【Edge】起動時にEdgeが前回のウィンドウ位置を記憶しない時のレジストリ修正

【Edge】起動時にEdgeが前回のウィンドウ位置を記憶しない時のレジストリ修正
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Edgeでブラウザを閉じても、次に起動したときにウィンドウの位置やサイズが元に戻ってしまうことがあります。この現象は、Edgeの設定だけでなく、Windowsのレジストリ設定に起因している場合があります。この記事では、Edgeが前回のウィンドウ位置を記憶しない問題をレジストリ編集で解決する手順を解説します。

Windows 11およびWindows 10環境でEdgeのウィンドウ位置が正しく記憶されない場合、レジストリに問題がある可能性があります。本記事を読むことで、このレジストリ設定を修正し、Edgeのウィンドウ位置が正常に記憶されるようになります。

【要点】Edgeのウィンドウ位置記憶問題をレジストリで修正する

  • レジストリエディターの起動: Windowsのレジストリ編集ツールを安全に開きます。
  • Edgeのレジストリキー特定: Edgeのウィンドウ位置情報が保存されているレジストリキーを探します。
  • レジストリ値の修正または追加: 記憶されない原因となっているレジストリ値を修正または新規作成します。

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Edgeがウィンドウ位置を記憶しない原因

Edgeなどのアプリケーションがウィンドウの位置やサイズを記憶しない主な原因は、その情報が保存されるべきレジストリキーや値が破損しているか、存在しないことです。Windowsは、アプリケーションの終了時にこれらの情報をレジストリに書き込み、次回起動時に読み込んでウィンドウを復元します。もし、この書き込みや読み込みのプロセスに問題があると、ウィンドウの位置は初期状態に戻ってしまうのです。

特に、EdgeのアップデートやOSの更新、あるいは他のアプリケーションとの競合などが原因で、レジストリ情報が意図せず変更されたり削除されたりすることがあります。この状態を解消するには、レジストリを直接編集して正しい状態に戻す必要があります。

お探しの解決策が見つからない場合は、こちらの「Microsoft Edgeトラブル完全解決データベース」で他のエラー原因や解決策をチェックしてみてください。

Edgeのウィンドウ位置記憶をレジストリで修正する手順

レジストリ編集は、システムに深刻な影響を与える可能性があるため、細心の注意が必要です。作業前に必ずレジストリのバックアップを取得してください。

レジストリのバックアップ方法

  1. レジストリエディターを起動する
    Windowsの検索バーに「regedit」と入力し、「レジストリエディター」を開きます。
  2. 「ファイル」メニューを選択する
    レジストリエディターのメニューバーから「ファイル」をクリックします。
  3. 「エクスポート」を選択する
    「ファイル」メニューから「エクスポート」を選択します。
  4. バックアップ範囲を選択する
    「エクスポート範囲」で「すべて」を選択します。
  5. 保存場所とファイル名を指定する
    バックアップファイルを保存する場所を選び、分かりやすいファイル名(例: RegistryBackup_YYYYMMDD)を入力して「保存」をクリックします。

Edgeのレジストリ値を修正・追加する手順

  1. Edgeのレジストリキーを開く
    レジストリエディターの左ペインで、以下のパスに移動します。
    HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Edge\ProfileManager\NativeWndSizing
    ※このパスが存在しない場合は、手動で作成する必要があります。
  2. 「NativeWndSizing」キーが存在しない場合の作成方法
    「Edge」キーを右クリックし、「新規」→「キー」を選択します。キー名を「ProfileManager」とします。
    次に、「ProfileManager」キーを右クリックし、「新規」→「キー」を選択します。キー名を「NativeWndSizing」とします。
  3. 「NativeWndSizing」キーを選択する
    左ペインで「NativeWndSizing」キーを選択します。
  4. 「AllowSizing」値を確認・作成する
    右ペインで、名前が「AllowSizing」というDWORD (32ビット) 値があるか確認します。
  5. 「AllowSizing」値が存在しない場合の作成方法
    右ペインの何もない箇所を右クリックし、「新規」→「DWORD (32ビット) 値」を選択します。名前を「AllowSizing」とします。
  6. 「AllowSizing」値のデータを修正する
    「AllowSizing」値をダブルクリックし、「値のデータ」を「1」に変更して「OK」をクリックします。この値が「1」であることで、Edgeはウィンドウサイズと位置の変更を許可します。
  7. レジストリエディターを閉じる
    編集が完了したら、レジストリエディターを閉じます。
  8. Edgeを再起動する
    Edgeを一度完全に終了させ、再度起動します。
  9. ウィンドウ位置を調整して閉じる
    Edgeのウィンドウを希望の位置とサイズに調整し、ブラウザを閉じます。
  10. 再度Edgeを起動して確認する
    再度Edgeを起動し、ウィンドウが前回閉じたときと同じ位置とサイズで表示されるか確認します。

Edgeのウィンドウ位置が記憶されない場合の追加トラブルシューティング

Edgeの同期設定を確認する

Edgeの同期機能が有効になっている場合、設定がクラウドと同期される際にウィンドウ位置の情報も影響を受ける可能性があります。同期設定を見直すことで問題が解決する場合があります。

  1. Edgeの設定を開く
    Edgeを開き、右上にある「…」メニューから「設定」を選択します。
  2. 「プロファイル」を選択する
    左側のメニューから「プロファイル」を選択します。
  3. 「同期」の設定を確認する
    「同期」セクションで、同期がオンになっている場合は、一度オフにしてから再度オンにしてみてください。または、ウィンドウ位置に関連する可能性のある項目(例: 外観)の同期を一時的に無効にして挙動を確認します。

EdgeのキャッシュとCookieをクリアする

破損したキャッシュやCookieが原因で、Edgeの挙動がおかしくなることがあります。これらをクリアすることで問題が解消する場合があります。

  1. 「閲覧データのクリア」を開く
    Edgeの設定画面で、「プライバシー、検索、サービス」を選択し、「閲覧データをクリア」の項目にある「クリアする」ボタンをクリックします。
  2. クリアするデータの範囲を選択する
    「時間の範囲」を「すべての期間」に設定し、「Cookieおよびその他のサイトデータ」、「キャッシュされた画像とファイル」にチェックを入れて「今すぐクリア」をクリックします。
  3. Edgeを再起動する
    クリア後、Edgeを再起動してウィンドウ位置が記憶されるか確認します。

Windowsのディスプレイ設定を確認する

まれに、Windowsのディスプレイ設定(スケーリングや解像度)がEdgeのウィンドウ位置の記憶に影響を与えることがあります。特にマルチディスプレイ環境で問題が発生しやすいです。

  1. ディスプレイ設定を開く
    Windowsの「設定」アプリを開き、「システム」→「ディスプレイ」を選択します。
  2. スケーリングとレイアウトを確認する
    「ディスプレイの解像度」や「拡大縮小」の設定が意図したものになっているか確認します。特に、推奨設定以外になっている場合は、一度推奨設定に戻してEdgeの挙動を確認してください。
  3. マルチディスプレイ環境の場合
    複数のディスプレイを使用している場合は、各ディスプレイの配置(「ディスプレイの配置」で確認・変更可能)が正しく設定されているか確認します。

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EdgeとChromeのウィンドウ位置記憶の比較

項目 Edge Chrome
ウィンドウ位置記憶の仕組み レジストリ(HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Microsoft\Edge\ProfileManager\NativeWndSizing\AllowSizing)で制御される場合がある レジストリ(HKEY_CURRENT_USER\SOFTWARE\Google\Chrome\Profiles\\window_placement)で制御される
問題発生時の対応 レジストリ編集、同期設定、キャッシュクリア レジストリ編集、同期設定、キャッシュクリア
レジストリパスの違い Edge固有のパスを使用 Chrome固有のパスを使用

EdgeとChromeは、どちらもChromiumベースのブラウザであり、ウィンドウ位置の記憶メカニズムには共通点がありますが、レジストリ上の保存場所が異なります。Edgeでは「ProfileManager\NativeWndSizing」キーの「AllowSizing」値が、Chromeでは「Profiles」以下の特定のプロファイルIDに対応する「window_placement」値が、それぞれウィンドウ位置の記憶に関係しています。どちらのブラウザでも、これらのレジストリ値が破損したり、存在しない場合にウィンドウ位置が記憶されなくなる問題が発生する可能性があります。

そのため、どちらかのブラウザで同様の問題が発生した場合、レジストリ編集による対応が有効な解決策となることが多いです。ただし、レジストリ編集はシステムに影響を与える可能性があるため、必ずバックアップを取ってから慎重に作業を行う必要があります。

この記事では、Edgeが起動時に前回のウィンドウ位置を記憶しない問題を、レジストリ編集によって解決する手順を解説しました。レジストリエディターで「NativeWndSizing」キーの「AllowSizing」値を「1」に設定することで、この問題は解消されるはずです。もし問題が解決しない場合は、Edgeの同期設定やキャッシュクリア、Windowsのディスプレイ設定なども確認してみてください。

Edgeのウィンドウ位置が正常に記憶されるようになれば、作業効率が向上します。次回は、Edgeの「設定」→「外観」からウィンドウのテーマや表示方法をカスタマイズしてみるのも良いでしょう。

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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。