「氷山の一角」の言い間違えチェック
ニュースで不祥事が発覚した時に「こんな悪事は、氷山の一角に過ぎない(まだまだ隠されている)」とコメントしますよね。
この使い方は合っています。しかし、隠れている巨大な部分を指して「これが氷山の一角だ」と言うと間違いになります。
15秒で分かる「氷山の一角」の超ざっくり解説
海面から顔を出している、ほんの小さな部分。それが「一角」です。
【誤用】水面下に隠れている、見えない巨大な全体像。
【正解】表面に現れている、ごくわずかな一部分。
「見えているトラブルは氷山の一角だ(本体はもっとデカい)」が正解。「隠れている闇こそが氷山の一角だ」と言うと、隠れている部分が小さいことになってしまいます。
スマートな言い換え
全体像を指したいなら、こう言い換えましょう。
- × 隠された氷山の一角を暴く
- ◎ 氷山の「全貌(水面下の部分)」を暴く
主語が「見えている部分」なのか「隠れている部分」なのか、注意が必要です。
