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【Edge】「ERR_TOO_MANY_RETRIES」がEdgeのフェイルオーバー時に出る時のリトライ間隔調整

【Edge】「ERR_TOO_MANY_RETRIES」がEdgeのフェイルオーバー時に出る時のリトライ間隔調整
🛡️ 超解決

EdgeでWebサイトにアクセスした際、「ERR_TOO_MANY_RETRIES」というエラーが表示されることがあります。このエラーは、ネットワークのフェイルオーバーやプロキシの切り替え時に多く発生します。サーバーへの要求が何度もリトライされ、結果として接続がブロックされてしまうのです。本記事では、このエラーの原因を解説し、Edgeのリトライ間隔を調整する具体的な手順を紹介します。

【要点】EdgeのERR_TOO_MANY_RETRIESをリトライ間隔調整で解決します

  • レジストリの編集: 特定のキーでリトライ間隔をミリ秒単位で設定し、フェイルオーバー時の過剰な再試行を抑制します。
  • グループポリシーの適用: 組織環境ではポリシーでリトライ動作を制御し、エラー発生を防止します。
  • 実験的機能の設定: edge://flagsの項目を変更して、ネットワークスタックの動作を調整し、リトライ回数を減らします。

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ERR_TOO_MANY_RETRIESが発生する根本的な原因

このエラーは、サーバーが送信する「Retry-After」ヘッダーをクライアントが無視するか、設定されたリトライ間隔が短すぎるために発生します。フェイルオーバー時には、ネットワーク経路が切り替わるため、サーバーが一時的に応答しなくなることがあります。Edgeは既定で数秒間隔でリトライを繰り返しますが、その間隔が短すぎるとリトライ回数が上限(通常50回程度)に達し、ブラウザが接続を断念するのです。特に、プロキシやVPNの切り替えが頻発する環境では、この問題が顕著です。

リトライ動作の仕組み

Edgeのネットワークスタックは、HTTPリクエストがタイムアウトまたはサーバーエラーになった場合、自動的に再試行を行います。再試行の間隔は、サーバーからRetry-Afterヘッダーで指定された時間か、それがない場合は既定値(約1秒)が使用されます。しかし、フェイルオーバー時にはサーバーが一貫した応答を返せず、リトライが連続して発生し、最終的に「ERR_TOO_MANY_RETRIES」となります。この問題を解決するには、リトライ間隔を長くしてサーバーの回復を待つか、リトライ回数の上限を調整する必要があります。

お探しの解決策が見つからない場合は、こちらの「Microsoft Edgeトラブル完全解決データベース」で他のエラー原因や解決策をチェックしてみてください。

Edgeのリトライ間隔を調整する操作手順

ここでは、レジストリ編集、グループポリシー、実験的機能の3つの方法を説明します。レジストリ編集は個人のWindows PC向け、グループポリシーはドメイン参加端末向けです。

レジストリを編集してリトライ間隔を変更する

  1. レジストリエディタを開く
    Windowsの検索ボックスに「regedit」と入力し、管理者として実行します。ユーザーアカウント制御の確認画面では「はい」をクリックします。
  2. バックアップを作成する
    レジストリエディタのメニューから「ファイル」→「エクスポート」を選択し、バックアップファイルを安全な場所に保存します。これにより、トラブル時に復元できます。
  3. キーに移動する
    以下のパスに移動します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Edge
    もし「Edge」キーがない場合は、右クリックで「新規」→「キー」を作成し、名前を「Edge」にします。
  4. DWORD値を作成する
    右側の空白で右クリックし、「新規」→「DWORD (32ビット) 値」を選択します。名前を「MaxRetryAfterMs」とします。
  5. 値を設定する
    「MaxRetryAfterMs」をダブルクリックし、基数を「10進数」に変更して、値を入力します。推奨値は30000(30秒)です。これにより、リトライ間隔が最低30秒になります。
  6. Edgeを再起動する
    レジストリエディタを閉じ、Edgeを完全に終了してから再起動します。変更が反映されます。

グループポリシーでリトライ関連の設定を行う

  1. ローカルグループポリシーエディタを開く
    Windowsキー+Rキーで「ファイル名を指定して実行」を開き、「gpedit.msc」と入力してEnterキーを押します。Windows 10/11 ProまたはEnterprise版のみ使用できます。
  2. Edgeのポリシーフォルダに移動する
    左側のツリーから「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「Microsoft Edge」を展開します。
  3. リトライ関連のポリシーを探す
    「RetryAfterミリ秒の最大値を設定する」というポリシーが存在する場合、それをダブルクリックします。ない場合は、最新のEdge管理用テンプレートをダウンロードする必要があります。
  4. ポリシーを有効にして値を設定する
    「有効」を選択し、表示されるテキストボックスにミリ秒単位の値を入力します(例:30000)。「OK」をクリックします。
  5. 変更を反映する
    コマンドプロンプトを管理者として開き、「gpupdate /force」を実行します。Edgeを再起動します。

実験的機能(edge://flags)を利用する

  1. edge://flagsを開く
    Edgeのアドレスバーに「edge://flags」と入力して移動します。
  2. ネットワーク関連のフラグを検索する
    検索ボックスに「network」または「retry」と入力します。関連するフラグが表示されます。
  3. 「Stable network throttling」を有効にする
    「Stable network throttling」というフラグを探し、プルダウンから「Enabled」を選択します。これにより、ネットワーク変動時のリトライ動作が安定化します。
  4. 「Retry-After header support」を確認する
    「Retry-After header support」というフラグがある場合は「Enabled」にします。このフラグは、サーバーからのRetry-Afterヘッダーを正確に尊重するようになります。
  5. Edgeを再起動する
    右下の「Relaunch」ボタンをクリックしてEdgeを再起動します。

調整後に発生しやすい問題と追加の対処法

レジストリ変更が反映されない

ポリシーの優先順位により、レジストリの設定が上書きされる場合があります。グループポリシーが適用されている環境では、レジストリ編集ではなくポリシーを使う必要があります。また、Edgeのバージョンによってはサポートされていないキーもあります。最新のEdge管理用テンプレートを常に適用しましょう。

実験的フラグがリセットされる

edge://flagsの設定は、Edgeのアップデートや自動クリーンアップ機能でリセットされることがあります。定期的に確認し、必要なフラグが有効になっているか確認してください。また、フラグの設定は安定版ではないため、予期せぬ動作を引き起こす可能性があります。

それでもエラーが解決しない場合

キャッシュやCookieが原因でリトライがループすることもあります。Edgeの設定から「プライバシー、検索、サービス」→「閲覧データをクリア」で、期間を「すべての期間」にして「キャッシュされた画像とファイル」と「Cookieとその他のサイトデータ」を削除してみてください。また、拡張機能がリクエストを妨害している可能性もあるため、すべての拡張機能を無効にしてテストしてください。

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リトライ間隔調整方法の比較表

項目 レジストリ編集 グループポリシー 実験的機能(flags)
対象環境 個人用PC ドメイン参加端末 すべての端末
設定の永続性 高い(手動削除まで) 高い(ポリシー更新まで) 低い(アップデートでリセット)
必要な権限 管理者権限 管理者権限 なし
サポートの有無 非公式 公式(管理用テンプレート) 非公式(実験的)
効果の確実性 中程度 高い 変動あり

まとめ

Edgeの「ERR_TOO_MANY_RETRIES」エラーは、リトライ間隔を適切に調整することで解決できるケースが多いです。レジストリやグループポリシーでMaxRetryAfterMsを設定する方法が最も確実です。また、実験的機能のフラグを併用することで、さらに安定性を高められます。エラーが続く場合は、キャッシュのクリアや拡張機能の無効化も試してください。本記事で紹介した手法を組み合わせて、快適なブラウジング環境を整えましょう。


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この記事の監修者
✍️

超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。

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