「弱冠」の言い間違えチェック
天才子役(10歳)を紹介する時に「弱冠10歳にしてこの演技力!」とテロップを出していませんか?
あるいは、女性アスリートに「弱冠18歳の女王」と言っていませんか? 厳密にはどちらも誤用です。
15秒で分かる「弱冠」の超ざっくり解説
古代中国の成人式(冠をかぶる儀式)に由来します。
【誤用】単に若いこと(年齢・性別問わず)。
【正解】数え年20歳の男子。
本来は20歳の男性にしか使えません。ただ、現代では「若くして」という意味で定着しつつあり、辞書によっては「単に若いこと」を許容していますが、10歳に使うのはさすがに若すぎます。
スマートな言い換え
若さを強調したいなら、こう言い換えましょう。
- × 弱冠15歳の天才
- ◎ 「わずか」15歳の天才
「弱冠」を使うなら、20歳前後の男性に使うのが無難で知的です。
