「きって」と打ちたいのに「きっって」になったり、途中で英字が残ったりするときは、まず入力したキーの数と、日本語入力の状態を確かめます。「っ」は、次に続く子音を重ねる方法と、単独で入力する方法を使い分けると直しやすくなります。
このルールを扱うのはWordそのものではなく、日本語入力システムのIMEです。WindowsのMicrosoft日本語IMEでローマ字入力を使っている場合を中心に説明します。
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1. 入力途中の英字と、確定した余分な「っ」を分ける
「きって」はkitteと入力できます。「ki」で「き」、続く「tte」で「って」になります。入力の途中では、次の母音を待つ英字が一時的に残ることがあります。その時点で誤入力と決めず、最後のeまで入力した結果を見ます。
【要点】正しく打てているかは、単語を最後まで入力した状態で確認します。画面上の下線や変換候補は、まだ文字を確定していない目印です。確定後に「きっって」と残ったなら、余分な「っ」が本当に一文字入っています。
IMEが「A」の半角英数字入力なら、kitteはそのまま英字になります。日本語を入力する場合は、入力欄をクリックしてから「あ」のひらがなモードを選びます。「あ」でもかな入力になっているとキーと文字の対応が違うため、ローマ字入力であることも確認してください。
文字が余分に増える症状と、文字の上下が重なって読めない症状は別です。後者は行間やフォントなどの配置の問題なので、キーを押し直す前に、文字数が増えたのか見た目だけの問題なのかを見分けます。
2. 単語の途中では、次の子音を重ねて打つ
「がっこう」ならgakkou、「きっぷ」ならkippuです。「っ」の直後に来る音の子音を一つ多く打ちます。次が「こ」ならk、次が「ぷ」ならpを重ねる、と考えると覚えやすくなります。
- 「きって」の最初の「き」を
kiで入力します。 - 続けて
tteを入力します。tは合計2回です。 - 画面が「きって」になったことを確認します。
- ひらがなのままならEnterで確定します。漢字にしたいならSpaceで候補を選んでから確定します。
tを3回打ってからeを押すと、余分な「っ」が入る原因になります。「っ」のためにtを2回、その後「て」のためにもう一度tを打つ、という数え方にしないことがポイントです。「tte」全体で「って」と覚えます。
「ざっし」にはzassi、「なっとう」にはnattouという入力例があります。ただし、何の文字でも重ねれば「っ」になるわけではありません。たとえばnには「ん」の入力ルールがあるため、子音を重ねる方法をすべてのキーへ機械的に当てはめないでください。
3. 「っ」だけならxtu・ltuなどで入力する
文末の「あっ」など、後ろに「こ」「て」といった音が続かない場合は、小さい「っ」を直接入力します。Microsoftのローマ字入力表ではxtuが示されています。Microsoft日本語IMEではltu、xtsu、ltsuという入力も使えます。
例えば「あっ」なら、aで「あ」を入力し、続けてxtuを打ちます。「あっ」が表示されたら確定します。xやlは日本語の単語の読みではなく、小さい文字を入力するための指定です。
「きって」をkixtuteと打つこともできます。「き」+「っ」+「て」に分ける方法なので、子音を重ねる方法が苦手ならこちらを使っても構いません。速さを優先して打ち方を混ぜるより、まず一語を正確に入力できる方法を選びます。
単独の「っ」を入れた後で、さらにtteと打つと「っ」が二つになります。kixtuteとkitteは別々の完成した打ち方です。「xtuでっを入れたら、続きはteだけ」と確認してください。
4. 余分な文字を直すときは確定前後を確認する
まだ入力途中なら、カーソルの位置を確認してBackspaceで不要な部分を戻し、打ち直します。変換候補を選んでいる途中では、Escで候補の選択を戻してから修正する方が分かりやすい場合があります。Escを連続で押すと入力自体を取り消す段階へ進むことがあるため、表示を見ながら一回ずつ操作します。
確定済みの「きっって」を直すなら、余分な「っ」だけを選択して削除するか、その単語だけを選び直してkitteと入力します。文全体を消す必要はありません。選択した状態で文字を入力すると選択範囲が置き換わるので、前後の語まで選んでいないかを確認します。
「きつて」のように大きい「つ」が入った場合は、該当の「つ」を「っ」に置き換えます。確定後の変換キーだけで必ず小さい「っ」へ直せるとは限りません。候補を探すより、対象を選んでxtuと打ち直す方が確実な場面もあります。
修正後は文章を一度読みます。「きって」と「きて」では意味が異なりますし、「ずっと」を直すつもりで「ずと」にしてしまう場合もあります。「っ」の個数だけでなく、前後の語が伝えたい内容になっているかを見てください。
5. 入力例を比べて、使う方法を一つ決める
| 入力したい文字 | キーの例 | 見直す箇所 |
|---|---|---|
| がっこう | gakkou | kを2回にする |
| きって | kitte | tを3回にしない |
| きっぷ | kippu | pを2回にする |
| っ | xtu / ltu | 単独で小さい文字にする |
| きって | kixtute | xtuの後はteにする |
表の英字は入力する順序を示すものです。キーの間に空白を入れる必要はありません。ローマ字入力では、キーに印刷されたひらがなではなく英字を見ます。かな入力を使いたい人は、同じキー列ではなく、かな入力の小さい文字の出し方を確認します。
最初は速く入力しようとせず、「ki」「tte」のまとまりを意識して打ちます。うまくいった入力方法を繰り返し、単独の「っ」が必要な場面だけxtuを使うと、二つの方法を混ぜてしまう失敗を減らせます。
6. 一度押したキーが二度入る場合は別の場所でも試す
正しいキー数で打っているのに「っ」が増える場合は、空の文書やメモ帳で同じ語をゆっくり入力します。さらに半角英数字の状態でkなどを一度ずつ押し、1回の操作で2文字入るかを確認します。これにより、ローマ字の組み立て方と、キー入力そのものの問題を分けられます。
複数のアプリで同じキーが重複するなら、キーボード側の不調や長押しによる繰り返しを調べます。押した後に指を離すまでの時間を短くして比べ、可能なら別のキーボードでも確認します。Wordだけで起きるなら、別文書でも同じか、入力補助機能の影響がないかを順に見ます。
原因を切り分ける前に、IMEの設定を一括初期化する必要はありません。変更する場合は元の設定を控え、一つずつ試します。「っ」が出ることだけを根拠に、故障やアプリの不具合と決めつけないでください。
7. 「二度打ち」と「単独入力」を混ぜない
単語の途中なら次の子音を重ね、単独ならxtuなどを使います。「きって」はkitteかkixtuteのどちらかで入力でき、二つの方法を同時に重ねる必要はありません。
おかしいと感じたら、入力モード、最後まで打った結果、余分な文字の位置を順番に確認します。正しいキー数でも重複するときだけ、別のアプリやキーボードで入力を比べると、必要な対処を絞れます。
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