「PDFファイルを開いたら、AdobeのリーダーじゃなくてMicrosoft Edge(ブラウザ)が立ち上がってしまった」。
「ファイルのアイコンが、いつの間にか赤色からEdgeの青いマークに変わっている……」。
これは故障ではなく、Windowsの「既定のアプリ」設定が、アップデート等のタイミングでMicrosoft推奨のEdgeに書き換わってしまったことが原因です。
Edgeでも閲覧は可能ですが、印刷設定や注釈機能などは専用ソフトの方が優秀です。
この記事では、PDFを開くソフトを「Adobe Acrobat Reader」に固定し直す手順を解説します。
- ⏱ 所要時間: 30秒
- 💻 対象OS: Windows 10 / 11 対応
- 🛠 難易度: 初級(右クリックのみ)
- ✅ 必要なもの: Adobe Acrobat Reader(無料)
この状態になっていませんか?
- PDFファイルのアイコンが「Edge」や「Chrome」のマークになっている
- ダブルクリックするとブラウザの新しいタブが開く
- 毎回「プログラムから開く」を選ばないとAdobeで開けない
目次
手順1:PDFファイルを「右クリック」する
設定画面から探すよりも、実際のファイルを使って変更するのが一番早くて確実です。
- デスクトップやフォルダにある、適当なPDFファイルを1つ探します。
(なければ何か適当に名前をつけて作成するか、ネットから説明書などをDLしてください) - そのファイルを右クリックします。
- メニューの一番下にある [プロパティ] を選びます。
手順2:「変更」ボタンを押す
プロパティ画面の中段に、現在の設定が表示されています。
- 「プログラム:」の横に [Microsoft Edge] と表示されているはずです。
- その右にある [変更] ボタンをクリックします。
手順3:Adobe Acrobatを選択する
「今後の .pdf ファイルを開く方法を選んでください」という画面が出ます。
- リストの中から [Adobe Acrobat DC](または Reader)を選択します。
※見つからない場合は「その他のアプリ」をクリックして探してください。 - [OK](または [既定値を設定する])ボタンを押します。
- プロパティ画面に戻ったら、もう一度 [OK] を押して閉じます。
アイコンが変わったか確認
この瞬間、PC内にあるすべてのPDFファイルのアイコンが、一斉に「赤色(Adobe)」に変化します。
試しにダブルクリックして、ちゃんとAcrobatで開くか確認してください。
補足:Adobeが入っていない場合
リストにAdobeが出てこない場合、そもそもソフトがインストールされていない可能性があります。
- 公式サイトから「Adobe Acrobat Reader(無料版)」をダウンロード&インストールしてください。
- インストール完了後、再度上記の手順を行ってください。
まとめ:ブラウザはあくまで「閲覧用」
それぞれの特徴です。
| ソフト | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| Microsoft Edge (ブラウザ) |
起動が速い ソフト不要 |
機能が少ない 印刷トラブル多め |
| Adobe Acrobat (専用ソフト) |
表示が正確 注釈・署名など多機能 |
インストール必要 起動が少し重い |
仕事でPDFを扱うなら、レイアウト崩れや印刷ミスを防ぐためにも、本家本元のAdobe Acrobatを既定にしておくことを強くおすすめします。
