【Zoom】Bluetoothイヤホンの音声が遅延するときの対処法

【Zoom】Bluetoothイヤホンの音声が遅延するときの対処法
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ZoomのミーティングでBluetoothイヤホンを使うと、相手の声が遅れて聞こえたり、自分の声が相手に遅延して届いたりした経験はありませんか。この音声遅延は、Zoomの設定やイヤホンの接続方式、周囲の電波干渉など複数の要因が重なって発生します。本記事では、Bluetoothイヤホンを使った際の音声遅延を改善する具体的な対処法を、設定変更から機器の選び方まで詳しく解説します。

【要点】ZoomでBluetoothイヤホンの音声遅延を改善する3つの対処法

  • Zoomのオーディオ設定→詳細設定: 「マイクのテスト」「スピーカーのテスト」で遅延を確認し、「処理を低減する」や「デバイスの遅延を自動調整」のチェックを外すことで、音声の処理遅延を軽減できます。
  • イヤホンの接続方式を変更: Bluetoothのコーデックを低遅延なaptXやLDACに変更するか、USBドングル経由の接続に切り替えることで、伝送遅延を大幅に短縮できます。
  • パソコンやスマートフォンのシステム設定: Bluetoothの省電力モードやオーディオ拡張機能を無効にし、Zoom以外のアプリの音声出力を制限することで、遅延の原因を排除できます。

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ZoomでBluetoothイヤホンの音声が遅延する主な原因

Bluetoothイヤホンの音声遅延は、大きく分けて3つの原因があります。1つ目は、Bluetooth通信そのものの遅延です。Bluetoothは無線通信のため、音声データを圧縮して送受信する際に数十ミリ秒から数百ミリ秒の遅延が発生します。特にSBCコーデックでは遅延が大きく、Zoomのようなリアルタイム通話では違和感が生じやすいです。2つ目は、Zoomアプリ側の音声処理による遅延です。Zoomはエコーキャンセルやノイズリダクションのために音声バッファを確保しており、このバッファサイズが大きいと遅延が増加します。3つ目は、パソコンやスマートフォンのシステム設定や、他のアプリとの競合による遅延です。例えば、Bluetoothの省電力モードが有効だとレイテンシが不安定になったり、複数のオーディオデバイスが同時に動作すると遅延が発生したりします。

お探しの解決策が見つからない場合は、こちらの「Zoomトラブル完全解決データベース」で他のエラー原因や解決策をチェックしてみてください。

音声遅延を改善する具体的な操作手順

Zoomのオーディオ設定を最適化する

  1. Zoomの設定画面を開く
    Zoomアプリを起動し、右上の歯車アイコンをクリックして「設定」を開きます。または、ミーティング中に画面下部の「^」ボタンから「オーディオ設定」を選択します。
  2. 「オーディオ」タブの「詳細設定」をクリック
    「オーディオ」タブの下部にある「詳細設定」ボタンをクリックします。ここから音声の処理に関する詳細項目を変更できます。
  3. 「処理を低減する」のチェックを外す
    「詳細設定」画面で、「処理を低減する」というチェックボックスのチェックを外します。これにより、Zoomがエコーキャンセルやノイズリダクションの処理を簡略化し、音声の遅延を減らします。ただし、周囲の騒音が大きい場合はエコーが発生する可能性がありますので、必要に応じて元に戻してください。
  4. 「デバイスの遅延を自動調整」のチェックを外す
    同じ「詳細設定」画面で、「デバイスの遅延を自動調整」のチェックも外します。この設定は自動で遅延を調整するものですが、かえって不適切な遅延が発生する場合があります。手動で調整することで安定するケースもあります。
  5. 「スピーカーのテスト」と「マイクのテスト」で遅延を確認
    設定画面を閉じる前に、「スピーカーのテスト」と「マイクのテスト」ボタンをクリックして、音声の遅延が改善したかどうかを確認します。テスト中に「トーンを再生します」という音が聞こえたタイミングと、実際に音が出るタイミングに大きなずれがなければ、遅延は改善されています。

Bluetoothイヤホンの接続コーデックを変更する

  1. 接続している端末のBluetooth設定を開く
    パソコンでは「設定」→「Bluetoothとデバイス」、スマートフォンでは「設定」→「Bluetooth」を開きます。
  2. イヤホンの詳細設定からコーデックを変更
    接続中のBluetoothイヤホンの名前をクリックまたはタップし、詳細設定を開きます。「コーデック」の項目があれば、aptXやLDAC、AACなど低遅延なコーデックを選択します。ただし、イヤホン本体が対応している必要があります。対応していない場合は、この手順はスキップしてください。
  3. USBドングル経由の接続を試す
    イヤホンに付属しているUSBトランスミッター(ドングル)を使うと、Bluetoothの代わりに2.4GHz帯の独自通信で接続でき、遅延を大幅に減らせます。ドングルをパソコンのUSBポートに挿入し、イヤホンをペアリングモードにします。ミーティング前に接続を確認しましょう。

システム設定で余計な遅延要因を排除する

  1. Bluetoothの省電力モードを無効にする
    Windowsの場合、「設定」→「Bluetoothとデバイス」→「Bluetooth」→「関連設定」→「Bluetoothデバイスの電源を節約する」をオフにします。Macの場合は、「システム設定」→「Bluetooth」→「詳細設定」→「Bluetoothアダプターの省電力を有効にする」のチェックを外します。
  2. オーディオ拡張機能やサラウンド効果を無効にする
    パソコンのサウンド設定で、「スピーカーのプロパティ」→「拡張」タブにある「サラウンド仮想化」「ラウドネスイコライゼーション」などのチェックをすべて外します。これらの効果は音声処理に遅延を加える原因になります。
  3. Zoom以外のアプリの音声出力を制限する
    ミーティング中は、音楽再生ソフトや動画配信サービスなど、他のアプリを閉じてください。複数のアプリが同時にオーディオデバイスを使用すると、競合が発生して遅延が悪化することがあります。

音声遅延が解消しない場合の追加対策

有線イヤホンまたはヘッドセットに切り替える

Bluetoothイヤホンでどうしても遅延が改善しない場合は、一時的に有線のイヤホンやUSB接続のヘッドセットを使用する方法があります。有線接続は無線のような圧縮や伝送遅延が発生しないため、最も確実に遅延を解消できます。特に重要なミーティングの際には、予備として有線イヤホンを用意しておくと安心です。

Zoomの音声処理をさらに簡略化する

「設定」→「オーディオ」→「詳細設定」で、以下の項目も試してみてください。「マイクの音量を自動調整する」のチェックを外すと、Zoomが音量を調整する処理が減り、遅延が改善する場合があります。また、「高忠実度の音楽モード」を有効にすると音質は向上しますが、遅延が増える可能性があるため、無効にしておくことをおすすめします。

パソコンやスマートフォンのBluetoothドライバーを更新する

古いBluetoothドライバーは、接続の安定性やレイテンシに悪影響を与えることがあります。Windowsの場合はデバイスマネージャーからBluetoothアダプターのドライバーを更新するか、製造元のサイトから最新版をダウンロードします。Macの場合は、macOSを最新バージョンにアップデートすることで改善することがあります。

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Bluetoothイヤホンのコーデックごとの遅延の違い

コーデック おおよその遅延 対応状況 特徴
SBC 200~300ms ほぼすべての機器で対応 標準コーデックだが遅延が大きく通話には不向き
AAC 150~250ms iPhoneや一部Android、Macで対応 Apple製品では遅延が比較的少ないが環境に依存
aptX 70~100ms 多くのAndroidとWindowsで対応(iPhoneは非対応) 低遅延で通話に適している、相手側も対応機器が必要
LDAC 100~150ms Android 8.0以降、一部の高級イヤホンで対応 高音質だが遅延はaptXよりやや大きい

上記の表からわかるように、遅延を最小限に抑えたい場合はaptX対応のBluetoothイヤホンと送信側端末を組み合わせるのが効果的です。iPhoneの場合はAACしか使えないため、どうしても遅延が気になる場合は有線接続やLightning接続のイヤホンを検討しましょう。

まとめ

ZoomでBluetoothイヤホンの音声遅延に悩んだときは、まずZoomの詳細設定で「処理を低減する」と「デバイスの遅延を自動調整」を無効にしてみてください。それでも改善しない場合は、イヤホンのコーデックを低遅延なものに変更するか、USBドングル経由の接続を試します。また、パソコンのBluetooth省電力モードをオフにし、他のアプリを閉じることも効果的です。これらの対策を組み合わせることで、Zoomでの音声遅延を大幅に軽減できるでしょう。


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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。