刻差が5分以上あると認証失敗。→ 時刻同期を確認し、管理者にNTP設定を依頼。

6. よくある質問(FAQ)

Q1. このエラーが表示された場合、まず何をすればよいですか?

まずは資格情報マネージャーで保存されたエントリを削除し、手動でパスワードを入力して接続を試みてください。これで解決するケースが最も多いです。

Q2. パスワードは正しいのにエラーが出ます。なぜですか?

パスワードが正しくても、NLA設定の不一致やグループポリシー、アカウントのロックアウトが原因である可能性があります。上記の手順でNLAとアカウント状態を確認してください。

Q3. 管理者に連絡する前に自分でできることはありますか?

できます。基本的な手順(パスワード再入力、資格情報マネージャーのクリア、再起動)は自分で試せます。また、イベントビューアー(Windowsログ→セキュリティ)でエラーの詳細を確認し、ログを記録しておくと管理者に役立ちます。

7. まとめ

「資格情報は機能しませんでした」エラーの原因は、多くの場合、保存された古い資格情報やNLA設定の不整合です。まずは資格情報マネージャーのクリアと手動パスワード入力を試し、次にNLA設定を確認してください。それでも解決しない場合は、アカウントのロックやグループポリシーの影響が疑われるため、管理者に正確な情報を伝えて調査を依頼しましょう。日頃からパスワード変更後は資格情報を更新する習慣をつけることで、このエラーを予防できます。


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この記事の監修者
✍️

超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。

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