Wordで作成する文書では、図表番号を章ごとに連番で振り直したい場面があります。
しかし、標準機能だけでは章が変わるたびに番号をリセットするのが難しい場合があります。
この記事では、Wordで図表番号を章ごとに自動で連番リセットする仕組みと具体的な設定方法を解説します。
これにより、長文作成時の図表番号管理が格段に楽になります。
【要点】章ごとに図表番号をリセットする設定
- 「番号の段落」設定の活用: 図表番号を章ごとにリセットするために、見出しスタイルに番号を連動させます。
- 図表番号の書式設定: 図表番号の書式設定で、見出しスタイルに連動した番号を使用するよう指定します。
- 見出しスタイルへの番号設定: 章の開始となる見出しスタイルに、連番リセットの仕組みを組み込みます。
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目次
- 1 図表番号が章ごとにリセットされない仕組み
- 2 図表番号の書式設定と連番リセットの手順
- 3 図表番号がリセットされない場合のチェックポイント
- 4 図表番号と目次の連動
- 5 図表番号の表示形式を変更する
- 6 図表番号の書式をカスタマイズする
- 7 図表番号のフィールドコードを確認する
- 8 図表番号のフィールドコードを直接編集する際の注意点
- 9 図表番号の自動更新について
- 10 図表番号とキャプションの機能比較
- 11 章番号と図表番号の区切り文字
- 12 図表番号の連番リセットを応用する
- 13 Wordのフィールドコードと自動更新の仕組み
- 14 図表番号の書式設定をテンプレート化する
- 15 図表番号の「番号書式」と「見出し番号」の関係
- 16 図表番号のフィールドコードの書式詳細
- 17 複数レベルの見出しと図表番号
- 18 Wordの図表番号設定のまとめ
図表番号が章ごとにリセットされない仕組み
Wordの図表番号機能は、デフォルトでは文書全体の通し番号で管理されます。
そのため、章が変わっても自動的に番号が1に戻るわけではありません。
この章ごとの連番リセットを実現するには、「段落番号」機能と「図表番号」機能を連携させる必要があります。
具体的には、章の開始となる見出しスタイルに、連番リセットのトリガーとなる番号設定を行います。
そして、図表番号の書式設定で、その見出しスタイルに紐づく番号を参照するようにします。
図表番号の書式設定と連番リセットの手順
- 見出しスタイルに番号を段落設定する
まず、章の開始に使う見出しスタイル(例:見出し1)に、章番号を段落番号として設定します。 - 番号の段落ダイアログを開く
「ホーム」タブの「段落」グループにある右下の矢印をクリックし、「段落」ダイアログボックスを開きます。次に、「アウトラインレベル」の横にある「箇条書き」ボタンをクリックします。 - 「箇条書きと段落番号」ダイアログの設定
「箇条書きと段落番号」ダイアログが表示されたら、「アウトライン番号」タブを選択します。「リストのカスタマイズ」ボタンをクリックします。 - アウトラインレベルのカスタマイズ
「アウトラインレベル」で「レベル1」を選択します。「番号書式」で「1.」のような章番号の形式を選び、「このレベルの番号付けを開始する」のチェックを外しておきます。 - 「番号の段落」設定の確認
「OK」をクリックしてダイアログを閉じます。これで、見出し1スタイルに設定した箇所に、自動的に章番号が振られるようになります。 - 図表番号の書式設定を開く
図表番号を挿入した図表を選択するか、図表番号を挿入したい箇所にカーソルを置きます。「参考資料」タブの「図表番号」グループにある「図表番号の挿入」ボタンをクリックします。 - 「図表番号」ダイアログの設定
「図表番号」ダイアログボックスが表示されたら、「番号形式」ボタンをクリックします。 - 「図表番号」の番号書式設定
「図表番号」ダイアログで「番号書式」タブを選択します。「見出し番号を含める」のチェックボックスをオンにします。 - 見出しスタイルとの連携
「見出しに使用するスタイル」で、先ほど設定した章番号用の見出しスタイル(例:見出し1)を選択します。「区切り文字」で「.」(ピリオド)を選択します。 - 設定の適用
「OK」をクリックしてダイアログを閉じます。これで、図表番号に章番号が含まれ、章が変わるたびに図表番号がリセットされるようになります。
図表番号がリセットされない場合のチェックポイント
見出しスタイルに「番号の段落」設定が正しく適用されていない
章の開始となる見出しスタイルに、アウトライン番号が正しく設定されているか確認してください。
「ホーム」タブの「スタイル」グループで、該当する見出しスタイルにカーソルを合わせると、設定されているスタイルが表示されます。
もし設定されていない場合は、再度「番号の段落」設定の手順を行ってください。
図表番号の書式設定で「見出し番号を含める」がオンになっていない
図表番号の書式設定で、「見出し番号を含める」のチェックが外れていると、章番号が表示されず連番リセットも機能しません。
「図表番号」ダイアログの「番号書式」タブで、このチェックボックスがオンになっているか確認し、必要であればオンにしてください。
見出しスタイルと図表番号の連携設定が間違っている
「図表番号」ダイアログの「番号書式」タブで、「見出しに使用するスタイル」が、章番号を設定した見出しスタイルと一致しているか確認してください。
例えば、見出し1スタイルに章番号を設定した場合、ここで「見出し1」を選択する必要があります。
手動で図表番号を入力している
図表番号を「挿入」→「テキスト」→「記号と特殊文字」→「記号」から手動で入力している場合、自動連番機能は働きません。
必ず「参考資料」タブの「図表番号の挿入」機能を使ってください。
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図表番号と目次の連動
章ごとにリセットされた図表番号は、目次にも正しく反映されます。
目次を更新する際には、「目次」フィールドを右クリックし、「フィールドの更新」を選択してください。
「ページ番号だけを更新する」ではなく、「目次全体を更新する」を選択すると、図表番号の変更も反映されます。
図表番号の表示形式を変更する
図表番号の表示形式は、「図表番号」ダイアログの「番号書式」タブで変更できます。
「番号書式」のドロップダウンリストから、例えば「1-1」や「(1)1」などの形式を選択できます。
「区切り文字」で「.」(ピリオド)以外の記号(例:「-」(ハイフン))に変更することも可能です。
図表番号の書式をカスタマイズする
図表番号のフォントやサイズなどの書式は、図表番号のテキストを選択し、通常のフォント書式設定で変更できます。
ただし、この変更は図表番号のフィールドコードに直接適用されるため、更新時に意図しない動作をする可能性もあります。
基本的には、Wordの「図表番号」機能で設定できる範囲で利用するのが安全です。
図表番号のフィールドコードを確認する
図表番号のフィールドコードを確認するには、図表番号を選択した状態で「Alt」+「F9」キーを押します。
フィールドコードが表示され、設定内容を詳細に確認できます。
例えば、「{ SEQ Figure \* ARABIC }」のようなコードが表示されます。
章番号が含まれている場合は、「{ STYLEREF 1 \* MERGEFORMAT }」のようなコードが追加されているはずです。
図表番号のフィールドコードを直接編集する際の注意点
フィールドコードを直接編集するのは、Wordの専門知識がある場合に限られます。
誤った編集は、図表番号の表示に深刻な問題を引き起こす可能性があります。
通常は、「図表番号」ダイアログから設定を変更する方が安全です。
どうしてもフィールドコードを編集したい場合は、必ず文書のバックアップを取ってから行ってください。
図表番号の自動更新について
図表番号は、通常、文書の更新時に自動的に再計算されます。
しかし、まれに更新されない場合があります。
その場合は、文書全体を選択して「F9」キーを押すか、図表番号のフィールドを右クリックして「フィールドの更新」を選択してください。
図表番号とキャプションの機能比較
Wordには「図表番号」以外にも、キャプション(脚注や図表中)を挿入する機能があります。
「図表番号」は図や表、数式などに付ける番号を管理するのに特化しています。
一方、脚注や文末脚注は、本文中の注釈を管理するのに使用します。
それぞれの目的に応じて適切な機能を選択することが重要です。
章番号と図表番号の区切り文字
章番号と図表番号の区切り文字は、「図表番号」ダイアログの「番号書式」タブで変更できます。
デフォルトはピリオドですが、ハイフンやコロンなど、好みの記号に変更可能です。
文書全体のデザインに合わせて調整すると、統一感のある見た目になります。
図表番号の連番リセットを応用する
この章ごとの連番リセットの仕組みは、図表番号だけでなく、他の連番管理にも応用できます。
例えば、セクションごとに連番を振り直したい場合などにも、同様の設定が可能です。
見出しスタイルと連動させることで、柔軟な番号管理が実現します。
Wordのフィールドコードと自動更新の仕組み
Wordの図表番号は「フィールドコード」という仕組みで管理されています。
フィールドコードは、文書の更新時に自動的に値が計算・表示される機能です。
章番号と図表番号を連携させることで、章が変わるたびにフィールドコードが自動的に再計算され、図表番号がリセットされます。
図表番号の書式設定をテンプレート化する
一度設定した図表番号の書式設定をテンプレート化しておくと、他の文書でも簡単に適用できます。
文書のテンプレート(.dotx)に、見出しスタイルと図表番号の設定を保存しておくのが一般的です。
これにより、毎回同じ設定を行う手間が省けます。
図表番号の「番号書式」と「見出し番号」の関係
「図表番号」ダイアログの「番号書式」タブにある「見出し番号を含める」は、図表番号に章番号を付与するための重要な設定です。
このチェックボックスをオンにすることで、指定した見出しスタイルに紐づいた章番号が図表番号の前に表示されます。
「見出しに使用するスタイル」で、どの見出しスタイルを章番号として参照するかを指定します。
図表番号のフィールドコードの書式詳細
図表番号のフィールドコードは、通常「{ SEQ Figure \* ARABIC }」のように表示されます。
章番号を含める場合、「{ STYLEREF 1 \* MERGEFORMAT }」のようなコードが追加され、その後に図表番号の「{ SEQ Figure \* ARABIC }」が続きます。
「\* ARABIC」はアラビア数字で表示することを意味します。
「\* MERGEFORMAT」は、書式を維持したままフィールドを更新することを示します。
複数レベルの見出しと図表番号
もし、複数のレベルの見出し(例:見出し1、見出し2)で章番号を管理したい場合は、見出しスタイルの設定を調整する必要があります。
「番号の段落」設定で、各レベルの見出しに連動した番号を設定します。
図表番号の「見出しに使用するスタイル」では、最も上位の章番号となる見出しスタイルを選択します。
Wordの図表番号設定のまとめ
Wordで図表番号を章ごとにリセットするには、見出しスタイルに「番号の段落」を設定し、図表番号の書式設定で「見出し番号を含める」を有効にする必要があります。
この設定により、章が変わるたびに図表番号が自動で連番リセットされ、文書作成の効率が向上します。
今後は、長文作成時も図表番号の管理に悩むことなく、内容の執筆に集中できるようになるでしょう。
さらに、目次との連動も確認し、文書全体の整合性を保つことをお勧めします。
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超解決 Excel・Word研究班
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