ADVERTISEMENT

【Edge】Edgeで「ERR_SPDY_PROTOCOL_ERROR」が出るHTTP/2非互換サーバの切り分け手順

【Edge】Edgeで「ERR_SPDY_PROTOCOL_ERROR」が出るHTTP/2非互換サーバの切り分け手順
🛡️ 超解決

Edgeでウェブサイトを閲覧中に「ERR_SPDY_PROTOCOL_ERROR」というエラーが表示され、ページが開けないことがあります。このエラーは、サーバーとブラウザ間のHTTP/2通信に問題が生じた際に発生します。特に、HTTP/2に対応していない古いサーバーやプロキシが原因となるケースが多いです。本記事では、このエラーが起きる原因と、対象サーバーがHTTP/2非互換かどうかを切り分ける手順を解説します。

【要点】EdgeでERR_SPDY_PROTOCOL_ERRORを解決するための切り分け手順

  • HTTP/2を無効にするEdgeフラグ: edge://flags からHTTP/2を無効にすることで、問題が改善するか確認します。
  • サーバーのHTTP/2対応状況を確認: コマンドプロンプトでcurlコマンドを使い、対象サーバーがHTTP/2をサポートしているか調べます。
  • レジストリ編集でHTTP/2を無効化: より恒久的な対策として、レジストリを変更してHTTP/2を無効にする方法もあります。

ADVERTISEMENT

ERR_SPDY_PROTOCOL_ERRORが発生する主な原因

このエラーは、EdgeがSPDYプロトコル経由でサーバーと通信しようとした際に、サーバー側がHTTP/2を正しく処理できないために発生します。SPDYはHTTP/2の前身となるプロトコルで、現在はHTTP/2が標準です。しかし、一部の古いサーバーやプロキシ、CDN(コンテンツ配信ネットワーク)がHTTP/2に完全対応しておらず、EdgeからのHTTP/2リクエストを誤って解釈する場合があります。結果として、Edgeはプロトコルエラーを検出し、ERR_SPDY_PROTOCOL_ERRORを表示します。

原因として考えられるのは、以下のようなケースです。

  • サーバーのHTTP/2実装に不具合がある
  • 中間プロキシやロードバランサーがHTTP/2を適切に処理できない
  • 古いバージョンのWebサーバーソフトウェアを使用している
  • EdgeのHTTP/2実装とサーバー側の実装に互換性がない
お探しの解決策が見つからない場合は、こちらの「Microsoft Edgeトラブル完全解決データベース」で他のエラー原因や解決策をチェックしてみてください。

問題を切り分けるための環境調査手順

まずは、対象サーバーがHTTP/2に対応しているかどうかを確認します。Windowsに標準搭載されているcurlコマンドを使うと簡単に確認できます。

  1. コマンドプロンプトを開く
    スタートメニューから「cmd」と入力し、コマンドプロンプトを管理者として実行します。
  2. curlコマンドを実行する
    次のコマンドを入力してEnterキーを押します。
    curl -I --http2 https://example.com
    「example.com」の部分は実際のアクセス先のURLに置き換えてください。
  3. 出力を確認する
    HTTP/2が利用可能な場合、レスポンスヘッダーに「HTTP/2 200」のように表示されます。HTTP/1.1しか表示されない場合、サーバーはHTTP/2に対応していない可能性があります。
  4. エラーが再現するか試す
    同様のエラーが特定のサイトでのみ発生するなら、そのサーバーがHTTP/2非互換の可能性が高いです。

なお、curlコマンドがインストールされていない場合は、Windows 10/11のバージョン1903以降で標準搭載されています。古いバージョンの場合は別途ダウンロードが必要です。

EdgeでHTTP/2を無効にする手順

切り分けのため、EdgeのHTTP/2を一時的に無効にします。これにより、問題がHTTP/2起因かどうか確認できます。

  1. Edgeのフラグ設定を開く
    アドレスバーに「edge://flags」と入力してEnterキーを押します。
  2. HTTP/2関連のフラグを検索する
    検索ボックスに「http2」と入力します。「Enable SPDY/HTTP2」というフラグが表示されます。
  3. フラグを無効にする
    「Enable SPDY/HTTP2」のドロップダウンメニューから「Disabled」を選択します。
  4. Edgeを再起動する
    下部に表示される「Relaunch」ボタンをクリックしてEdgeを再起動します。

再起動後、同じサイトにアクセスしてエラーが解消されるか確認します。解消された場合は、サーバー側のHTTP/2対応が不完全であることが確定します。この場合、当面の回避策としてフラグを無効のまま運用するか、サーバー管理者にHTTP/2の設定見直しを依頼します。

レジストリ編集でHTTP/2を恒久的に無効にする

Edgeのフラグはアップデートでリセットされる可能性があります。より恒久的な対策として、レジストリを編集する方法もあります。ただし、レジストリ操作は慎重に行う必要があります。

  1. レジストリエディタを開く
    Windowsキー+Rキーを押し、「regedit」と入力してEnterキーを押します。管理者権限が必要です。
  2. バックアップを作成する
    「ファイル」メニューから「エクスポート」を選び、現在のレジストリ全体をバックアップします。
  3. キーに移動する
    以下のパスに移動します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Edge
    「Edge」キーがない場合は作成します。
  4. DWORD値を作成する
    右クリックから「新規」→「DWORD(32ビット)値」を選び、名前を「EnableHTTP2」にします。
  5. 値を0に設定する
    作成した「EnableHTTP2」をダブルクリックし、値のデータを「0」に設定してOKをクリックします。
  6. Edgeを再起動する
    設定を反映させるため、Edgeをすべて閉じてから再度起動します。

この方法でHTTP/2が無効になります。元に戻す場合は、EnableHTTP2を削除するか値を1に変更します。レジストリ編集は誤るとシステムに影響が出るため、バックアップを必ず取ってください。

ADVERTISEMENT

問題が解決しない場合の追加チェック

HTTP/2を無効にしても問題が改善されない場合、別の原因が考えられます。以下の点を確認します。

拡張機能が競合している

一部の拡張機能(特に広告ブロッカーやプロキシ関連)がHTTP通信に干渉することがあります。Edgeの拡張機能をすべて無効にしてから再度アクセスし、原因を切り分けます。

プロキシ設定が影響している

システムのプロキシ設定がHTTP/2通信を阻害している場合があります。設定アプリから「ネットワークとインターネット」→「プロキシ」を開き、自動検出やスクリプトが無効になっているか確認します。また、一時的にプロキシをオフにしてテストします。

EdgeのキャッシュやCookieが問題を起こす

古いキャッシュやCookieが原因でエラーが発生することもあります。Edgeの設定から「プライバシー、検索、サービス」→「閲覧データをクリア」を開き、「キャッシュされた画像とファイル」と「Cookieとその他のサイトデータ」を選択してクリアします。

HTTP/2有効時と無効時の挙動の比較

項目 HTTP/2有効(デフォルト) HTTP/2無効(回避策)
通信速度 多重化により高速 HTTP/1.1の直列通信
サーバー負荷 低減される やや増加する場合あり
互換性 一部の古いサーバーと非互換 幅広いサーバーで安定
エラー発生リスク 非互換サーバーでエラー エラーはほぼ発生しない
推奨状況 最新環境では有効推奨 問題が起きる場合の一時的回避

Edgeの「err_spdy_protocol_error」は、HTTP/2の非互換が主な原因です。今回紹介した手順でサーバーの対応状況を確認し、必要に応じてHTTP/2を無効にすることで問題を回避できます。ただし、無効化はあくまで一時的な対策です。最終的にはサーバー管理者にHTTP/2の設定見直しを依頼するか、最新のEdgeバージョンでの修正を待つとよいでしょう。また、同様の問題が他のブラウザでも発生する場合は、サーバー側の問題が疑われます。切り分けにはcurlコマンドや他のブラウザでの動作確認を活用してください。


🧭
Microsoft Edgeトラブル完全解決データベース ページが開かない・パスワードが消えた・動作が重いなど、Edgeの困りごとを設定・仕組みから即解消。逆引きリファレンスとして活用してください。

ADVERTISEMENT

この記事の監修者
✍️

超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。

ADVERTISEMENT