【Word】セクションごとに用紙の向きを変える!縦と横を1つの文書で混在させる手順

【Word】セクションごとに用紙の向きを変える!縦と横を1つの文書で混在させる手順
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Wordで文書を作成していると、途中から用紙の向きを縦から横に切り替えたくなることがあります。しかし、ページ設定で用紙の向きを変更すると、文書全体が一斉に変わってしまい困った経験はありませんか。その原因は、セクション区切りが設定されていないことにあります。この記事では、セクション区切りを使い、1つの文書内で縦向きと横向きを混在させる具体的な手順を解説します。

この方法を覚えれば、縦長のレポートに横向きのグラフや表を差し込む作業が苦にならなくなります。また、同じ文書内で縦横の切り替えだけでなく、ヘッダーやフッター、ページ番号もセクションごとに独立して設定できるようになります。基本的な操作は数分で習得できるので、ぜひ最後までご覧ください。

【要点】セクション区切りで縦横混在を実現する3ステップ

  • セクション区切り(次のページから)の挿入: 向きを変えたい位置にセクション区切りを入れ、文書を独立した区画に分割します。
  • ページ設定で用紙の向きを変更: 変更したいセクション内にカーソルを置き、ページ設定ダイアログから横(または縦)を選択します。
  • 適用範囲を「このセクション」に指定: 「適用先」で「このセクション」を選択することで、他のセクションに影響を与えずに向きを変更できます。

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セクション区切りが用紙の向きを分ける仕組み

Wordでは、文書を「セクション」という単位で区切ることができます。セクションごとに、用紙の向き、余白、ヘッダー・フッター、段組みなどのページレイアウト設定を独立して持たせることが可能です。セクション区切りを挿入すると、その区切りより後ろが新しいセクションになります。

用紙の向きを縦と横で切り替えるには、少なくとも2つのセクションが必要です。変更したい位置でセクション区切りを挿入し、新しいセクションのページ設定でのみ向きを変更します。この操作により、前のセクションは元の向きのまま、後ろのセクションだけが新しい向きになります。セクション区切りは文書の構成を柔軟にし、プロフェッショナルなレイアウトを実現します。

セクション区切りの種類

セクション区切りには主に4種類あります。用紙の向きを変える目的では「次のページから始める」区切りが最も一般的です。この区切りは、新しいセクションを次のページの先頭から開始します。一方、「連続」区切りは同じページ内でセクションを区切るため、段組みの切り替えなどに使われますが、向きの切り替えには適していません。

前提条件

この操作はWord 2013以降のバージョンで同様に行えます。また、文書がすでに作成されている場合も、途中からセクション区切りを挿入できます。印刷レイアウト表示で作業すると、向きの変化がリアルタイムに確認できるためおすすめです。

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セクションごとに縦横を切り替える操作手順

ここでは、具体的な手順をステップごとに説明します。例として、2ページ目以降を横向きに変更するケースを想定します。

手順1: セクション区切りを挿入する

  1. カーソルを目的の位置に置く
    用紙の向きを変えたい直前の末尾、つまり横向きにしたいページの先頭行の先頭にカーソルを置きます。
  2. レイアウトタブを開く
    リボンの「レイアウト」タブをクリックします。
  3. 区切りボタンをクリック
    「ページ設定」グループの「区切り」ボタンをクリックします。
  4. 「次のページから始める」を選択
    ドロップダウンリストから「セクション区切り」の「次のページ」を選びます。これで、カーソル位置から新しいセクションが開始されます。

セクション区切りが挿入されると、カーソル以降が新しいセクションになります。画面上では、区切り線が表示される場合があります。確認しながら進めてください。

手順2: セクションの用紙の向きを変更する

  1. 変更したいセクション内にカーソルを置く
    横向きにしたいセクション内の任意の場所をクリックします。
  2. ページ設定ダイアログを開く
    「レイアウト」タブの「ページ設定」グループ右下の小さな矢印アイコンをクリックします。または、ページ上で右クリックし「ページ設定」を選択しても構いません。
  3. 用紙の向きを「横」に変更
    「ページ設定」ダイアログボックスが開いたら、「用紙の向き」で「横」を選択します。
  4. 適用範囲を「このセクション」に設定
    ダイアログ下部の「適用先」ドロップダウンから「このセクション」を選びます。この設定を忘れると文書全体に影響します。
  5. OKボタンをクリック
    設定を確定します。これで、現在のセクションのみが横向きになります。

操作後、前のセクションは縦向きのまま、新しいセクションは横向きに変わります。必要に応じて、さらに後ろのページを縦向きに戻したい場合は、同様にセクション区切りを挿入して設定します。

手順3: セクション区切りを確認・編集する

  1. セクション区切りの表示をオンにする
    「ホーム」タブの「段落」グループにある「編集記号の表示/非表示」ボタン(¶)をクリックします。セクション区切りが点線と文字で表示されます。
  2. 区切りを削除する場合
    不要なセクション区切りは、表示された区切り線を選択してDeleteキーで削除できます。ただし、削除すると前後のセクション設定が統合されるため注意が必要です。
  3. セクション番号の確認
    ステータスバーに「セクション: 2」のように表示されるため、現在のセクションを把握できます。

向きを変えるときの注意点とよくある失敗

セクション区切りを使った向きの変更は簡単ですが、いくつかの落とし穴があります。ここでは代表的な問題とその対処法を紹介します。

セクション区切りを忘れると全体の向きが変わってしまう

最も多い失敗は、セクション区切りを挿入せずにページ設定で向きを変更してしまうことです。この場合、「適用先」が「文書全体」になっていると、全ページが横向きになります。必ずセクション区切りを先に挿入し、適用先を「このセクション」に設定してください。

余白やヘッダーがセクション間でずれる

セクションごとに余白を設定できますが、デフォルトでは前のセクションの設定が引き継がれます。横向きのセクションでは、縦向きと同じ余白だとレイアウトが不自然になる場合があります。必要に応じて、セクションごとに余白を調整しましょう。また、ヘッダーとフッターは「前と同じヘッダー/フッター」リンクがデフォルトでオンになっています。独立させたい場合は、ヘッダー/フッター編集時に「前へリンク」ボタンをオフにします。

ページ番号が連続しない、またはリセットされる

セクション区切りを挿入すると、ページ番号が自動的に連続するのが基本です。しかし、セクションの先頭でページ番号をリセットしたい場合は、ページ番号フィールドを右クリックし「フィールドの編集」で開始番号を設定できます。逆に、連続番号にしたい場合は、何もしないか、開始番号を「前のセクションから続ける」に設定します。

表や画像がはみ出る場合の対処

横向きのセクションに縦向き用の大きな表や画像を貼り付けると、はみ出ることがあります。横向きのセクションでは、表の幅をページ幅に合わせて調整するか、テキストの折り返し設定を変更してください。また、セクション区切りを適切に配置しないと、表がセクションをまたいで分割されることがあります。必要なら表の前にセクション区切りを入れて、表全体を一つのセクションに収めましょう。

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セクション区切りの種類と用途の比較

セクション区切りには4種類あり、それぞれ用途が異なります。次の表で特徴を比較します。

区切りの種類 説明 向きの切り替えに適しているか
次のページから 新しいセクションを次のページの先頭から開始 最も適している
連続 同じページ内で新しいセクションを開始 適さない(同じページで向き変更不可)
奇数ページから 次の奇数ページの先頭から開始 特定の用途では使える
偶数ページから 次の偶数ページの先頭から開始 特定の用途では使える

用紙の向きを変えたい場合は、「次のページから」を選びましょう。「連続」は同じページ内で設定を変えたい場合に使いますが、同一ページ内で縦横を混在させることはできません。

まとめ

この記事では、Wordでセクション区切りを使い、縦向きと横向きを1つの文書内で混在させる方法を解説しました。手順は、セクション区切りの挿入、ページ設定での向き変更、適用範囲の指定の3ステップです。これにより、レポートの中に横向きの表やグラフを自然に組み込めるようになります。

次のステップとして、セクションごとに異なるヘッダーやフッターを設定したり、ページ番号をリセットする方法を試してみてください。また、同じ要領で余白や段組みもセクションごとに変更できます。応用として、章ごとに異なるレイアウトを持つ複雑な文書も作成可能です。ぜひ、実際の文書でセクション区切りを活用し、プロフェッショナルな仕上がりを目指してください。


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この記事の監修者
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超解決 Excel・Word研究班

企業のDX支援や業務効率化を専門とする技術者チーム。20年以上のExcel・Word運用改善実績に基づき、不具合の根本原因と最短の解決策を監修しています。ExcelとWordを使った「やりたいこと」「困っていること」「より便利な使い方」をクライアントの視点で丁寧に提供します。

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