Teamsのチャットで、送信済みのメッセージを編集・削除できないように制限したいとお考えですか?
誤送信や不適切な内容の拡散を防ぐために、管理者がこの設定を行うことは重要です。
この記事では、Teams管理者がチャットメッセージの編集・削除を制限する具体的な手順を解説します。
組織内のコミュニケーションをより安全に管理するための方法を学びましょう。
【要点】Teamsチャットメッセージの編集・削除を管理者が制限する
- Teams管理センターへのアクセス: Teamsの管理機能にアクセスする最初の手順を説明します。
- メッセージポリシーの設定変更: チャットメッセージの編集・削除に関するポリシーを特定し、変更する手順を解説します。
- 設定の適用と確認: 変更したポリシーがユーザーに適用されるまでの時間と、その確認方法を説明します。
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目次
Teamsチャットメッセージの編集・削除機能の概要
Microsoft Teamsのチャット機能では、送信済みのメッセージを後から編集したり、削除したりすることが可能です。
この機能は、誤字脱字の修正や、不適切な発言の取り消しなど、コミュニケーションを円滑にするために役立ちます。
しかし、組織によっては、情報の正確性を保つため、あるいはコンプライアンスの観点から、これらの操作を制限する必要が出てくる場合があります。
管理者は、Teamsの管理センターを通じて、メッセージの編集・削除に関するポリシーを細かく設定できます。
これにより、組織全体のチャット利用に関するルールを統一し、より安全なコミュニケーション環境を構築することが可能になります。
メッセージポリシーの編集・削除制限の仕組み
Microsoft Teamsでは、組織全体のチャットや会議に関する様々な設定を「メッセージポリシー」で管理しています。
このメッセージポリシーの中に、ユーザーが送信したチャットメッセージを「編集できる時間」や「削除できるか」といった項目が含まれています。
管理者がこれらのポリシー設定を変更することで、ユーザーの操作権限を制限できます。
例えば、「メッセージの編集を無効にする」という設定にすることで、ユーザーは送信済みのメッセージを編集できなくなります。
同様に、「メッセージの削除を無効にする」設定を行えば、メッセージを削除する操作もできなくなります。
これらの設定は、特定のユーザーグループに適用することも、組織全体に適用することも可能です。
ただし、これらの設定変更は、Teamsのグローバル管理者またはTeamsサービス管理者の権限を持つユーザーのみが行えます。
Teams管理センターでメッセージ編集・削除を制限する手順
Teamsのチャットで送信済みのメッセージを編集・削除できないように制限するには、Teams管理センターでメッセージポリシーの設定を変更します。
この操作は、Teamsのグローバル管理者またはTeamsサービス管理者の権限が必要です。
- Teams管理センターにサインインする
Webブラウザを開き、Teams管理センターのURL(admin.teams.microsoft.com)にアクセスします。 - メッセージポリシーの設定画面に移動する
管理センターの左側ナビゲーションメニューから「メッセージングポリシー」を選択します。 - 既存のポリシーを選択または新規作成する
組織全体に適用されている「グローバル(組織全体の設定)」ポリシーを編集するか、特定のユーザーグループ用に新しいポリシーを作成します。新規作成する場合は、「ポリシーの追加」ボタンをクリックします。 - メッセージ編集に関する設定を変更する
ポリシー設定画面で、「メッセージの編集」という項目を探します。 - 「メッセージの編集」を無効にする
「メッセージの編集」のトグルスイッチを「オフ」に切り替えます。これにより、ユーザーは送信済みのメッセージを編集できなくなります。 - メッセージ削除に関する設定を変更する
次に、「メッセージの削除」という項目を探します。 - 「メッセージの削除」を無効にする
「メッセージの削除」のトグルスイッチを「オフ」に切り替えます。これにより、ユーザーは送信済みのメッセージを削除できなくなります。 - 設定を保存する
画面下部にある「保存」ボタンをクリックして、変更内容を保存します。
特定のユーザーグループにポリシーを適用する場合
組織全体ではなく、一部のユーザーのみに編集・削除制限を適用したい場合は、新しいメッセージポリシーを作成し、それを特定のユーザーに割り当てる必要があります。
- 新しいポリシーを作成する
「メッセージングポリシー」画面で、「ポリシーの追加」をクリックし、ポリシーに分かりやすい名前(例: 「編集・削除禁止ポリシー」)を付けます。 - 編集・削除を無効にする
上記の手順5と7と同様に、「メッセージの編集」と「メッセージの削除」を「オフ」にします。 - ポリシーを保存する
「保存」ボタンをクリックします。 - ユーザーにポリシーを割り当てる
左側ナビゲーションメニューから「ユーザー」を選択し、ポリシーを適用したいユーザーの名前をクリックします。 - 「ポリシー」タブに移動する
ユーザーの詳細画面で「ポリシー」タブを選択します。 - メッセージングポリシーを割り当てる
「メッセージングポリシー」の項目で、先ほど作成した新しいポリシー(例: 「編集・削除禁止ポリシー」)を選択し、「保存」をクリックします。
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設定変更の反映と確認方法
Teams管理センターでメッセージポリシーの設定を変更した後、その変更がユーザーに反映されるまでには時間がかかる場合があります。
通常、変更は数分から最大で24時間以内に反映されます。
反映までの時間
Teamsのポリシー変更は、Exchange Onlineなどの他のMicrosoft 365サービスと同期して適用されます。
そのため、変更が即時反映されないことがあります。しばらく待ってから、ユーザーに確認してもらうのが確実です。
設定の確認方法
設定が正しく反映されたかを確認するには、ポリシーが適用されたユーザーアカウントでTeamsにサインインし、以下の操作を試します。
- チャットメッセージを送信する
任意のチャットでメッセージを送信します。 - 送信済みメッセージにカーソルを合わせる
送信したメッセージにマウスカーソルを合わせます。 - 編集・削除オプションを確認する
通常表示されるはずの編集(鉛筆アイコン)や削除(ゴミ箱アイコン)のオプションが表示されないことを確認します。
もし、これらのオプションが表示されず、メッセージを編集・削除できないようであれば、設定は正しく適用されています。
逆に、オプションが表示される場合は、ポリシーの適用に時間がかかっているか、別のポリシーが優先されている可能性があります。
組織ポリシー・テナント設定による影響
Teamsのメッセージポリシー設定は、組織の全体的なMicrosoft 365テナント設定や、他のポリシーとの兼ね合いによって動作が変わることがあります。
特に、Azure Active Directory (Azure AD) の条件付きアクセス ポリシーや、情報ガバナンスの保持ポリシーなどが影響を与える可能性があります。
保持ポリシーとの兼ね合い
もし組織で「保持ポリシー」が設定されている場合、メッセージは削除できなくなります。これは、コンプライアンスや法的要件のために、一定期間メッセージを保持する必要があるためです。
この場合、メッセージポリシーで削除を無効にしても、保持ポリシーによって削除が事実上制限されている状態となります。
したがって、メッセージの削除を制限したい場合は、保持ポリシーの設定も確認することが重要です。
管理者権限の確認
Teams管理センターで設定を変更するには、グローバル管理者またはTeamsサービス管理者の権限が必要です。
もし、これらの権限がない場合、メッセージポリシーの項目自体が表示されないか、変更ボタンがグレーアウトして操作できません。
この場合は、組織のIT管理者やMicrosoft 365管理者にご相談ください。
新しいTeams(v2)と従来Teamsの違い
新しいTeams(v2)は、ユーザーインターフェースやパフォーマンスの改善が中心であり、管理者がメッセージポリシーを設定する基本的な仕組みに変更はありません。
Teams管理センターでのポリシー設定手順は、従来Teamsと新しいTeams(v2)のどちらを使用している場合でも、基本的に同じです。
管理センターはWebベースで提供されているため、クライアントアプリケーションのバージョンに依存せずに操作できます。
Mac版・モバイル版・Web版での違い
Teams管理センターでのポリシー設定は、Webブラウザを通じて行われるため、管理者側の操作にOS(Windows、Mac)やデバイス(PC、タブレット、スマートフォン)による違いはありません。
しかし、ユーザー側がTeamsクライアント(デスクトップアプリ、モバイルアプリ、Webアプリ)でメッセージを編集・削除できるかどうかは、管理者が設定したポリシーに依存します。
ポリシー設定は、どのクライアントからアクセスしても一貫して適用されます。
したがって、管理者がメッセージ編集・削除を無効にした場合、Mac版、モバイル版、Web版のいずれのTeamsクライアントからでも、ユーザーはその操作ができなくなります。
まとめ
この記事では、Microsoft Teamsのチャットで送信済みメッセージの編集・削除を管理者が制限する手順を解説しました。
Teams管理センターのメッセージポリシー設定を変更することで、組織のコミュニケーションルールを強化できます。
今後、組織のコンプライアンス要件に合わせて、メッセージポリシーを適切に管理していきましょう。
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超解決 リモートワーク研究班
Microsoft 365の導入・保守を専門とするエンジニアグループ。通信障害やサインイン不具合など、ビジネスインフラのトラブル対応に精通しています。
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