【Zoom】カメラのフレームレートを上げる設定と回線への影響

【Zoom】カメラのフレームレートを上げる設定と回線への影響
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Zoomでビデオ通話を行う際、カメラのフレームレートが低いと映像がカクカクして見え、ストレスを感じることがあります。実はZoomのデフォルト設定では、フレームレートが最大30fpsに制限されており、さらに回線状況によっては自動的に低下する仕組みです。この記事では、カメラのフレームレートを上げる具体的な設定手順と、その設定が回線に与える影響について詳しく解説します。設定を変更することで、より滑らかな映像を相手に届けられます。

【要点】カメラのフレームレートを上げるための3つのポイント

  • 設定→ビデオ→HDの有効化: HDをオンにすることで、カメラが送出できる最高解像度とフレームレートが利用可能になります。
  • 設定→ビデオ→ビデオ設定の詳細→フレームレート設定: ここで最大フレームレートを30fpsから60fpsに変更できます。
  • 回線の帯域幅を確認する: フレームレートを上げると消費帯域が増加するため、安定した通信には上り2Mbps以上が必要です。

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フレームレートとZoomのデフォルト設定

フレームレートとは、1秒間に表示される静止画(フレーム)の数で、単位はfps(frames per second)で表されます。一般的なビデオ通話では30fpsで十分滑らかに見えますが、60fpsにするとさらに動きがなめらかになります。Zoomの初期設定では、ビデオ品質は「HDを有効にする」がオフになっており、最大解像度が720p・最大フレームレートが30fpsに制限されています。また、端末の処理能力やネットワーク状況に応じて、Zoomが自動的にフレームレートを調整するため、意図せず低いフレームレートで配信されている場合があります。ここでは、その設定を変更してフレームレートを最大まで引き上げる方法を紹介します。

お探しの解決策が見つからない場合は、こちらの「Zoomトラブル完全解決データベース」で他のエラー原因や解決策をチェックしてみてください。

カメラのフレームレートを上げる設定手順

  1. Zoomデスクトップクライアントを開く
    Zoomアプリを起動し、右上のプロフィールアイコン(または歯車アイコン)をクリックして「設定」を開きます。
  2. 「ビデオ」タブを選択
    左側のメニューから「ビデオ」をクリックします。
  3. 「HD」を有効にする
    「カメラ」の下にある「HDを有効にする」にチェックを入れます。これでカメラの最高解像度とフレームレートが使用可能になります。
  4. 「ビデオ設定の詳細」を開く
    「ビデオ設定の詳細」ボタンをクリックします。
  5. フレームレートの調整
    「最大フレームレート」のドロップダウンから「最大フレームレート(60fps対応の場合)」を選択します。カメラが60fpsに対応していない場合はこのオプションは表示されません。
  6. 設定を保存して確認
    「OK」をクリックして設定を閉じた後、ビデオプレビューで映像が滑らかになったか確認します。

注意:カメラが60fpsに対応しているか確認する方法

上記設定で60fpsが選択できない場合、使用しているカメラが60fpsに対応していない可能性があります。内蔵カメラの場合は多くのノートPCが30fpsまでです。外付けUSBカメラの仕様をメーカーのサイトで確認するか、別のカメラを試してみてください。

フレームレートを上げた際の回線への影響と注意点

消費帯域幅が増加する

フレームレートを60fpsに上げると、同じ解像度でも送信データ量が約1.5〜2倍に増加します。例えば720p・30fpsでは上り帯域が約0.8Mbpsですが、720p・60fpsでは約1.5Mbps必要になります。1080p・60fpsの場合はさらに多く、上り2Mbps以上が必要です。回線がこれに対応していないと、映像が途切れたり、逆にフレームレートが低下するなどの症状が出ます。

端末の処理負荷が上がる

高フレームレートの映像をエンコードするには、CPUやGPUの負荷が高まります。特に古いPCやタブレットでは、処理が追いつかずに発熱やバッテリー消費が激しくなることがあります。その結果、Zoomが自動的にフレームレートを下げてしまうため、設定を変更しても実効的なフレームレートが上がらない場合があります。

相手側の受信環境にも依存する

フレームレートを上げて配信しても、相手の回線が遅かったり、相手がモバイル端末で視聴している場合、相手側で自動的にフレームレートが低下します。相手に高フレームレートの映像を届けるには、双方の通信環境が整っている必要があることを覚えておいてください。

フレームレートが上がらない場合のチェックポイント

  1. カメラのドライバを最新にする
    カメラのメーカーサイトから最新ドライバをダウンロードし、インストールします。
  2. 他のアプリがカメラを使用していないか確認する
    ブラウザや他の通話アプリがカメラを占有していると、Zoomで正しく動作しません。それらのアプリを閉じてから再試行します。
  3. Zoomのバージョンを最新にする
    Zoomメニューから「Zoomの更新を確認」を選び、最新版にアップデートします。
  4. PCの電源プランを高パフォーマンスにする
    Windowsの「電源とスリープ」設定で「高パフォーマンス」を選択すると、CPUの能力が最大限発揮されます。

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フレームレート設定の比較

項目 HD無効(デフォルト) HD有効+最大フレームレート
最大解像度 360p〜720p(カメラ次第) 720p〜1080p(カメラ次第)
最大フレームレート 30fps 60fps(カメラ対応時)
推奨上り帯域 0.8Mbps 1.5Mbps(720p60fps)、2.5Mbps(1080p60fps)
CPU負荷 低い 高い
バッテリー消費 少ない 多い

この記事では、Zoomでカメラのフレームレートを上げる設定方法と、その際の回線や端末への影響について解説しました。HDの有効化とビデオ設定の詳細から最大フレームレートを選択することで、映像をなめらかにできます。ただし、高フレームレートを維持するには十分な上り帯域と端末性能が必要です。設定変更後は、実際の通話で映像が安定しているか確認し、必要に応じて解像度やフレームレートを調整してください。また、Zoomの統計情報(設定→統計情報→詳細)で送受信のフレームレートやパケットロスを確認することもおすすめします。


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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。