Edgeのバージョン番号を定期的に確認する必要があるものの、手動で「edge://settings/help」を開くのが面倒だと感じていませんか。特に複数台の端末を管理する場合、各PCでバージョンを確認する作業は大きな負担となります。この記事では、PowerShellスクリプトを使ってEdgeのバージョン番号を自動取得し、タスクスケジューラで定期実行した結果をEdge上で確認する運用手順を解説します。これを導入すれば、バージョン管理の手間を大幅に削減できます。
【要点】PowerShellスクリプトとタスクスケジューラでEdgeバージョンを自動取得する手順
- PowerShellスクリプトの作成: Edgeの実行ファイルからバージョン情報を抽出し、テキストファイルに保存します。
- タスクスケジューラの設定: スクリプトを定期的に実行するトリガーを設定し、バージョンチェックを自動化します。
- Edgeでの結果確認: 出力ファイルをEdgeで開く操作を設定し、バージョン番号を一目で把握できるようにします。
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目次
PowerShellスクリプトでEdgeバージョンを自動取得する仕組み
この運用手順の核となるのは、PowerShellスクリプトによるEdgeのバージョン情報取得です。Edgeのメインプログラムファイル「msedge.exe」には、ファイルのプロパティとしてバージョン番号が埋め込まれています。PowerShellの「Get-Item」コマンドレットと「FileVersionInfo」プロパティを使えば、この情報を簡単に抽出できます。取得したバージョン番号は、テキストファイルに保存してタスクスケジューラで定期実行します。保存先のファイルをEdgeで開けるようにしておけば、ブラウザから直接確認できる環境が整います。
本手順で作成するスクリプトは、以下の3つの要素で構成されます。Edgeの実行ファイルパスの指定、ファイルバージョンの取得、結果のテキストファイルへの出力。このスクリプトをタスクスケジューラで1日1回など任意の間隔で実行すると、常に最新のバージョン情報が蓄積されます。運用のポイントは、Edgeのインストール先が通常「C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application」であることを把握しておくことです。64ビット版でもインストールパスは同じ場合が多いため、事前に確認してください。
Edgeバージョン自動チェックの具体的な運用手順
ここでは、PowerShellスクリプトの作成からタスクスケジューラへの登録、そしてEdgeで結果を確認するまでの流れを順に説明します。Windows 11を基準としていますが、Windows 10でも同様の手順で設定できます。
PowerShellスクリプトの作成
- メモ帳を開く
スタートメニューから「メモ帳」を起動します。 - スクリプトを記述する
以下のコードをコピーしてメモ帳に貼り付けます。$edgePath = "C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application\msedge.exe"
$versionInfo = (Get-Item $edgePath).VersionInfo
$versionString = $versionInfo.FileVersion
$outputPath = "C:\EdgeVersion\version.txt"
Out-File -FilePath $outputPath -InputObject $versionString -Encoding UTF8 - スクリプトを保存する
メモ帳の「ファイル」メニューから「名前を付けて保存」を選びます。ファイル名を「GetEdgeVersion.ps1」とし、種類を「すべてのファイル」、保存先を「C:\Scripts」フォルダに設定して保存します。フォルダが存在しない場合は先に作成してください。
出力先フォルダの作成
- フォルダを作成する
エクスプローラーで「C:\」を開き、右クリックから「新規作成」→「フォルダー」を選びます。フォルダ名を「EdgeVersion」に変更します。 - アクセス権限を確認する
PowerShellスクリプトが書き込めるよう、このフォルダのセキュリティ設定で「Users」グループに「書き込み」権限が付与されていることを確認します。通常は問題ありませんが、必要に応じて追加してください。
タスクスケジューラへの登録
- タスクスケジューラを起動する
スタートメニューで「タスクスケジューラ」と検索して開きます。 - タスクの作成を開始する
右側の「タスクの作成…」をクリックします。 - 全般タブを設定する
名前欄に「EdgeVersionCheck」と入力します。セキュリティオプションで「ユーザーがログオンしているかどうかにかかわらず実行する」と「最上位の特権で実行する」のチェックを外したままにします。 - トリガーを設定する
「トリガー」タブを開き「新規」をクリックします。「毎日」を選択し、開始時刻を任意の時刻(例:午前9時)に設定して「OK」を押します。 - 操作を設定する
「操作」タブを開き「新規」をクリックします。操作は「プログラムの開始」を選び、プログラム/スクリプトの欄に「powershell.exe」と入力します。引数の追加欄に「-ExecutionPolicy Bypass -File C:\Scripts\GetEdgeVersion.ps1」と入力して「OK」を押します。 - 条件と設定を調整する
「条件」タブで「コンピューターをAC電源で使用している場合のみタスクを開始する」のチェックを外します。「設定」タブはデフォルトのままで構いません。「OK」をクリックしてタスクを作成します。
Edgeで結果を確認する設定
- 出力ファイルをEdgeで開く
エクスプローラーで「C:\EdgeVersion\version.txt」を右クリックし、「プログラムから開く」→「Microsoft Edge」を選択します。 - ブックマークに追加する
Edgeで開いたページのアドレスバー右端の星アイコンをクリックし、「お気に入りバー」などのフォルダに保存します。次回からワンクリックで確認できます。 - 自動更新を確認する
タスクが正常に実行されると、version.txtの内容が毎日更新されます。Edgeでファイルを開き直せば最新のバージョン番号が表示されます。
手順を実行する際の注意点とよくあるトラブル
PowerShellの実行ポリシーによるエラー
スクリプト実行時に「このシステムではスクリプトの実行が無効になっています」と表示される場合があります。これはPowerShellの実行ポリシーが制限されているためです。タスクスケジューラの操作設定で「-ExecutionPolicy Bypass」を指定しているため、通常は問題ありませんが、手動でスクリプトをテストする際にエラーが出た場合は、管理者としてPowerShellを開き「Set-ExecutionPolicy RemoteSigned」を実行してポリシーを緩和してください。
出力ファイルが作成されない場合の確認ポイント
version.txtが生成されない場合は、まずタスクスケジューラの「履歴」タブでエラーログを確認します。よくある原因は、スクリプト内のパスが間違っているか、出力フォルダのアクセス権が不足していることです。フォルダのセキュリティ設定で「Users」グループに「書き込み」権限を付与するか、出力先を「C:\Temp」など誰でも書き込める場所に変更して試してください。
Edgeのバージョンが正しく取得できない場合
まれに、Edgeのインストールパスが異なるケースがあります。例えば、システムドライブがCドライブ以外の場合や、Edgeがユーザー単位でインストールされている場合です。その場合は、スクリプト内の「$edgePath」を実際のパスに修正してください。正確なパスを調べるには、タスクマネージャーでEdgeのプロセスを右クリックし「ファイルの場所を開く」で確認できます。
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手動確認と自動スクリプトによるバージョンチェックの比較
| 項目 | 手動確認 | スクリプト自動化 |
|---|---|---|
| 所要時間 | 1台あたり約30秒 | 初期設定後はゼロ |
| 正確性 | 人的ミスの可能性あり | 常に正確なバージョンを取得 |
| 複数端末管理 | 各端末で作業が必要 | スクリプト配布で一括管理可能 |
| 履歴管理 | 記録を残さない限り不可 | ファイルに日時付き保存可能 |
まとめ
本手順で作成したスクリプトとタスクスケジューラの連携により、Edgeのバージョン番号を毎日自動取得し、Edge上で確認できる環境が整いました。手動でバージョンを確認する手間が省けるため、特に複数の端末を管理する場合に大きな効率化が期待できます。応用として、バージョンが一定以下になった場合に通知を送るなど、スクリプトを拡張することも可能です。ぜひ自社の運用に合わせてカスタマイズし、Edgeのバージョン管理を自動化してください。
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超解決 第一編集部
疑問解決ポータル「超解決」の編集チーム。正確な検証と、現場視点での伝わりやすい解説を心がけています。
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