ワードで長い報告書や企画書を作成している際、修正が必要な場所に「赤い文字」でメモを残したり、重要な言葉を「太字」にして目立たせたりすることはよくあります。しかし、文書が数十ページにも及ぶと、どこに赤字のメモを残したのか、あるいは太字の強調が漏れていないかを自分の目だけで探し出すのは非常に困難です。画面をスクロールして詳しく調べたつもりでも、小さな一文字の色を見落としてしまい、そのまま書類を提出してしまう不備を招く大きなリスクがあります。実はワードの検索機能は、文字の意味だけでなく、「色」や「太さ」といった見た目の情報(書式)を条件にして、目的の場所を一瞬で特定する仕組みが備わっています。本記事では、特定の書式を指定して言葉を抽出する標準的な手順から、色の違いを詳しく分析して探し出す手法、そして設定が原因で検索が止まってしまうトラブルの解決策までを詳しく解説します。これを知るだけで、手作業での確認という停滞を完全に取り除き、正確で素晴らしい書類を素早く完成させられるようになります。
【要点】書式検索を使いこなす3つの知恵
- 「詳細な検索」の窓で条件を絞る: 文字の種類だけでなく、見た目の情報をワードに教えるための専用の窓を開く手順を身につけます。
- 「書式」ボタンから色や太さを指定する: 倉庫から「赤色」や「太字」といった特徴を選び出し、検索の仕組みに組み込む手法を徹底します。
- 「書式の解除」で設定を掃除する: 前回の設定が残って検索が不自然に動かない不具合を取り除くための、大切な手順を遵守します。
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目次
1. なぜ文字の意味ではなく「書式」で探す必要があるのか
まずは、見た目の情報を条件にして検索することの重要性を詳しく分析しましょう。理由を知ることで、この機能を活用する価値が明確になります。
1-1. メモや修正指示の「見落とし」を取り除く仕組み
作成途中の書類において、赤字は自分や他人への「宿題」であることが多いものです。しかし、文章が完成に近づくにつれて、内容に集中するあまり、こうした色付きのメモを見落としてしまうノイズが生じます。ワードの書式検索は、文字の内容が何であれ、指定した色がついている場所をすべて抽出する仕組みになっています。これにより、最後の点検段階で「消し忘れた赤字」という不適切な情報を完全に取り除くことが可能になります。書類の正しさを保証するための、非常に頼もしい手順です。
1-2. 強調の「バラつき」を詳しく分析する手法
ある項目は太字にしているのに、別の似たような項目が普通の細い文字のままになっているといった、見た目の不一致は書類の信頼性を損なう大きなリスクです。書式検索を使えば、文書内のすべての「太字」を順番に巡回できるため、強調のルールが正しく揃っているかを客観的に分析することが可能になります。自分の感覚に頼る不便を排除し、仕組みの力で全体の整合性を保つことが、プロのような整った書類を作るための近道となります。
1-3. 大量の修正作業における停滞を回避する手法
例えば、「赤い文字で書かれた箇所をすべて青い文字に変えたい」という場面を想像してください。目視で探しては色を変えるという手順を繰り返している間は、作業のリズムが完全に止まってしまいます。書式検索と置換機能を組み合わせる手法を選べば、どんなに長い文書であっても、数秒で色の変更を完了させることができます。無駄な手作業をパージ(除去)し、効率的な手順を遵守することで、より創造的な執筆作業に時間を充てることができるようになります。道具の特性を理解することが大切です。
2. 「詳細な検索」窓を呼び出して準備する標準的な手順
見た目の情報を指定するための、少し高度な検索窓を出すための具体的な手順を解説します。
手順1:画面上部の「検索」メニューを確認する
ワードの画面の一番上にある「ホーム」タブを叩きます。その一番右側にある「編集」グループの中に、虫眼鏡のマークが描かれた「検索」という文字があることを詳しく調べます。
手順2:小さな矢印から詳細設定を開く手順
「検索」という文字のすぐ右横にある、下向きの小さな三角形をクリックします。メニューが表示されたら、その中から「詳細な検索」を選択する手順を履行してください。画面の中央に、検索と置換を行うための専用の窓がパッと現れる仕組みを確認してください。
手順3:「オプション」ボタンで機能を広げる手法
現れた窓の左下にある「オプション」というボタンをマウスで叩きます。すると、窓がさらに下へ大きく広がり、細かい条件を指定するための項目がずらりと現れる仕組みが動きます。ここが、書式を分析して探し出すための特別な操作エリアとなります。この準備手順を自身の標準的なルールとして定着させましょう。
3. 特定の「文字の色」を条件に設定する具体的な手順
実際に「赤い文字」だけを狙い撃つための、具体的な設定手法を詳しく解説します。
手順1:入力欄を空っぽにする手順
窓の上部にある「検索する文字列」という白い入力欄をクリックします。もし中に文字が入っていたら、すべて消して空の状態にしてください。ここに文字が入っていると、「赤い、かつその文字」という非常に狭い条件になってしまい、色だけを探す仕組みが正しく働かなくなる不備を招きます。内容を空にすることで、「どんな文字でもいいから赤いもの」を探す手法に切り替わります。
手順2:「書式」ボタンから「フォント」を選ぶ手順
広がった窓の左下にある「書式」というボタンをクリックします。メニューが現れたら、一番上にある「フォント」を選択する手順を履行しましょう。すると、文字のデザインを詳しく設定するための、新しい窓が現れる仕組みになっています。
手順3:探したい「色」を正確に指定する手法
現れたフォントの設定窓の中にある「フォントの色」という項目を分析します。下向きの矢印を叩き、カラーパネルから「赤」を選びます。色を選んだら、右下の「OK」ボタンを叩いて窓を閉じます。このとき、元の検索窓の検索欄の下に、小さな文字で「フォントの色:赤」という説明が追加されていることを詳しく調べてください。これで、ワードに「赤い場所を探せ」という指示が伝わったことになります。
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4. 見つかった書式を分析して移動する手順
設定した条件で、どのように文書内を巡回していくべきか、確実な操作手法を解説します。
手順1:「次を検索」を叩いて場所を特定する
窓の右側にある「次を検索」ボタンをクリックします。すると、ワードが文書全体を詳しく調べ、最初に見つかった「赤い文字」を画面上で光らせて教えてくれる仕組みが動きます。これにより、スクロールの手間を完全に取り除き、目的の場所へ一瞬で到達できます。
手順2:順番に中身を確認していく手順
場所を確認し、必要な修正や分析が終わったら、再び「次を検索」を叩きます。ワードは次の赤い箇所を探しに行き、見つかればそこへパッと移動します。この手順を繰り返すことで、文書内のすべての赤い文字を漏れなく詳しく調べることが可能になります。不適切な見落としという不備を完全に取り除くための、非常に正確な手法です。
手順3:すべての該当箇所を一度に把握する手法
もし文書内にどれくらい赤い文字があるかを一覧で分析したい場合は、窓にある「強調表示」ボタン(または「検索する場所」から「メイン文書」を選択)を叩く手順を試してください。これにより、文書内のすべての赤い文字が同時に黄色く光り輝く仕組みが働き、配置の偏りなどを視覚的に分析できるようになります。全体の整合性を確認する際に、極めて有効な手法です。
5. 初心者が陥りやすいミスと除外すべき不具合
書式検索を使う際に、思うように見つからない、あるいは操作が止まってしまう典型的なトラブルと、その解決策をまとめました。
5-1. 前回の設定が残って「何も見つからない」不備
「赤い文字を探した後に、今度は普通の検索をしようとしたら、何も見つからなくなった」という現象はよく起きます。これはワードの検索窓の下に「フォントの色:赤」という条件が残ったままになっているために起こる不適切な挙動です。解決するには、窓の左下にある「書式の解除」というボタンを必ず叩く手順を徹底しましょう。条件をまっさらな状態に戻すことで、検索が動かない不都合を完全に取り除くことが可能になります。道具をリセットする姿勢が大切です。
5-2. 似ているけれど違う「微妙な色の違い」のリスク
ワードの検索は、あなたが指定した「全く同じ赤色」を探そうとします。しかし、実際には標準の赤色ではなく、少し濃い赤や朱色が使われている場所があると、そこは検索に引っかからないという不備が生じます。もしあるはずの場所が見つからない不都合に直面した際は、その文字を選んで実際の色を詳しく分析し、検索条件の色を設定し直す手順を履行しましょう。情報の正しさを揃えるためには、細部への注意力が重要となります。
5-3. 別のパソコンで色が消えてしまう不適切な動作への備え
特殊な色やスタイルを使って検索・管理した書類を他の人に送ると、相手の環境によってはその色が正しく表示されず、検索の整合性が崩れてしまう不具合が稀に起きます。確実に見た目を維持して届けたい重要な書類の場合は、最後の手順として「PDF形式」に保存してから送る手法を徹底してください。情報を写真のように固定することで、見た目の不一致という大きなリスクを完全に除外できます。全体を詳しく調べてから完成させましょう。
6. 比較:内容検索と書式検索の使い分け一覧表
どのような違いがあるか、比較表で詳しく分析しましょう。仕組みを正しく使い分けることが正確な操作への近道です。
| 比較項目 | 通常の検索(文字の内容) | 書式を指定した検索 |
|---|---|---|
| 検索の条件 | 「山田」などの文字そのもの。 | 「赤い」「太字」などの見た目。 |
| 見つかる範囲 | 打ち込んだ文字と一致する場所のみ。 | 文字の内容に関わらず、指定の見た目の場所。 |
| 主な用途 | 特定の単語やデータを探したい時。 | 修正漏れの確認、強調ルールの点検。 |
| 不備の回避 | 綴りや漢字の間違いを見抜く。 | 色の消し忘れなどの見た目の不備を見抜く。 |
7. まとめ
ワードでの書式検索手順をマスターすることは、文書の正確性を保ち、確認作業の負担を劇的に減らすための大切な手順です。詳細な設定窓の出し方や書式解除の仕組みを知識として定着させ、色の消し忘れといった不備を生活から完全に除外できるようになりましょう。今日からは特定の見た目を確認する際、焦ってスクロールせず、まずはオプション欄を詳しく調べ、確実な手順で素晴らしい書類を完成させてください。
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