Microsoft Teamsでチームをアーカイブすると、チームは非アクティブ状態になり、メンバーのリストやチャネルのコンテンツは表示されなくなります。しかし、アーカイブしたチームも必要に応じて復元し、再びアクティブな状態に戻すことができます。アーカイブしたチームを誤って削除してしまったり、過去の情報を参照したい場合に、この復元手順は非常に役立ちます。この記事では、Teamsでアーカイブしたチームを再アクティブ化するための具体的な手順と、復元する際に注意すべき点を詳しく解説します。
Teamsのアーカイブ機能は、プロジェクトの完了や部署の異動などにより、一時的に利用しなくなったチームを整理するのに便利です。しかし、後からそのチームの履歴を参照したくなったり、再度利用する必要が出てくることもあります。そのような場合に、アーカイブされたチームを元の状態に戻す方法を知っておくことは、情報管理の観点からも重要です。ここでは、管理者権限を持つユーザーがTeamsでアーカイブされたチームを復元するための手順を、分かりやすく解説していきます。
【要点】アーカイブしたTeamsチームを復元する手順
- Teams管理センターでのチーム復元: 管理者権限を持つユーザーがTeams管理センターにアクセスし、削除済みチームの一覧から復元したいチームを選択して再アクティブ化できます。
- SharePointサイトの復元: チームはSharePointサイトと連携しているため、SharePoint管理センターから該当するサイトを復元することも、チームの復元に繋がります。
- 復元後のメンバーと権限: チームを復元すると、元のメンバーと権限設定が保持されますが、組織ポリシーによっては再設定が必要な場合があります。
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目次
アーカイブされたTeamsチームが復元できない原因
Teamsでアーカイブしたチームを再アクティブ化しようとしても、うまくいかない場合があります。その原因はいくつか考えられます。まず、最も一般的なのは、チームの復元に必要な管理者権限を持っていないことです。Teamsのチーム管理や復元操作は、通常、Teams管理者またはグローバル管理者の権限が必要です。一般ユーザーは、自分でアーカイブしたチームであっても、直接復元することはできません。管理者に依頼する必要があります。
次に、アーカイブではなく、チームが完全に削除されているケースです。アーカイブはチームを非アクティブにする機能ですが、削除はチームとその関連データを完全に消去する機能です。削除されたチームは、一定期間(通常30日以内)であれば復元できる可能性がありますが、それを過ぎると復元できなくなります。また、組織のポリシーで削除されたチームの保持期間が設定されている場合、その期間を過ぎると復元が不可能になります。Teamsのアーカイブ機能と削除機能の違いを理解しておくことが重要です。
さらに、Teamsの復元機能は、Microsoft 365のバックエンドサービスと連携しています。一時的なシステム障害や、SharePointサイトの同期遅延などが原因で、復元操作が即座に反映されないこともあります。このような場合は、しばらく時間をおいてから再度試すか、IT管理者に相談してバックエンドの状況を確認してもらう必要があります。復元操作を行う前に、これらの可能性を考慮することが、スムーズな復元に繋がります。
Teams管理センターからアーカイブ済みチームを復元する手順
Teamsでアーカイブしたチームを復元するには、Teams管理者またはグローバル管理者の権限が必要です。一般ユーザーは、IT管理者またはヘルプデスクに復元を依頼してください。管理者は以下の手順でチームを再アクティブ化できます。
- Teams管理センターにサインインする
Webブラウザを開き、Teams管理者アカウントでMicrosoft 365管理センターにサインインします。次に、左側のナビゲーションメニューから「管理センター」を選択し、「Teams」をクリックしてTeams管理センターを開きます。 - 「Teams」メニューから「チームの管理」を選択する
Teams管理センターの左側メニューで、「Teams」を展開し、「チームの管理」をクリックします。 - 削除済みチームの一覧を表示する
チームの一覧画面が表示されます。画面上部にある「削除済みチーム」タブをクリックします。ここに、アーカイブまたは削除されたチームが表示されます。 - 復元したいチームを選択する
削除済みチームの一覧から、再アクティブ化したいチームを探します。チーム名や作成日などで絞り込み検索も可能です。復元したいチームの横にあるチェックボックスを選択します。 - 「復元」ボタンをクリックする
画面上部にある「復元」ボタンをクリックします。確認メッセージが表示されるので、「復元」をクリックして操作を確定します。 - 復元完了を確認する
復元処理には数分から数時間かかる場合があります。復元が完了すると、チームは「チームの管理」画面に通常通り表示されるようになります。メンバーは自動的に追加され、チャネルやファイルも元に戻ります。
Teamsのチームは、SharePoint Online上にサイトとして保存されています。そのため、Teams管理センターでチームが見つからない場合や、より詳細な復元オプションが必要な場合は、SharePoint管理センターから復元を試みることができます。この操作も、Teams管理者またはSharePoint管理者の権限が必要です。
- SharePoint管理センターにサインインする
Webブラウザを開き、SharePoint管理者アカウントでMicrosoft 365管理センターにサインインします。次に、「管理センター」から「SharePoint」を選択してSharePoint管理センターを開きます。 - 「サイト」メニューから「削除済みサイト」を選択する
SharePoint管理センターの左側メニューで、「サイト」を展開し、「削除済みサイト」をクリックします。 - 復元したいサイトを探す
削除済みサイトの一覧が表示されます。Teamsチームに対応するSharePointサイトを探します。サイト名や削除日などで絞り込み検索が可能です。 - サイトを選択し「復元」をクリックする
復元したいサイトを選択し、画面上部にある「復元」ボタンをクリックします。復元オプションが表示される場合がありますが、通常はデフォルト設定で問題ありません。 - 復元完了を確認する
サイトの復元が完了すると、SharePoint管理センターの「アクティブなサイト」一覧に表示されます。Teams側でも、しばらくするとチームが再アクティブ化され、アクセスできるようになります。
SharePointサイトの復元は、Teamsチームの復元と同期するまでに時間がかかることがあります。復元後すぐにTeamsでチームが表示されない場合は、1時間程度待ってから再度確認してみてください。それでも表示されない場合は、IT管理者に相談して、TeamsとSharePointの連携状況を確認してもらうことが推奨されます。
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アーカイブ・復元時の注意点とよくある質問
Teamsでチームをアーカイブしたり、復元したりする際には、いくつか注意すべき点があります。これらの点を理解しておくことで、予期せぬトラブルを防ぎ、スムーズな情報管理を実現できます。
アーカイブしたチームのメンバーシップと権限
チームをアーカイブしても、メンバーシップと権限は保持されます。つまり、アーカイブされたチームのメンバーは、引き続きそのチームのコンテンツにアクセスできる状態が維持されます。ただし、アーカイブされたチームでは、新しいチャネルの作成やチャットの送信など、一部の機能が制限されます。復元すれば、これらの機能制限は解除されます。
復元後、メンバーの追加や削除、権限の変更が必要になる場合があります。例えば、プロジェクトのフェーズが変わった場合や、メンバーの異動があった場合などです。復元直後に、チームの所有者や管理者は、メンバーリストと各メンバーの権限設定を確認し、必要に応じて更新することをお勧めします。
アーカイブ・削除されたチームの保持期間
Microsoft 365では、削除されたチーム(およびSharePointサイト)は、デフォルトで30日間保持されます。この期間内であれば、Teams管理センターやSharePoint管理センターから復元することが可能です。しかし、30日を過ぎると、データは完全に削除され、復元できなくなります。組織によっては、IT管理者がこの保持期間を変更している場合もあります。
アーカイブされたチームは、削除されるわけではないため、保持期間の制限はありません。ただし、長期間アクセスがないチームは、組織のストレージ容量を圧迫する可能性があります。定期的に不要なチームをアーカイブまたは削除する運用を検討することが、効率的なMicrosoft 365の利用に繋がります。
復元できない場合の対処法
Teams管理センターやSharePoint管理センターからチームが復元できない場合、いくつかの原因が考えられます。
原因1: 削除から30日以上経過している
前述の通り、削除されたチームは30日(または組織で設定された保持期間)を過ぎると完全に削除され、復元できなくなります。この場合、残念ながらデータ復旧は不可能です。過去のバックアップデータがあれば、そこから情報を抽出できる可能性はありますが、Teamsの標準機能では復元できません。
原因2: 管理者権限がない
チームの復元操作は、Teams管理者またはグローバル管理者の権限を持つユーザーのみが行えます。もしご自身が管理者でない場合は、IT部門またはMicrosoft 365管理者に連絡し、復元作業を依頼してください。
原因3: SharePointサイトの同期遅延または破損
まれに、SharePointサイトの同期に遅延が発生したり、サイト自体が破損している場合があります。このような場合は、Teams管理センターやSharePoint管理センターでチーム(サイト)が表示されなかったり、復元ボタンがグレーアウトしたりすることがあります。IT管理者に状況を伝え、Microsoft 365のサポートに問い合わせてもらう必要があるかもしれません。
原因4: 組織ポリシーによる制限
組織によっては、セキュリティやコンプライアンスの観点から、チームの復元機能に制限を設けている場合があります。例えば、特定の期間のみ復元を許可する、特定の管理者のみが復元できる、といったポリシーです。これらのポリシーについては、社内のIT部門に確認してください。
新しいTeams(v2)と従来Teamsでの違い
新しいTeams (v2) は、パフォーマンスの向上やユーザーインターフェースの刷新が主な特徴ですが、チームのアーカイブ・復元といった基本的な管理機能の操作方法に大きな変更はありません。Teams管理センターまたはSharePoint管理センターから、従来通り管理者権限で操作することになります。UIのデザインは若干異なる可能性がありますが、機能的な動作は同じです。
Mac版・モバイル版・Web版での違い
Teamsのチームアーカイブ・復元操作は、基本的に管理者権限を持つユーザーがTeams管理センターまたはSharePoint管理センターで行うため、利用するデバイス(Windows PC、Mac、スマートフォン、タブレット)やクライアントの種類(デスクトップアプリ、Webブラウザ)による操作方法の違いはほとんどありません。いずれの場合も、Webブラウザから各管理センターにアクセスして操作することになります。
管理者権限について
Teamsチームのアーカイブ・復元操作は、Teams管理者またはグローバル管理者権限が必要です。これらの権限がないユーザーは、チームをアーカイブすることはできますが、復元するにはIT管理者に依頼する必要があります。ご自身の権限を確認したい場合は、Microsoft 365管理センターで「ユーザー」>「アクティブなユーザー」からご自身のプロファイルを選択し、「役割」タブで確認できます。
組織ポリシー・テナント設定による影響
チームの削除済みアイテムの保持期間や、チームのライフサイクル管理に関するポリシーは、組織のMicrosoft 365テナント設定によって変更されている場合があります。例えば、保持期間が30日よりも長かったり、短かったりすることがあります。また、特定の条件下でチームが自動的にアーカイブまたは削除されるような設定がされている可能性もあります。これらの設定については、組織のIT管理者にご確認ください。
まとめ
Teamsでアーカイブしたチームを再アクティブ化する手順は、Teams管理センターまたはSharePoint管理センターから行うことができます。管理者権限があれば、削除済みチームの一覧から容易に復元可能です。復元後は、元のメンバーシップと権限が保持されますが、必要に応じて再確認・更新することが推奨されます。削除から30日以上経過したチームは復元できないため、早めの対応が重要です。この記事で解説したTeams管理センターからの復元手順や、SharePointサイトからの復元方法、そして注意点を理解することで、アーカイブしたチームを確実に復元し、必要な情報にアクセスできるようになります。今後は、チームのライフサイクル管理を意識し、定期的なアーカイブや不要なチームの削除運用を検討することで、より効率的なTeamsの活用を目指しましょう。
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超解決 リモートワーク研究班
Microsoft 365の導入・保守を専門とするエンジニアグループ。通信障害やサインイン不具合など、ビジネスインフラのトラブル対応に精通しています。
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