EdgeでWebサイトを開こうとすると「ERR_NAME_RESOLUTION_FAILED」というエラーが表示され、ページにアクセスできなくなることがあります。このエラーはDNS(ドメイン名をIPアドレスに変換する仕組み)が正しく機能していないために発生します。特にWindows11ではIPv6が優先される設定になっていると、一部のネットワーク環境で名前解決に失敗することがあります。本記事では、IPv4のDNSサーバを優先的に使うように設定を変更し、このエラーを解消する手順を詳しく解説します。
【要点】Edgeの「ERR_NAME_RESOLUTION_FAILED」をIPv4 DNS優先で解決する方法
- ネットワークアダプタのプロパティ変更: IPv6のチェックを外してIPv4を優先させる設定を行います。
- DNSサーバの手動指定: 信頼性の高いパブリックDNS(例: Google Public DNS)を固定で設定します。
- EdgeのDNS関連フラグ調整: edge://flags でDNSオーバーヘッドを減らす実験機能を無効にします。
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なぜ「ERR_NAME_RESOLUTION_FAILED」が発生するのか
このエラーは、ブラウザがWebサイトのIPアドレスをDNSサーバから取得できないときに表示されます。Windows11ではデフォルトでIPv6が優先されるため、DNSクエリがIPv6経路で送信されることがあります。しかし、ネットワーク機器やISP(インターネットサービスプロバイダ)がIPv6を完全にサポートしていない場合、応答が返ってこずにエラーとなるのです。また、DNSサーバ自体が不安定だったり、キャッシュが破損していることも原因として考えられます。本記事では、最も効果的な対処法である「IPv4 DNSサーバの優先設定」に焦点を当てて説明します。
IPv4 DNSサーバを優先させる具体的な設定手順
ここでは、Windows11のネットワーク設定からIPv6を無効化し、IPv4のDNSサーバを手動で指定する方法を解説します。手順は大きく3つのパートに分かれます。
1. コントロールパネルからネットワークアダプタの設定を開く
- コントロールパネルを開く
Windows11のタスクバー検索に「コントロールパネル」と入力して開きます。 - ネットワークと共有センターを選択
「ネットワークとインターネット」→「ネットワークと共有センター」をクリックします。 - アダプターの設定を変更する
左側のメニューから「アダプターの設定を変更する」をクリックします。
2. IPv6を無効にし、IPv4のDNSを手動設定する
- 使用中のネットワークアダプタを右クリック
現在インターネットに接続しているアダプタ(例: 「イーサネット」や「Wi-Fi」)を右クリックし、「プロパティ」を選択します。 - インターネット プロトコル バージョン 6 (TCP/IPv6) のチェックを外す
一覧から「インターネット プロトコル バージョン 6 (TCP/IPv6)」を見つけ、チェックを外して無効にします。 - インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4) を選択しプロパティを開く
同じ一覧から「インターネット プロトコル バージョン 4 (TCP/IPv4)」をダブルクリックします。 - DNSサーバのアドレスを手動で入力する
「次のDNSサーバのアドレスを使う」にチェックを入れ、以下の値を入力します。推奨するDNSはGoogle Public DNS(プライマリ: 8.8.8.8、セカンダリ: 8.8.4.4)です。必要に応じてCloudflareの1.1.1.1や1.0.0.1も利用できます。 - 設定を保存して閉じる
「OK」をクリックし、すべてのプロパティウィンドウを閉じます。
3. DNSキャッシュをクリアしてEdgeを再起動する
- コマンドプロンプトを管理者として開く
タスクバー検索で「cmd」と入力し、「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選びます。 - DNSキャッシュをフラッシュする
次のコマンドを入力してEnterキーを押します。ipconfig /flushdns - Edgeを完全に閉じて再度開く
タスクマネージャーでEdgeのプロセスをすべて終了してから起動し直します。
設定が反映されない場合の追加チェックポイント
EdgeのDNS関連フラグが干渉していないか確認する
Edgeには実験的な機能(フラグ)が多数あり、中にはDNS解決に影響を与えるものがあります。アドレスバーに「edge://flags」と入力してフラグ画面を開き、「DNS」で検索してみてください。「Async DNS resolver」や「DNS-over-HTTPS」などの項目が有効になっている場合は、一度「Disabled」に変更してからEdgeを再起動すると改善することがあります。
Wi-Fiルーターの再起動も効果的
ルーターの内部キャッシュが原因で名前解決に失敗することもあります。ルーターの電源を一度切り、30秒ほど待ってから再度電源を入れてください。これにより問題が解決する場合も少なくありません。
Windows10でも同様の手順が使える
Windows10の場合も、コントロールパネルのネットワークアダプター設定はほぼ同じです。ただし、Windows10では一部のフラグが異なる場合がありますので、その際は「edge://flags」の項目名をよく確認してください。
設定前後のDNS解決速度の比較
| 項目 | デフォルト設定(IPv6優先) | IPv4優先設定後 |
|---|---|---|
| DNSサーバ | ISP提供の自動DNS(IPv6/IPv4混在) | Google Public DNS(IPv4固定) |
| 名前解決の成功率 | IPv6が使えない環境では低い | 高い(IPv4のみで安定) |
| 応答速度 | IPv6クエリのタイムアウトで遅延 | 高速(キャッシュヒット率も高い) |
| 設定の難易度 | 特に設定不要 | 簡単(数分で完了) |
まとめ
本記事では、Edgeの「ERR_NAME_RESOLUTION_FAILED」エラーに対して、IPv4 DNSサーバを優先的に使用する設定手順を解説しました。具体的には、コントロールパネルからIPv6を無効化し、IPv4のDNSサーバとしてGoogle Public DNSを手動で指定する方法です。この設定により、IPv6が原因で発生する名前解決の失敗を根本的に解決できます。また、Edgeの実験フラグやルーターの再起動といった追加対策も有効です。エラーが発生した際は、まずこのIPv4 DNS優先設定を試してみてください。ネットワークの安定性が大幅に向上するはずです。
超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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