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【Edge】サイドバーのCopilot欄に企業独自AIをEdgeで表示するエンタープライズ設定手順

【Edge】サイドバーのCopilot欄に企業独自AIをEdgeで表示するエンタープライズ設定手順
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EdgeのサイドバーにあるCopilot欄は、デフォルトでMicrosoftのAIアシスタントが表示されます。しかし、組織で独自のAIチャットサービスを運用している場合、この領域を自社のAIに差し替えたいと考える管理者も多いでしょう。本記事では、グループポリシーやIntuneを使って、EdgeのサイドバーCopilot欄に企業独自のAIを表示するエンタープライズ設定手順を詳しく解説します。具体的なポリシー設定方法から注意点まで、管理者の方がすぐに実践できる内容にまとめました。

【要点】EdgeのCopilot欄を自社AIに差し替える設定手順

  • グループポリシーの設定: 管理用テンプレートをインストールし、CopilotPageContextポリシーでURLを指定します。
  • Microsoft Intuneの設定: 設定カタログから同ポリシーを検索し、組織全体に配布します。
  • レジストリの直接編集: スタンドアロン端末向けにレジストリキーを手動で設定する方法です。

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企業独自AIをEdgeサイドバーに表示する仕組み

Microsoft Edge 116以降では、CopilotPageContextというポリシーが利用可能です。このポリシーを有効にして任意のURLを指定すると、サイドバーのCopilotパネルに表示されるWebコンテンツを差し替えられます。つまり、組織が独自に開発したAIチャットのWebアプリをそのまま表示できるわけです。対象はWindows、macOS、Linux版のEdgeです。設定を反映するには、Edgeを再起動する必要があります。

この設定は、グループポリシー、Microsoft Intune、またはレジストリの3通りの方法で適用できます。管理者は組織の規模やインフラに合わせて最適な方法を選んでください。なお、サイドバー自体の表示を無効にするポリシー(HubsSidebarEnabled)が有効だとCopilot欄も表示されないため、事前に確認が必要です。

お探しの解決策が見つからない場合は、こちらの「Microsoft Edgeトラブル完全解決データベース」で他のエラー原因や解決策をチェックしてみてください。

エンタープライズ設定の手順

グループポリシーを使う方法

  1. 管理用テンプレートのダウンロード
    Microsoft ダウンロードセンターからEdgeの管理用テンプレート(ADMX)を入手します。最新のテンプレートをダウンロードして、中央ストアにコピーしてください。
  2. グループポリシー管理エディターを開く
    gpmc.mscを実行し、対象のGPOを編集します。コンピュータ構成またはユーザー構成のどちらでも設定可能です。
  3. CopilotPageContextポリシーを設定
    [管理用テンプレート] > [Microsoft Edge] > [CopilotPageContext] を開きます。「有効」を選択し、表示したいWebアプリのURL(例:https://yourcompany.ai/chat)を入力します。
  4. ポリシーの適用と確認
    gpupdate /forceを実行してポリシーを更新し、Edgeを再起動します。サイドバーのCopilotアイコンをクリックして、指定したURLが表示されるか確認します。

Microsoft Intuneを使う方法

  1. 設定カタログにアクセス
    Intune管理センターで[デバイス] > [構成プロファイル] > [プロファイルを作成] を選択します。プラットフォームにWindows 10以降を選び、プロファイルの種類で[設定カタログ]を選択します。
  2. CopilotPageContextを検索
    設定ピッカーで「CopilotPageContext」を検索し、チェックを入れます。ポリシーの動作は「必須」に設定します。
  3. URLを指定
    表示される設定項目に、企業独自AIの完全なURL(https://から始まる)を入力します。スコープタグや割り当ては組織の要件に従って設定します。
  4. プロファイルを割り当てて同期
    プロファイルを対象のデバイスグループに割り当て、Intuneの同期を待ちます。端末でEdgeを再起動し、動作を確認します。

レジストリを直接編集する方法

  1. レジストリエディタを開く
    管理者としてregedit.exeを実行します。レジストリの変更前に必ずバックアップを取ってください。
  2. ポリシーキーを作成
    次のパスに移動します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Edge
    (ユーザー単位の場合はHKEY_CURRENT_USERでも可能)
  3. DWORD値と文字列値を作成
    「CopilotPageContextEnabled」というDWORD値を作成し、値を1にします。「CopilotPageContextUrl」という文字列値を作成し、値に企業独自AIのURLを入力します。
  4. Edgeを再起動して確認
    レジストリの変更を保存し、Edgeを完全に再起動します。サイドバーのCopilotパネルに指定したURLが表示されれば成功です。

設定時の注意点とよくある誤操作

ポリシーが適用されない場合

ポリシーが正しく設定されていても、Edgeがポリシーを読み込めないケースがあります。原因として、Edgeのバージョンが116未満である、管理用テンプレートが古い、またはポリシー名が間違っている可能性が考えられます。必ず最新のテンプレートを使用し、ポリシー名を再確認してください。グループポリシーの場合は、イベントビューアーでEdgeの管理ログを確認すると手がかりになります。

指定したURLが表示されない場合

URLを正しく設定しても、Copilotパネルに何も表示されない、またはエラーが表示されることがあります。指定するURLは、HTTPSでアクセスできるWebページである必要があります。また、そのページがiframeでの埋め込みを許可しているか確認してください(X-Frame-Optionsヘッダーなど)。自己認証局の証明書を使っている場合は、信頼されたルート証明書に追加する必要があります。

サイドバーの表示自体が無効になっている場合

管理者がサイドバーを無効にするポリシー(HubsSidebarEnabled)を有効にしていると、Copilotアイコン自体が表示されません。この設定は必ず「未構成」または「有効」にしてください。また、ユーザーが手動でサイドバーを非表示にしている場合も表示されないため、設定確認の際は初期状態に戻すことをおすすめします。

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設定方法の比較表

項目 グループポリシー Microsoft Intune レジストリ
適用対象 Active Directoryドメイン参加端末 Intune管理下の全端末 スタンドアロン端末
管理の容易さ 中程度(GPO編集が必要) 高い(クラウドから一元管理) 低い(手動編集、台数が多いと非効率)
必要なツール ADMXテンプレート、グループポリシー管理 Intuneライセンス、管理コンソール レジストリエディタ(regedit)
バージョン依存 Edge 116以上 Edge 116以上 Edge 116以上
セキュリティリスク 低い(AD管理下) 低い(クラウドポリシー) やや高い(直接レジストリ編集)

まとめ

EdgeのサイドバーCopilot欄に企業独自AIを表示するには、CopilotPageContextポリシーを使用します。グループポリシー、Intune、レジストリの3つの方法を解説しました。組織の環境に合わせて最適な方法を選択し、まずはテスト端末で動作確認を行ってから本番展開してください。また、関連ポリシーであるHubsSidebarEnabledの状態も合わせて確認すると、トラブルを防げます。この設定を応用すれば、自社開発のダッシュボードやヘルプページなどもCopilot欄に表示できますので、さまざまな活用を検討してみてください。


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この記事の監修者
✍️

超解決 第一編集部

疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。

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