【Outlook】共有メールボックスから送信時に「代理送信」と「送信者として送信」を切替える手順

【Outlook】共有メールボックスから送信時に「代理送信」と「送信者として送信」を切替える手順
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Outlookで共有メールボックスを使用する際、送信方法を切り替えたい場面があります。通常、共有メールボックスから送信すると「代理送信」として扱われます。しかし、状況によっては「送信者として送信」を選択したい場合もあります。この違いを理解し、適切に使い分けることで、より円滑なコミュニケーションが可能になります。この記事では、Outlookで共有メールボックスからの送信時に、「代理送信」と「送信者として送信」を切り替える具体的な手順を解説します。これにより、送信時の混乱を防ぎ、業務効率を高めることができます。

共有メールボックスは、チームでの情報共有や共同作業に非常に便利です。しかし、送信方法を誤ると、受信者が混乱したり、送信元が意図しないものになったりする可能性があります。Outlookの標準設定では、共有メールボックスからの送信は「代理送信」となります。これは、元のユーザーが送信したように見えつつも、実際には共有メールボックスから送信されたことを示すものです。一方、「送信者として送信」は、共有メールボックスのアドレスそのものから送信されたように見せる方法です。この二つの違いを理解し、状況に応じて使い分けることが重要です。

本記事では、Outlookのデスクトップアプリケーション(Windows版)を基準に、共有メールボックスからの送信時に「代理送信」と「送信者として送信」を切り替える方法を詳しく解説します。新しいOutlook(プレビュー版)やWeb版、Mac版での違いについても補足します。これらの手順をマスターすることで、共有メールボックスをより効果的に活用できるようになるでしょう。

【要点】Outlook共有メールボックス送信時の「代理送信」と「送信者として送信」切替手順

  • 「送信者」フィールドの表示: 通常非表示の「送信者」フィールドを表示させることで、送信元アドレスを選択可能にします。
  • 「送信者」フィールドからの切替: 表示された「送信者」フィールドで、共有メールボックスのアドレスを選択することで「送信者として送信」が可能になります。
  • 「代理送信」への切替: 「送信者」フィールドで自身のメールアドレスを選択すると、デフォルトの「代理送信」に戻ります。

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共有メールボックス送信時の「代理送信」と「送信者として送信」の仕組み

Outlookで共有メールボックスからメールを送信する際、デフォルトでは「代理送信(Send on Behalf)」として扱われます。これは、メールのヘッダー情報に「〇〇(あなたの名前)が〇〇(共有メールボックス名)に代わって送信しました」という形で表示されるものです。この方式は、誰が送信操作を行ったかを明確にしつつ、共有メールボックスのアドレスで受信者に届けることができます。これは、チームメンバーが個々の名前で送信するのではなく、チームのアドレスとして統一感を持たせたい場合に適しています。

一方、「送信者として送信(Send As)」は、メールが共有メールボックスのアドレスそのものから直接送信されたかのように見せる方法です。メールのヘッダーには、あなたの名前は一切表示されず、共有メールボックスのアドレスのみが表示されます。この方式は、あたかも共有メールボックス自体がメールを発信しているかのような印象を与えたい場合や、特定の共有メールボックスの代表として正式な連絡を行いたい場合に利用されます。ただし、この機能を利用するには、Exchange Online(またはオンプレミスExchange Server)で「送信者として送信」の権限が管理者によって付与されている必要があります。組織のポリシーによっては、この権限が付与されていない場合もあります。

これらの送信方法を切り替えるためには、Outlookのメール作成画面で「送信者」フィールドを表示させる必要があります。通常、このフィールドはデフォルトでは非表示になっているため、まず表示設定を変更する手順が必要です。この設定は、一度行えば次回以降も保持されるため、一度設定すれば手間がかかりません。

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Outlookで「送信者」フィールドを表示させる手順

共有メールボックスから「送信者として送信」を行うためには、まずメール作成画面で「送信者」フィールドを表示させる必要があります。この設定は、Outlookのオプションから行います。以下に、Windows版Outlookデスクトップアプリケーションでの具体的な手順を示します。

  1. Outlookを開き、新規メール作成画面を起動する
    Outlookを起動し、「ホーム」タブの「新しいメール」をクリックして、新規メール作成ウィンドウを開きます。
  2. 「オプション」タブを選択する
    メール作成ウィンドウの上部にあるメニューバーから「オプション」タブをクリックします。
  3. 「送信者フィールドを表示」をオンにする
    「オプション」タブの中にある「フィールドを表示」グループで、「送信者」のチェックボックスをクリックしてオンにします。
  4. 設定を閉じる
    「送信者」フィールドが表示されたら、メール作成ウィンドウを閉じます。

この設定により、以降に作成するすべての新規メールで「送信者」フィールドが表示されるようになります。もし、この「送信者」フィールドが表示されない、または「送信者」フィールドの「他のメールアドレス」の選択肢に共有メールボックスが表示されない場合は、Exchange Online(またはオンプレミスExchange Server)で「送信者として送信」の権限が付与されていない可能性があります。その場合は、組織のIT管理者にご確認ください。

共有メールボックスから「送信者として送信」でメールを作成する手順

「送信者」フィールドが表示されたら、共有メールボックスのアドレスを選択してメールを作成できます。ここでは、その具体的な手順を解説します。この手順は、管理者から「送信者として送信」の権限が付与されていることが前提となります。

  1. 新規メール作成画面を開く
    Outlookで「新しいメール」をクリックし、メール作成ウィンドウを開きます。
  2. 「送信者」フィールドで共有メールボックスを選択する
    「送信者」フィールドに、あなたのメールアドレスが表示されているはずです。「送信者」フィールドをクリックし、「他のメールアドレス」を選択します。
  3. 共有メールボックスのアドレスを入力または選択する
    表示されるダイアログボックスで、共有メールボックスのメールアドレスを入力します。入力中に候補が表示されるので、そこから選択することも可能です。アドレスを選択したら、「OK」をクリックします。
  4. 宛先、件名、本文を入力する
    「宛先」「CC」「BCC」「件名」を入力し、本文を作成します。この際、「送信者」フィールドには共有メールボックスのアドレスが表示されていることを確認してください。
  5. メールを送信する
    作成したメールの内容を確認し、「送信」ボタンをクリックします。このメールは、共有メールボックスのアドレスから直接送信されたものとして扱われます。

送信後、送信済みアイテムフォルダーを確認すると、共有メールボックスの送信済みアイテムにメールが保存されていることを確認できます。これは、「送信者として送信」の権限が正しく設定されている証拠です。もし、共有メールボックスの送信済みアイテムに表示されない場合は、権限設定に問題があるか、Outlookのキャッシュに問題がある可能性があります。

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共有メールボックスから「代理送信」でメールを作成する手順

デフォルトの「代理送信」でメールを送信したい場合は、特別な操作は必要ありません。通常通りメールを作成し送信すれば、自動的に「代理送信」として扱われます。しかし、「送信者」フィールドを表示させた状態でも、「代理送信」に戻すことができます。ここでは、その手順と、デフォルトの挙動について説明します。

  1. 新規メール作成画面を開く
    Outlookで「新しいメール」をクリックし、メール作成ウィンドウを開きます。
  2. 「送信者」フィールドで自身のメールアドレスを選択する
    「送信者」フィールドが表示されている場合、そこに共有メールボックスのアドレスが入っていることがあります。その「送信者」フィールドをクリックし、表示されるリストからあなたのメールアドレスを選択します。
  3. 宛先、件名、本文を入力する
    「宛先」「CC」「BCC」「件名」を入力し、本文を作成します。この際、「送信者」フィールドにはあなたのメールアドレスが表示されていることを確認してください。
  4. メールを送信する
    作成したメールの内容を確認し、「送信」ボタンをクリックします。このメールは、「〇〇(あなたの名前)が〇〇(共有メールボックス名)に代わって送信しました」という形式で受信者に届きます。

「送信者」フィールドが表示されていない場合、Outlookは自動的にあなたのメールアドレスを送信者として使用し、「代理送信」の形式でメールを送信します。つまり、特別な設定や操作なしに、共有メールボックスのコンテキストでメールを作成・送信すれば、デフォルトでは「代理送信」となるのです。この「代理送信」の挙動は、共有メールボックスの管理者が設定した権限(「代理送信」権限)に基づいています。

新しいOutlook(プレビュー版)での操作

新しいOutlook(プレビュー版)では、インターフェースが変更されており、共有メールボックスの送信方法の切り替え方も若干異なります。新しいOutlookでは、よりモダンなデザインと機能が統合されています。

新しいOutlookで「送信者」フィールドを表示させるには、新規メール作成画面で「…」(その他のオプション)アイコンをクリックし、「送信者」を選択します。これにより、「送信者」フィールドが表示され、ここから共有メールボックスのアドレスを選択できるようになります。「送信者として送信」や「代理送信」への切り替えは、この表示された「送信者」フィールドで行います。従来のOutlookと同様に、権限が付与されていることが前提です。

新しいOutlookはまだプレビュー版であるため、機能やインターフェースが変更される可能性があります。現時点では、基本的な操作感は従来のOutlookと似ていますが、細かな部分での違いに注意が必要です。もし、共有メールボックスのアドレスが「送信者」フィールドに表示されない場合は、従来のOutlookと同様に、IT管理者への権限確認が必要です。

Outlook on the web (Outlook Web App) での操作

Outlook on the web(Outlook Web App、OWAとも呼ばれます)でも、共有メールボックスからの送信方法を切り替えることが可能です。Web版でも、デスクトップ版と同様に「送信者」フィールドを表示させる操作が必要です。

新規メール作成画面で、「送信者」フィールドが表示されていない場合は、メール作成ウィンドウの右上にある「…」(その他のオプション)アイコンをクリックし、「送信者」を選択して表示させます。表示された「送信者」フィールドをクリックし、「他のメールアドレス」を選択して共有メールボックスのアドレスを入力・選択します。これにより、「送信者として送信」が可能になります。デフォルトの「代理送信」に戻したい場合は、「送信者」フィールドでご自身のメールアドレスを選択します。

Web版Outlookでは、Outlook on the web for business(Microsoft 365環境)とOutlook.comで若干インターフェースが異なる場合がありますが、基本的な「送信者」フィールドの表示・選択方法は共通しています。ここでも、「送信者として送信」の権限はIT管理者によって付与されている必要があります。

Mac版Outlookでの操作

Mac版Outlookでも、Windows版と同様に共有メールボックスからの送信方法を切り替えることができます。ただし、インターフェースの配置が異なります。

Mac版Outlookで新規メールを作成する際、「送信者」フィールドが表示されていない場合は、メニューバーから「表示」を選択し、「送信者フィールド」にチェックを入れます。これで「送信者」フィールドが表示されます。表示された「送信者」フィールドをクリックし、「他のメールアドレス」を選択して共有メールボックスのアドレスを入力・選択します。これにより、「送信者として送信」でメールを作成できます。デフォルトの「代理送信」に戻したい場合は、同様に「送信者」フィールドでご自身のメールアドレスを選択します。

Mac版Outlookも、Windows版やWeb版と同様に、Exchange Online(またはオンプレミスExchange Server)で「送信者として送信」の権限が付与されていることが前提となります。権限がない場合は、共有メールボックスのアドレスが選択肢に表示されません。

共有メールボックス送信時の注意点とよくある問題

共有メールボックスからの送信方法を切り替える際には、いくつか注意すべき点や、よく発生する問題があります。これらを理解しておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。

「送信者として送信」権限がない場合

最もよくある問題は、「送信者として送信」の権限がユーザーに付与されていないことです。この場合、上記の手順で「送信者」フィールドを表示させても、共有メールボックスのアドレスが選択肢に現れません。「他のメールアドレス」から入力しようとしても、「アクセス許可がありません」といったエラーメッセージが表示されることがあります。この場合は、IT管理者に連絡し、「送信者として送信」の権限を付与してもらう必要があります。権限の付与には、管理者権限が必要です。

送信済みアイテムの保存場所

「送信者として送信」でメールを送信した場合、そのメールは共有メールボックスの「送信済みアイテム」フォルダーに保存されます。一方、「代理送信」で送信した場合、デフォルトではあなたの個人の「送信済みアイテム」フォルダーに保存されます。ただし、この挙動はExchange Online(またはオンプレミスExchange Server)の設定によって変更可能です。管理者は、代理送信されたメールを共有メールボックスの「送信済みアイテム」にコピーする設定を行うことができます。この設定がされていないと、共有メールボックスの担当者以外は、誰が代理送信したかを知ることが難しくなります。

キャッシュの問題

Outlookは、パフォーマンス向上のためにキャッシュを利用しています。稀に、このキャッシュが原因で、権限の変更がすぐに反映されなかったり、共有メールボックスのアドレスが正しく表示されなかったりすることがあります。もし、権限が付与されているはずなのに共有メールボックスのアドレスが表示されない場合は、Outlookを再起動したり、キャッシュをクリア(Officeの修復機能など)したりすることで問題が解決する場合があります。Web版の場合は、ブラウザのキャッシュクリアやCookieの削除を試してみてください。

新しいOutlookでの権限表示の違い

新しいOutlook(プレビュー版)では、ユーザーインターフェースの変更に伴い、権限の表示方法が若干異なる場合があります。従来のOutlookでは明確に「代理送信」や「送信者として送信」の表示がありましたが、新しいOutlookでは、より統合された表示になることがあります。もし、新しいOutlookで意図した送信方法にならない場合は、まず「送信者」フィールドの選択肢を注意深く確認し、必要であればIT管理者に相談してください。

まとめ

この記事では、Microsoft Outlookで共有メールボックスからメールを送信する際に、「代理送信」と「送信者として送信」を切り替えるための具体的な手順を解説しました。まず、「送信者」フィールドを表示させる設定を行い、その後、そのフィールドから共有メールボックスのアドレスを選択することで、「送信者として送信」が可能になります。デフォルトの「代理送信」に戻したい場合も、「送信者」フィールドでご自身のメールアドレスを選択するだけで簡単に切り替えられます。新しいOutlook、Outlook on the web、Mac版Outlookでの操作の違いについても補足しました。この機能を使いこなすことで、共有メールボックスの利用シーンが広がり、より柔軟なコミュニケーションが可能になります。次回のメール送信時には、ぜひこの「送信者」フィールドの活用を試してみてください。さらに、送信済みアイテムの保存場所設定についても、IT管理者に確認してみると良いでしょう。

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この記事の監修者
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超解決 リモートワーク研究班

Microsoft 365の導入・保守を専門とするエンジニアグループ。通信障害やサインイン不具合など、ビジネスインフラのトラブル対応に精通しています。