Wordで文書を印刷するとき、片面だけに印刷したい場合と用紙の両面に印刷したい場合があります。とくに両面印刷の設定はプリンターの機種によって操作方法が異なり、混乱しやすい部分です。この記事では、Wordの印刷ダイアログで片面印刷と両面印刷を切り替える具体的な手順を解説します。この記事を読めば、使用しているプリンターの種類に関わらず、確実に設定を変更できるようになります。
【要点】印刷ダイアログで片面・両面を切り替える3つの操作
- Ctrl+Pで印刷ダイアログを開く: キーボードショートカットで素早く印刷設定画面を表示できます。
- 「片面印刷」または「両面印刷」のドロップダウンをクリック: 表示された選択肢から目的の印刷方法を選びます。
- プリンターのプロパティで「両面印刷」を有効にする: ドロップダウンに両面印刷が出ない場合、プリンター本体の設定を変更します。
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目次
印刷ダイアログで片面・両面を切り替えるための前提
Wordの印刷ダイアログは、バージョンやプリンターのドライバーによって表示される項目が異なります。まず、現在使っているプリンターが両面印刷に対応しているかどうかを確認してください。対応していないプリンターでは、ダイアログに両面印刷のオプションが表示されません。また、Wordのバージョンが古い場合も画面構成が異なることがあります。この記事では、Word 2019/2021およびMicrosoft 365の標準的な画面で説明します。
印刷ダイアログで片面・両面を切り替える具体的な手順
以下の手順で、印刷ダイアログを開いて設定を変更します。プリンターの機種によっては、手順3以降が異なる場合があります。
- 印刷ダイアログを開く
Wordの文書を開いた状態で、キーボードのCtrlキーを押しながらPキーを押します。または、左上の「ファイル」タブをクリックし、表示されたメニューから「印刷」を選びます。 - プリンターを選択する
印刷ダイアログの上部にあるプリンターの一覧から、使用するプリンターが選択されていることを確認します。複数のプリンターが接続されている場合は、目的のプリンターをクリックして選びます。 - 片面・両面のドロップダウンを見つける
「設定」セクションの中に「片面印刷」または「両面印刷」と書かれたドロップダウンがあります。通常、デフォルトでは「片面印刷」が表示されています。このドロップダウンをクリックします。 - 印刷方法を選択する
ドロップダウンを開くと、「片面印刷」のほかに「両面印刷 長辺とじ」「両面印刷 短辺とじ」などの選択肢が表示されます。文書の綴じ方を考慮して選んでください。長辺とじは本のように縦方向に綴じる場合、短辺とじは横方向(カレンダーのような綴じ方)に適しています。 - 必要に応じてプリンターのプロパティを開く
上記のドロップダウンに両面印刷の項目がない場合は、プリンターのプロパティから設定します。プリンター名の下にある「プリンターのプロパティ」リンクをクリックします。表示されたダイアログで「両面印刷」や「両面/片面」のタブを探し、チェックボックスをオンにして設定を保存します。 - 印刷を実行する
設定が完了したら、ダイアログ上部の「印刷」ボタンをクリックします。選択した設定に従って印刷が開始されます。
以上が基本的な手順です。プリンターによっては、ドロップダウンの代わりに「印刷の種類」という項目がある場合もあります。その場合は、「両面印刷」を選択できるオプションを選んでください。
片面・両面印刷の切り替えで注意すべきポイント
ドロップダウンに両面印刷のオプションが表示されない
この症状は、プリンターが両面印刷に対応していないか、ドライバーが適切にインストールされていないことが原因です。まず、プリンターの取扱説明書で両面印刷の対応を確認してください。対応している場合は、プリンターメーカーの公式サイトから最新のドライバーをダウンロードして再インストールします。また、Wordの「ファイル」→「オプション」→「詳細設定」で、「印刷」セクションにある「両面印刷の既定を設定する」の項目が正しく構成されているかも確認してください。
両面印刷を指定したのに片面で印刷される
プリンターのプロパティで両面印刷が有効になっていない場合や、Wordの設定がプリンターの設定より優先されない場合があります。プリンターのプロパティでも「両面印刷」をオンにした上で、Wordのドロップダウンでも両面印刷を選択してください。また、印刷ダイアログの「プリンターのプロパティ」で「自動両面印刷」がオフになっていると、手動で裏面を給紙する必要があります。
長辺とじと短辺とじの違いがわからない
長辺とじは、用紙の長い辺(縦方向)で綴じる方法です。一般的な書籍やレポートは長辺とじです。短辺とじは、用紙の短い辺(横方向)で綴じる方法で、カレンダーや横向きの文書に使います。どちらを選ぶかは、完成後の綴じ方に合わせてください。間違えると、裏面の向きが逆になってしまいます。実際に1枚だけ印刷して確認することをおすすめします。
複数ページを1枚にまとめる設定と同時に使う場合
印刷ダイアログの「ページ指定」で「複数ページ」を選択し、2ページを1枚にまとめるなどの設定を使う場合、両面印刷との組み合わせに注意が必要です。たとえば、2枚を1面にまとめてさらに両面印刷すると、思った通りの順番にならないことがあります。このような場合は、まず片面でテスト印刷をしてから本番印刷を行うことを推奨します。
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片面印刷と両面印刷の設定方法の比較
| 設定方法 | 操作手順 | 注意点 |
|---|---|---|
| Wordの印刷ダイアログ | Ctrl+P→設定のドロップダウンから選択 | プリンターが両面対応なら簡単 |
| プリンターのプロパティ | 印刷ダイアログの「プリンターのプロパティ」から設定 | プリンタードライバーに依存 |
| 手動両面印刷 | 片面印刷後、用紙を裏返して再給紙 | 向きに注意、手間がかかる |
まとめ
この記事では、Wordの印刷ダイアログで片面印刷と両面印刷を切り替える具体的な手順を解説しました。基本的にはCtrl+Pで印刷ダイアログを開き、設定のドロップダウンから「両面印刷」を選択するだけで設定が完了します。もしドロップダウンに両面印刷の項目がない場合は、プリンターのプロパティで両面印刷を有効にしてください。また、長辺とじと短辺とじの違いを理解して用途に合わせて選ぶことで、思い通りの仕上がりになります。今回の手順を覚えておけば、印刷のたびに困ることが減るでしょう。さらに、複数ページを1枚にまとめる機能と組み合わせる場合は、テスト印刷で確認してから本番を行うことをおすすめします。
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