Windows版ExcelでCtrl+Pを押すと、印刷設定とプレビューを開けます。この操作だけで直ちに紙へ印刷されるわけではありません。出力先、対象範囲、用紙、縮小率を確認してから印刷を実行します。プレビューを開く操作を起点に、不要なシートの印刷や読めない縮小を防ぐ手順をまとめます。
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Ctrl+Pで印刷画面を開き、戻る
印刷したいブックとシートを表示し、Ctrlを押しながらPを押します。[ファイル]→[印刷]から開く方法と同じ目的の操作です。セルを編集中なら、入力内容を適切に確定してから開きます。別のアプリが手前にある場合は、そのアプリの印刷画面が開くため、操作対象を確認してください。
印刷画面には設定とプレビューが表示されます。用紙の出力は、設定を確認して[印刷]を実行した後です。見直すだけなら印刷せずに戻れます。左上の戻る操作やEscでブックへ戻り、値や列幅などを修正してから、再びCtrl+Pで確認します。
印刷画面を閉じることは、そこで変更した設定をすべて元に戻す操作ではありません。用紙の向きや拡大縮小などを試した場合は、必要に応じて元の値へ戻します。印刷まで実行した後の取り消しも別の操作で、Escを押せば送信済みの印刷が必ず止まるわけではありません。
最初に、プリンターと対象シートを確認する
使うプリンター、用紙サイズ、部数を確認します。PDFへ保存したいならPDF用の出力先、紙に出したいなら実際のプリンターを選びます。別の出力先へ切り替えると余白やページ分割が変わる場合があるため、最後まで仮のプリンターのまま確認しないでください。
次に[作業中のシートを印刷][ブック全体を印刷][選択した部分を印刷]などの対象を選びます。複数のシートをまとめて選択していると、作業中のシートとして複数枚が対象になる場合があります。シート見出しを確認し、一つだけを出したいなら不要なグループ選択を解除します。
| 対象 | 確認する点 |
|---|---|
| 作業中のシート | 複数シートを選んでいないか |
| ブック全体 | 不要な作業用シートが含まれないか |
| 選択した部分 | 見出し・合計を含む正しい範囲か |
ページ番号の指定とセル範囲の指定は別です。「2ページ目だけを印刷」と「B2:D20だけを印刷」は同じではありません。印刷対象を変えるとページ番号も変わるため、対象を確定してから必要なページを指定します。
一部が出ないときは、選択範囲と印刷範囲を調べる
表の一部だけを一度出力するなら、シート上で必要なセル範囲を選んでからCtrl+Pを押し、選択した部分を印刷します。行見出しや列見出しを含める必要があるかも確認します。複数の離れた領域を選ぶとページの構成が変わることがあるので、結果はプレビューで確かめます。
毎回同じ場所を出したい場合は、[ページレイアウト]の[印刷範囲]を設定する方法があります。一方、以前に設定した印刷範囲が残っていると、新しく追加した明細が出ない原因になります。全部を出したいのに一部しか見えない場合は、現在の印刷範囲を確認します。
不要な印刷範囲は[印刷範囲のクリア]で解除できます。解除前に元の範囲を控えておけば、後で必要になったとき設定し直せます。フィルターで除外された行や非表示の列も、出力したい状態になっているか確認してください。見せたい明細がシート上で表示されているかを先に確認すると切り分けやすくなります。
用紙の向きと縮小は、読める大きさを優先する
横長の表は、まず横向きの用紙、適切な余白、不要な列の扱いを検討します。そのうえで縮小設定を選びます。[シートを1ページに印刷]は縦も横も1枚へ収めるため、明細が多い表では文字が非常に小さくなります。1枚に収まることと、読めることは別です。
列の分割だけを避けたいなら、[すべての列を1ページに印刷]など、横幅を1ページに収める設定を検討します。ページ設定では横を1ページ、縦は自動または未指定にする方法があります。これでも列が多すぎれば小さくなるので、見出しや数字を読める大きさかを確認します。
縮小をやめるなら[拡大縮小なし]などへ戻します。固定の拡大縮小率と、指定ページ数へ合わせる設定は違います。また、ページ数に合わせる設定では手動改ページが無視されることがあるため、改ページを入れたのに効かない場合は縮小設定を見直します。
長い見出しが収まらない場合は、列幅、折り返し、表の分割を検討します。表全体を強く縮めて本文まで読めなくするより、見出しの配置や必要な列数を整える方が適切な場合があります。
先頭だけでなく、途中と最後のページを見る
プレビューのページ移動で、2ページ目以降も確認します。先頭ページが整っていても、最後の数行だけ別ページに送られている、列が別の紙に分かれている、空白に近いページがあるといった問題は後ろに現れます。ページ数が想定より多ければ、対象シートや印刷範囲を見直します。
縦に長い表では、2枚目以降に列見出しがないと数字の意味が分かりにくくなります。必要に応じて[印刷タイトル]で繰り返す行を設定し、各ページに見出しが出るか確認します。シート上の[ウィンドウ枠の固定]だけでは、印刷の見出しを繰り返す設定にはなりません。
罫線、ページ番号、注釈、合計欄も確認します。シートの薄い目盛線は常に印刷されるとは限らず、罫線の設定とは別です。画面にコメントがあるだけで、同じ位置へ自動で出るとも限りません。必要な情報が用紙上に残る設定かを確認し、空白ページをなくすためだけにデータを削除しないようにします。
印刷が始まらない、プレビューと違う場合
印刷を実行しても紙が出ない場合は、選んだ出力先が正しいか、PDF保存のダイアログが待機していないか、プリンターがオフラインになっていないかを順に調べます。同じ操作を繰り返すと、復旧後に複数部が出ることがあります。まず印刷キューに同じジョブが残っているか確認します。
プレビューと紙の改ページが違う場合は、Excel側の用紙サイズとプリンターのプロパティ、実際に入っている用紙を照合します。印刷可能な余白やドライバーの設定も関係します。プレビューだけで実際の出力が完全に同じと保証することはできないため、部数が多い場合は先に1部または代表ページを試します。
誤った印刷を送信した場合は、OSの印刷キューで対象ジョブを確認して取り消します。既にプリンターへ送られた分は止められないこともあります。共有プリンターでは別の人のジョブを削除せず、自分のファイル名や時刻を確認して操作してください。
設定を戻し、次回の印刷に備える
確認のために変えた用紙サイズ、向き、縮小率、対象範囲は、用途に合う状態へ戻してから保存します。表示倍率を戻すことと印刷の縮小設定を戻すことは別です。元の帳票があるなら、コピーで印刷設定を試してから本番のブックへ反映すると比較できます。
Web版Excelでは、ブラウザー自体の印刷ではなくExcel内の[ファイル]→[印刷]を使う手順が案内されています。デスクトップ版の画面やショートカットと同じだと決めつけず、利用環境に合う操作を選びます。PDFに出力した場合も、保存したPDFを開き、ページ数と末尾の明細まで確認します。
公式資料:シート・ブックの印刷、印刷用の拡大縮小、ページ設定。
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