Edgeの更新がメーター接続時に行われると通信量を消費してしまいます。Edgeには「メーター接続時に更新を保留する」という設定が用意されています。ただしこの設定はユーザーが手動でオンにする必要があり、組織で強制的に適用したい場合もあるでしょう。この記事ではグループポリシーとレジストリを使ってEdgeの更新保留設定を強制適用する手順を解説します。
【要点】Edgeの更新をメーター接続時に保留する設定を強制適用する方法
- グループポリシーエディター: コンピューターの構成からEdge更新ポリシーを設定し、メーター接続時の更新保留を強制します。
- レジストリエディター: 特定のキーと値を追加することで、グループポリシー同等の設定を適用します。
- 適用の確認: edge://policyページでポリシーが正しく反映されているか確認します。
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目次
メーター接続時に更新を保留する機能の概要
Edgeはメーター制限付きネットワーク(モバイルデータ通信など)を検出すると、自動更新を控える設定を備えています。この設定は「メーター接続時に更新を保留する」と呼ばれ、ユーザーが手動で有効にできます。しかし企業環境など多数の端末に統一設定を適用するには、グループポリシーやレジストリを使った強制適用が必要です。
この機能はWindowsのメーター接続設定に依存します。EdgeはWindowsのネットワークプロファイルが「従量制課金接続」に設定されている場合にのみ、この保留動作を行います。そのため、強制適用する際にはWindows側の設定も確認する必要があります。
グループポリシーで強制適用する手順
グループポリシーの設定場所を開く
- グループポリシー管理エディターを起動する
キーボードのWindowsキー+Rを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「gpedit.msc」と入力してEnterキーを押します。 - ポリシーのパスに移動する
左側のツリーから「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「Windowsコンポーネント」→「Microsoft Edge」→「更新」の順に展開します。 - 「メーター接続時に更新をダウンロードしない」を開く
右側の一覧から「メーター接続時に更新をダウンロードしない」をダブルクリックします。ポリシー名は環境によって「従量制課金接続での更新のダウンロードを許可しない」など異なる場合があります。 - ポリシーを有効にする
「有効」を選択し、「OK」をクリックします。これでメーター接続時には更新のダウンロードが行われなくなります。
ポリシーの適用を確認する
- コマンドプロンプトで適用を反映させる
管理者としてコマンドプロンプトを開き、「gpupdate /force」を実行してポリシーを強制的に反映します。 - Edgeのポリシーページで確認する
Edgeのアドレスバーに「edge://policy」と入力してアクセスします。一覧に該当のポリシーが表示されていれば適用されています。
レジストリで強制適用する手順
レジストリのバックアップを作成する
- レジストリエディターを開く
Windowsキー+Rで「regedit」と入力し、Enterキーを押します。 - エクスポートでバックアップする
メニューから「ファイル」→「エクスポート」を選び、保存先とファイル名を指定して「保存」をクリックします。これでいつでも元に戻せます。
レジストリキーを追加する
- 該当のパスに移動する
左側のツリーから「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Edge」に移動します。Edgeキーが存在しない場合は、Microsoftキーの下に新しく「Edge」キーを作成します。 - DWORD値を作成する
右側の領域で右クリックし、「新規」→「DWORD (32ビット) 値」を選択します。名前を「AllowUpdateOnMeteredNetwork」に設定します。 - 値を設定する
作成した値「AllowUpdateOnMeteredNetwork」をダブルクリックし、値のデータに「0」を入力して「OK」をクリックします。値「0」は更新を許可しない(保留する)意味になります。値「1」は許可する意味です。
適用の確認
- Edgeのポリシーページを確認する
Edgeで「edge://policy」を開き、「AllowUpdateOnMeteredNetwork」が表示されていれば正しく適用されています。
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強制適用時の注意点とトラブルシューティング
グループポリシーが反映されない場合
グループポリシーの設定後、すぐに反映されないことがあります。その場合は「gpupdate /force」を実行して反映を強制してください。それでも反映されない場合、ポリシーのパスが間違っている可能性があります。「コンピューターの構成」ではなく「ユーザーの構成」に設定していないか確認してください。
レジストリの値が正しく適用されない場合
レジストリに追加した値がEdgeに反映されない場合、Edgeのバージョンによってポリシー名が異なる可能性があります。Microsoftの公式ドキュメントで最新のポリシー名を確認してください。また、64ビット版Windowsで32ビット版のレジストリを編集していないか注意してください。Edgeは32ビット版と64ビット版でレジストリのパスが異なる場合があります。
メーター接続設定が優先されない場合
Edgeの設定が正しく適用されていても、Windows自体のネットワークプロファイルが「従量制課金接続」に設定されていなければ機能しません。タスクバーのネットワークアイコンからプロパティを開き、「従量制課金接続」を「オン」に設定してください。
グループポリシーとレジストリの比較
| 項目 | グループポリシー | レジストリ |
|---|---|---|
| 必要なエディション | Windows Pro/Enterpriseのみ | 全エディション(Home含む) |
| 設定の容易さ | GUIで直感的に設定可能 | 手動でキーを作成する必要がある |
| 適用範囲 | ドメイン環境での集中管理に最適 | ローカルマシンのみ |
| バックアップの重要性 | 低い(戻すのもGUIで簡単) | 高い(誤操作でシステムに影響) |
| 反映の即時性 | gpupdate実行後すぐ | Edge再起動後すぐ |
まとめ
この記事ではEdgeの更新をメーター接続時に保留する設定を強制適用する方法を解説しました。グループポリシーを使えば組織全体に統一設定を適用でき、レジストリを使えばHomeエディションでも設定可能です。どちらの方法でもedge://policyで適用を確認することを忘れないでください。次に、メーター接続のWindows設定も併せて確認すると効果的です。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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