ワードで手順書や名簿を作成している際、項目の順番を示すために「①」や「②」といった丸で囲まれた数字を使いたい場面は非常に多いものです。しかし、パソコンのキーボードを隅々まで眺めても、丸付き数字のボタンは見当たりません。多くの初心者の方は、どこにこの記号が隠れているのか分からず、手作業で「(1)」と打って代用したり、図形の丸を上から重ねようとして形が崩れたりといった苦労をされています。特に困るのが、数字が「21」を超えたときです。通常の変換では出てこないため、ここで作業が止まってしまう大きなリスクがあります。本記事では、誰でも迷わずに丸付き数字を入力する標準的な手順と、21以上の大きな数字を綺麗に丸で囲むための具体的な手法を詳しく解説します。この操作を身につければ、書類の見た目が劇的に整い、読み手に配慮した素晴らしい資料をスムーズに完成させられるようになります。
【要点】丸付き数字を使いこなす3つの手法
- 「読み方」を入力して変換する: 1から20までは、いつも文字を打つときと同じ感覚で呼び出す手順を履行します。
- 「囲い文字」機能で21以上を作る: ワードに備わっている専用の道具を使い、どんな数字も一瞬で丸の中に組み込む手法を徹底します。
- 崩れた見た目を微調整する: 丸と数字の大きさが揃っていない不備を分析し、綺麗に整える手順を遵守します。
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目次
1. なぜ「20」までは簡単で「21」からは難しいのか
まず、パソコンが文字を扱う仕組みについて簡単に分析しましょう。理由を知ることで、なぜ特定の操作が必要になるのかが明確になります。
1-1. あらかじめ用意された「記号」の限界
パソコンの中には、あらかじめ「一つの文字」として登録されている記号のリストがあります。日本の一般的な文字入力の仕組み(IME)では、丸付き数字の「①」から「⑳」までは、漢字やカタカナと同じように「あらかじめ用意された一つの記号」として扱われます。そのため、普段の変換操作だけで簡単に画面に出すことができるのです。しかし、リストに入れられる数には限りがあるため、21以上の数字については、あらかじめ組み込まれた記号が存在しません。これが、21以上の数字を出そうとした際に行き詰まってしまう不具合の正体です。
1-2. ワードが持つ「重ね合わせ」の仕組み
21以上の丸付き数字を出すためには、記号を探すのではなく、ワードの「文字を重ねる」という仕組みを利用します。これは、数字という文字の上に、丸という図形の枠をぴったりと被せる特別な手順です。ワードはこの二つの要素を一つの塊として扱う機能を持っており、これを使うことで理論上はどんな数字であっても丸で囲むことが可能になります。この機能は、単なる入力ではなく「文字の加工」に近い手順であることを理解しておきましょう。
1-3. 見た目の不一致という大きなリスク
20までを記号で、21以上をワードの機能で作った場合、そのままでは丸の太さや数字の配置が微妙にズレてしまうことがあります。書類全体でこれらが混在すると、情報の整合性が取れていない不自然な印象を読み手に与える大きなリスクが生じます。最後の手順で見た目を揃える微調整を行うことが、プロフェッショナルな書類作りには欠かせない手法となります。
2. 1から20までの丸付き数字を出す標準的な手順
まずは、最も頻繁に使う1から20までの入力手順を確認しましょう。この手順はワード以外のソフトでも共通して使える基本的な手法です。
手順1:数字の「読み」をひらがなで入力する
キーボードのひらがな入力の状態で、例えば「いち」や「に」と打ち込みます。数字の1や2を直接叩くのではなく、あえて言葉として入力する手順が、記号を呼び出す近道となります。
手順2:「変換」ボタンを叩いてリストを出す
スペースキーを叩いて漢字変換を行います。一度で「①」が出ない場合は、もう一度スペースキーを叩いて、候補のリストを大きく広げてください。リストを詳しく調べると、漢字の「一」やカタカナの「イチ」に混じって「①」が現れる仕組みになっています。ここでマウスを使わず、矢印キーで選ぶのが停滞を取り除くコツです。
手順3:まとめて変換する手法を覚える
「1」と半角数字で打った後に、変換キー(またはスペースキー)を叩く手順でも丸付き数字は現れます。また、「まる」と打ち込んで変換すると、①から⑳までの候補がずらりと並ぶため、そこから好きな数字を分析して選び取ることも可能です。自分にとって最も迷いの少ない手順を一つ決めておきましょう。
3. 21以上の丸付き数字を作る具体的な操作手順
それでは、通常の変換では出てこない21以上の数字を、ワードの機能を使って作成する標準的な手順を解説します。
手順1:囲みたい数字を最初に入力しておく
ワードの画面上に、例えば「21」と普通に入力します。この時点ではまだ丸はありません。この数字が「囲まれる中身」であることを確認してください。
手順2:数字をマウスで正確に選ぶ
入力した「21」の上をマウスでなぞり、青い背景がついた状態(範囲選択)にします。一文字でも漏れると、仕組みが正しく動かない不備を招くため、慎重に選ぶ手順を履行しましょう。
手順3:画面上部の「囲い文字ボタン」を探す
ワードの一番上の「ホーム」タブを確認します。その中の「フォント」というグループ(文字の大きさを変える数字のすぐ近く)にある、「丸の中にアが書かれたアイコン」を見つけてください。これが「囲い文字」という名前の道具です。この場所を視覚的に分析しておくことが重要です。
手順4:設定の窓で「丸」を選んで確定する
アイコンをクリックすると、小さな窓が現れます。左側のリストから「文字のサイズを合わせる」を選択し、右側の「囲む記号」のリストから「○(丸)」を叩きます。最後に右下の「OK」ボタンを叩けば、画面上の数字がパッと丸で囲まれる仕組みが働きます。これで21以上の作成手順は完了です。
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4. 初心者が陥りやすいミスと除外すべきトラブル
丸付き数字を作成・使用する際に遭遇しやすい不適切な挙動と、その対処法をまとめました。
4-1. 丸が縦長に潰れてしまう不備
「21」のように二桁の数字を囲った際、丸が綺麗な円にならず、左右から押しつぶされたような楕円形になることがあります。これはワードが「文字を無理やり枠に押し込もうとしている」ために起こる不具合です。これを防ぐには、前述の窓で「外枠のサイズを合わせる」という項目を選んでみる手順を試してください。枠の大きさを文字に合わせることで、形の歪みというリスクを取り除くことができます。
4-2. 数字の大きさがバラバラになる不適切な見た目
記号として出した「①」と、機能で作った「㉑」を並べると、中の数字の太さが違って見えることがあります。書類全体の整合性を守るためには、手間はかかりますが、1から20までもすべて「囲い文字」の機能で作る手順を履行するのが最も確実な手法です。道具を一種類に絞ることで、不適切なバラツキをパージ(除去)できます。
4-3. 特定の場所だけ数字が浮いて見える不具合
囲い文字を作ると、その行だけが上下に少し広く空いてしまい、文章の行間がガタガタになることがあります。これは丸という大きな要素が組み込まれたことによる正常な仕組みですが、見た目を損なうノイズとなります。そのような時は、作成した文字を選んで「フォント」の詳細設定から「位置」をわずかに下げる手順を行うことで、周囲との調和を保つことが可能です。分析と修正の繰り返しが、美しい書類への近道です。
5. 比較:記号変換と「囲い文字」機能の違い一覧
それぞれの入力方法の特性を詳しく調べ、使い分けの基準を整理しましょう。
| 比較項目 | 読みを入力して変換 | 「囲い文字」機能を使用 |
|---|---|---|
| 入力可能な範囲 | 1から20まで(限定的) | 制限なし(三桁なども可能) |
| 操作の速さ | 極めて速い。いつもの文字入力。 | やや遅い。窓を開く手順が必要。 |
| 形の美しさ | 安定しているが変更不可。 | 不備が出やすいが微調整が可能。 |
| 互換性のリスク | 低い。どんなソフトでも映る。 | 高い。ワード以外では崩れる恐れ。 |
6. 応用:丸以外の形で数字を囲む高度な手順
この仕組みをマスターすると、丸以外の形も自由に扱えるようになります。例えば、四角の中に数字を入れたり、三角で目立たせたりする手順も全く同じ方法で履行可能です。
窓を開いた際の「囲む記号」のリストには、○以外にも□(四角)や△(三角)、◇(ひし形)が標準で備わっています。これらを適切に使い分けることで、「特に重要な項目は四角で囲む」といった、視覚的な整合性の高いルールを書類に組み込むことができます。また、中の数字だけを選んで太字にしたり、色を変えたりといった個別調整の手法も可能です。仕組みの根幹を詳しく分析し、自分なりのルールを組み上げることで、ワードの操作はさらに自由なものに変わっていきます。まずは「21」の作成から始め、徐々にこの表現の幅を広げる手順を自身の標準的な動作に取り入れてみてください。
7. まとめ:数字の「限界」を仕組みで超えていこう
ワードの丸付き数字入力の手順は、書類の整理整頓に欠かせない知恵です。本記事で解説した「20までの変換ルール」と「21以上の囲い文字手法」を自身の知識として定着させることで、数字の限界による不備や見た目の崩れというリスクを生活から完全に除外できるようになります。
正しい道具の使い方を知ることは、単なるスピードアップだけでなく、読み手に対して誠実な印象を与える書類を完成させる自信へと繋がります。今日から大きな数字を丸で囲む際は、焦って記号を探すのをやめて、落ち着いてホームタブの「ア」のボタンを頼ってみてください。その確実な分析と手順の積み重ねが、誰にとっても読みやすく、信頼される素晴らしい書類の完成へと繋がっていくはずです。
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