Wordの番号付きリストは便利ですが、番号の表示を消したい場面があります。たとえば、デザイン上の理由で番号を非表示にしたい、または番号の代わりにカスタム記号を使いたい場合です。しかし、単に番号を削除するとリスト構造が崩れてしまいます。この記事では、番号付きリストの番号を非表示にする代替手順を2つ紹介します。通常の方法が使えない状況でも、これらの手順で対応できます。
【要点】番号付きリストの番号を非表示にする3つの方法
- 番号書式を空白に設定: 最も簡単な方法ですが、まれに反映されないことがあります。
- フィールドコード(SEQ)を編集: 確実に番号を非表示にできる代替手順です。
- 番号のフォント色を背景色と同じにする: 簡単ですが、印刷やコピーで注意が必要です。
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目次
番号付きリストの番号を非表示にする3つの方法
ここでは、番号付きリストの番号を非表示にする3つの方法を説明します。それぞれに特徴と適したシチュエーションがあります。状況に応じて最適な方法を選んでください。通常の方法は番号書式を空白にすることですが、これがうまくいかない場合の代替手順として、フィールドコード編集とフォント色変更の2つの方法を紹介します。
通常の方法: 番号書式を空白に設定する
この方法は、リボンの「ホーム」タブにある「段落」グループの「番号付け」ボタンから行います。ドロップダウンリストで「新しい番号書式の定義」を選び、「番号書式」ボックスを空白にします。これで番号が表示されなくなります。ただし、この設定が反映されない場合や、後から番号が復活することがあります。
代替手順1: フィールドコードを編集する
Wordの番号は内部でSEQフィールドとして管理されています。このフィールドコードを直接編集すると、番号の表示を抑制できます。操作はやや複雑ですが、確実に番号を非表示にできます。
代替手順2: フォント色を背景色と同じにする
番号のフォント色を白やページの背景色に変更することで、視覚的に番号を隠せます。手順は簡単ですが、印刷時やPDF変換時に番号が表示される場合があります。そのため、電子文書限定での使用が適しています。
フィールドコードを編集して番号を非表示にする手順
この手順では、番号付きリストのSEQフィールドコードを修正します。フィールドコード内の書式スイッチを変更することで、番号の表示をオフにできます。以下のステップに従ってください。
- フィールドコードを表示する
該当する番号付きリストの最初の番号を選択し、Alt+F9キーを押します。フィールドコードが表示されます。表示されない場合は、正しく選択できているか確認してください。 - SEQフィールドを探す
フィールドコードの中に「SEQ リスト名 \* MERGEFORMAT」のようなコードがあります。これが番号を生成しています。リスト名は通常「Article」や「Heading」などです。 - 書式スイッチを追加する
「\* MERGEFORMAT」の後に「\* BLANK」または「\* HIDE」というスイッチを追加します。しかし、標準のスイッチではうまくいかない場合があります。代わりに、SEQフィールド全体を選択し、Ctrl+F9で新しい空のフィールドに置き換える方法も有効です。これにより、番号が空白になります。 - フィールドコードを更新する
編集後、F9キーを押してフィールドを更新します。Alt+F9でフィールドコードを非表示にすると、番号が消えていることを確認できます。
注意: この方法は高度な操作です。誤ってフィールドコードを削除するとリストが壊れる可能性があります。事前にバックアップを取ることをおすすめします。
フォント色を変更して番号を非表示にする手順
この方法は、番号のフォント色を背景色と同じに設定するだけの簡単な手順です。以下の手順で行います。
- 番号を選択する
番号付きリストの番号部分をマウスで選択します。複数ある場合は、Ctrlキーを押しながら個別に選択できます。 - フォント色を変更する
「ホーム」タブの「フォント」グループにある「フォントの色」ボタンをクリックし、背景色と同じ色を選びます。白い背景なら「白」、グレーなら「グレー」などを選択します。 - 確認する
番号が表示されていないことを確認します。ただし、印刷プレビューやPDF変換時に番号が表示される場合があるので注意してください。
この方法は特に電子メールやWeb公開用の文書で有効です。印刷が必要な文書には不向きです。
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各方法の注意点とトラブル回避
番号書式空白が反映されない場合
番号書式を空白にしても、番号が表示され続けることがあります。その原因は、既存のリストにアウトライン番号のテンプレートが適用されているためです。この場合、一度リストを解除し、新しい番号付きリストとして作成し直すと解決します。または、フィールドコード編集の代替手順を試してください。
フィールドコード編集で番号が消えない場合
フィールドコードを編集しても番号が消えない場合、フィールドコードの書式スイッチが正しく認識されていない可能性があります。この場合は、一度フィールドコードを削除し、もう一度Alt+F9で表示を切り替えてから再編集してみてください。また、すべての番号に対して同じ変更を適用する必要があります。
フォント色変更で印刷時に番号が表示される
フォント色を背景色と同じにしても、プリンタの設定やPDFの作成方法によっては番号が印刷されることがあります。確実に非表示にするには、印刷前に必ずプレビューで確認してください。特に白以外の背景色を使う場合は注意が必要です。
3つの方法の比較表
| 方法 | 難易度 | 確実性 | 印刷時の安全性 | 設定の容易さ |
|---|---|---|---|---|
| 番号書式を空白 | 低 | 中 | 高い | 簡単 |
| フィールドコード編集 | 高 | 高い | 高い | 複雑 |
| フォント色変更 | 低 | 低 | 低い | 簡単 |
この表から、確実性を重視するならフィールドコード編集、簡単さを重視するなら番号書式空白、一時的な非表示ならフォント色変更が適しています。
まとめ
この記事では、番号付きリストの番号を非表示にする3つの方法を紹介しました。通常の番号書式空白設定がうまくいかない場合の代替手順として、フィールドコード編集とフォント色変更を解説しました。フィールドコード編集は少し複雑ですが、確実に番号を非表示にできます。フォント色変更は簡単ですが、印刷時には注意が必要です。用途に応じて最適な方法を選んでください。次に試してほしいのは、フィールドコード編集を習得し、必要に応じて使いこなせるようになることです。応用として、番号の代わりに記号や画像を挿入するテクニックもあります。
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