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【Edge】Edge起動時にIEモードのサイトリストXMLを自動読み込みする企業向け設定手順

【Edge】Edge起動時にIEモードのサイトリストXMLを自動読み込みする企業向け設定手順
🛡️ 超解決

Microsoft EdgeのIEモードは、企業がレガシーアプリケーションを継続利用するために欠かせない機能です。IEモードで開くべきサイトをサイトリストXMLに定義し、それをEdge起動時に自動読み込みさせることが可能です。本記事では、グループポリシーを用いて自動読み込みを構成する手順を詳しく解説します。管理者はこの設定により、ユーザーが手動でサイトリストをインポートする手間を省き、統一した運用が可能になります。この記事を読めば、XMLファイルの準備からポリシー適用までを理解できます。

【要点】Edge起動時にIEモードのサイトリストXMLを自動読み込みする設定手順

  • グループポリシー設定: 管理用テンプレートからIEモードのサイトリストを指定します。
  • サイトリストXMLの準備: 必要なサイトを定義したXMLファイルを用意します。
  • ポリシーの適用: グループポリシーを更新して反映させます。

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IEモードのサイトリストXML自動読み込みの背景

IEモードは、Microsoft Edge上でInternet Explorerのレンダリングエンジンを使用する機能です。企業内には、IEでしか正常に動作しないWebアプリケーションが多数存在します。EdgeはIEモードを提供することで、これらのアプリケーションを互換性なく利用できるようにしています。IEモードを有効にするためには、管理者がサイトリストXMLを作成し、Edgeに読み込ませる必要があります。このXMLファイルには、IEモードで表示するURLや、IEのバージョン設定などを記述します。Edge起動時にXMLを自動で読み込ませる設定を行うことで、ユーザーは何も操作せずに適切なモードでサイトが表示されるようになります。グループポリシーを使用すると、ドメインに参加しているすべての端末に一貫した設定を配布でき、管理工数を大幅に削減できます。手動インポートでは、ユーザーごとにリストが管理され、更新が困難です。自動読み込みなら管理者がXMLを更新するだけで全ユーザーに反映されるため、効率的です。

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グループポリシーを使った自動読み込み設定手順

ここでは、Windows Serverのグループポリシー管理エディターを使用して設定する手順を説明します。事前にEdge管理用テンプレート(ADMX)をダウンロードし、中央ストアに配置しておく必要があります。Windows 10およびWindows 11のEdgeで動作します。

  1. サイトリストXMLファイルを作成する
    テキストエディターでサイトリストXMLファイルを作成します。Microsoftが提供するスキーマに従い、ルート要素<site-list version="1">を使用します。サンプルとして、以下のような内容になります。実際のファイルは適宜編集してください。
    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
    <site-list version="1">
    <site url="https://legacyapp.example.com">
    <compat-mode>IE11</compat-mode>
    <open-in>IE11</open-in>
    </site>
    </site-list>

    このXMLファイルをsitelist.xmlなどの適切な名前で保存します。
  2. XMLファイルをアクセス可能な場所に配置する
    作成したXMLファイルを、すべてのユーザーが読み取り可能な共有フォルダーまたはHTTPSでアクセスできるWebサーバーに配置します。例えば、\\fileserver\share\sitelist.xmlhttps://internal.company.com/config/sitelist.xmlなどです。ファイルのパーミッションが適切であることを確認してください。
  3. グループポリシー管理コンソールを開く
    ドメインコントローラーで「グループポリシー管理」を開きます。設定したいOU(組織単位)を右クリックし、「このドメインにGPOを作成し、ここにリンクする」を選択します。新しいGPOに名前を付けます(例:Edge IE Mode Auto Load)。
  4. Edge管理用テンプレートを読み込む
    作成したGPOを右クリックして「編集」を選択します。グループポリシー管理エディターが開きます。コンピューターの構成またはユーザーの構成の「管理用テンプレート」を右クリックし、「テンプレートの追加と削除」を選択して、EdgeのADMXファイルを追加します。Edgeの管理用テンプレートはMicrosoftダウンロードセンターから入手できます(「Microsoft Edge 管理用テンプレート」で検索)。ダウンロードしたmsedge.admxmsedge.admlを中央ストア(\\domain\sysvol\domain\Policies\PolicyDefinitions)にコピーします。
  5. 「Internet Explorerモードのサイトリストを設定する」ポリシーを見つける
    管理用テンプレートのツリーで、「Microsoft Edge」→「Internet Explorer統合」の順に展開します。その中に「Internet Explorerモードのサイトリストを設定する」というポリシーがあります。これをダブルクリックします。
  6. ポリシーを有効にしてXMLの場所を指定する
    ポリシー設定ダイアログで「有効」を選択します。オプションの「サイトリスト」フィールドに、先ほど配置したXMLファイルの完全なパスを入力します。UNCパスまたはHTTPS URLを使用します。例:\\fileserver\share\sitelist.xml。OKをクリックして保存します。
  7. ポリシーを更新してクライアントに適用する
    グループポリシー管理エディターを閉じ、GPOをリンクしたOU内のクライアントコンピューターでコマンドプロンプトを管理者として開き、gpupdate /forceを実行します。または、再起動してもポリシーが適用されます。Edgeを起動すると、指定したXMLファイルが自動的に読み込まれ、定義されたサイトはIEモードで表示されるようになります。

ポリシーが正しく適用されたか確認するには、Edgeでedge://compatと入力してIEモードのサイトリストページを開きます。そこに読み込まれたXMLの内容が表示されていれば成功です。

設定時の注意点とよくある失敗例

XMLファイルの形式が正しくない場合

XMLファイルのスキーマに誤りがあると、Edgeがサイトリストを読み込めません。Microsoftが公開している公式のサンプルやドキュメントを参照し、正しいXML構造で作成してください。特に、ルート要素のversion属性や、URLのエンコードが必要な場合は事前に処理します。XMLのバリデーションツールを使って事前にチェックすることを推奨します。

ファイルパスがアクセスできない場合

共有フォルダーに配置した場合、クライアントコンピューターからUNCパスにアクセスできる必要があります。ファイアウォールやアクセス許可の設定を見直してください。読み取り専用の共有アクセス権が正しく割り当てられているか確認します。HTTPSで提供する場合は、証明書が信頼されていることと、サーバーが内部ネットワークから到達可能であることを確認します。

ポリシーが適用されない場合

グループポリシーが正しくリンクされていないか、ADMXテンプレートが中央ストアに正しく配置されていない可能性があります。また、ポリシーの設定対象が「コンピューターの構成」か「ユーザーの構成」か、意図したとおりになっているか確認します。Edgeのバージョンによっては、ポリシーがサポートされていない場合があるため、最新のEdge Stableチャネルを使用することをおすすめします。ポリシーの適用結果は、gpresult /h report.htmlでHTMLレポートを生成して確認できます。

Edgeのバージョンによる注意

古いバージョンのEdgeでは、サイトリストXMLの自動読み込み機能が未実装の場合があります。Edgeを最新バージョン(Stableチャネル)に更新してから設定を適用してください。また、Windows 10とWindows 11で基本的な手順は同じですが、Windows 10では一部のポリシー設定が異なる場合があります。公式ドキュメントを参照してください。

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自動読み込みと手動インポートの比較

項目 自動読み込み(グループポリシー) 手動インポート
設定の手間 管理者がポリシーを一度設定するだけ ユーザーが毎回インポートする必要がある
更新の反映 ポリシー更新または再起動で自動反映 ユーザーが手動で再インポートする必要がある
エラーのリスク 管理者がXMLを一元管理できるためミスが少ない ユーザーが誤ったファイルをインポートする可能性がある
導入の複雑さ グループポリシー環境が必要(ドメイン参加必須) スタンドアロンでも可能
管理の容易さ 集中管理で更新が容易 個別対応が必要で手間がかかる

まとめ

本記事では、グループポリシーを使ってEdge起動時にIEモードのサイトリストXMLを自動読み込みする手順を解説しました。この設定により、管理者は一元管理が可能になり、ユーザーは手動インポートの煩わしさから解放されます。最初にサイトリストXMLを正しい形式で作成し、アクセス可能な場所に配置します。その後、グループポリシーエディターで該当ポリシーを有効にしてXMLのパスを指定します。ポリシーを適用してEdgeを起動すれば、自動読み込みが機能します。応用として、複数のXMLをマージするテクニックや、ユーザーごとに異なるリストを割り当てる方法もあります。この設定を活用して、IEモードの運用効率を向上させてください。


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この記事の監修者
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超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。

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