Excelで文字の大きさを頻繁に変更したい場面があります。しかし、マウス操作でリボンメニューからフォントサイズを選択するのは手間がかかります。毎回フォントサイズを変更するたびに時間がかかると、作業効率が低下します。この記事では、Excelの「Ctrl+Shift+P」ショートカットキーを使って、フォントサイズを素早く変更する方法を解説します。
このショートカットキーを使いこなせば、作業時間を大幅に短縮できます。Excelでのデータ入力や資料作成が、よりスムーズに進むようになるでしょう。
【要点】Excelのフォントサイズ変更ショートカット活用
- Ctrl+Shift+P: フォントサイズ変更ダイアログボックスを開き、素早くフォントサイズを指定できます。
- Ctrl+Shift+<: 選択範囲のフォントサイズを1段階小さくします。
- Ctrl+Shift+>: 選択範囲のフォントサイズを1段階大きくします。
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目次
フォントサイズ変更ダイアログボックスの仕組み
Excelで「Ctrl+Shift+P」キーを押すと、フォントサイズを変更するためのダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスは、「セルの書式設定」ウィンドウの一部です。通常、マウスで「ホーム」タブのフォントグループにあるフォントサイズボックスをクリックして数値を入力する操作を、キーボードから直接行えるようにしたものです。
このショートカットキーは、特定のフォントサイズに直接ジャンプしたい場合に非常に便利です。例えば、10ptから14ptに一気に変更したい場合などに、数回クリックする手間を省けます。ダイアログボックス内では、数値を直接入力するだけでなく、上下の矢印キーで微調整することも可能です。
フォントサイズを素早く変更する手順
- 変更したいセルを選択する
フォントサイズを変更したいセル、またはセル範囲をドラッグして選択します。 - ショートカットキーを押す
キーボードで「Ctrl」キー、「Shift」キー、「P」キーを同時に押します。 - フォントサイズを入力する
「セルの書式設定」ダイアログボックスの「フォント」タブが開かれ、「サイズ」の入力欄にカーソルが移動しています。ここで、目的のフォントサイズ(例: 12, 14, 16など)を直接入力します。 - 確定する
「OK」ボタンをクリックするか、「Enter」キーを押してダイアログボックスを閉じます。
これで、選択したセルのフォントサイズが指定したサイズに変更されます。この手順は、Excel 2019、Excel 2021、およびMicrosoft 365版のExcelで共通して利用できます。
フォントサイズを段階的に変更するショートカット
「Ctrl+Shift+P」は特定のサイズに直接変更するのに適していますが、フォントサイズを1段階ずつ増減させたい場合は、別のショートカットキーが用意されています。
フォントサイズを小さくする
選択したセルのフォントサイズを1段階小さくするには、「Ctrl」キー、「Shift」キー、「<」キー(カンマキー)を同時に押します。
- 変更したいセルを選択する
フォントサイズを小さくしたいセル、またはセル範囲をドラッグして選択します。 - ショートカットキーを押す
キーボードで「Ctrl」キー、「Shift」キー、「<」キーを同時に押します。 - 繰り返す
フォントサイズが希望の大きさになるまで、このショートカットキーを繰り返し押します。
Excelの標準フォントサイズ設定に従って、1ポイントずつ小さくなります。
フォントサイズを大きくする
選択したセルのフォントサイズを1段階大きくするには、「Ctrl」キー、「Shift」キー、「>」キー(ピリオドキー)を同時に押します。
- 変更したいセルを選択する
フォントサイズを大きくしたいセル、またはセル範囲をドラッグして選択します。 - ショートカットキーを押す
キーボードで「Ctrl」キー、「Shift」キー、「>」キーを同時に押します。 - 繰り返す
フォントサイズが希望の大きさになるまで、このショートカットキーを繰り返し押します。
こちらもExcelの標準フォントサイズ設定に従って、1ポイントずつ大きくなります。
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ショートカットキーが機能しない場合の対処法
「Ctrl+Shift+P」やその他のフォントサイズ変更ショートカットキーが意図した通りに動作しない場合、いくつかの原因が考えられます。これらの対処法を試してみてください。
他のアプリケーションとの競合
他のアプリケーションが同じショートカットキーを既に使用している場合、Excelでのショートカットが機能しないことがあります。特に、常駐ソフトやキーボードユーティリティソフトなどが原因となる場合があります。
- 常駐ソフトの確認
バックグラウンドで動作しているアプリケーションを一時的に終了させて、Excelのショートカットが機能するか確認します。 - クリーンブートの実行
Windowsの「クリーンブート」を実行し、最小限のドライバーとスタートアッププログラムでPCを起動して、Excelのショートカットが機能するか確認します。
Excelの設定やバージョン
まれに、Excel自体の設定やバージョンによっては、特定のショートカットキーが有効にならないことがあります。ただし、「Ctrl+Shift+P」は基本的な機能であり、ほとんどのバージョンでサポートされています。
- Excelの更新
Microsoft 365版Excelをご利用の場合は、最新の状態に更新されているか確認してください。Excelの「ファイル」>「アカウント」>「更新オプション」から更新できます。 - Officeの修復
Officeプログラムの修復を試みることも有効です。Windowsの「設定」>「アプリ」>「アプリと機能」からOfficeを選択し、「変更」>「修復」を選びます。
キーボードレイアウトの問題
使用しているキーボードのレイアウト設定が日本語以外になっている場合、意図しないキー入力となることがあります。特に、US配列とJIS配列ではキーの位置が異なる場合があります。
- 言語バーの確認
タスクバーにある言語バー(通常は画面右下)で、入力言語が「Microsoft IME」など日本語入力になっていることを確認します。 - キーボードレイアウトの確認
Windowsの「設定」>「時刻と言語」>「地域と言語」>「キーボード」で、使用しているキーボードレイアウトが正しいか確認します。
Excelの書式設定ショートカット活用
フォントサイズ変更以外にも、Excelには作業効率を向上させる様々な書式設定ショートカットキーが存在します。これらのショートカットを組み合わせることで、さらに高度な編集作業を素早く行うことができます。
太字・斜体・下線
選択したセルの文字に太字、斜体、下線を適用または解除するショートカットキーは以下の通りです。
- 太字: Ctrl + B
- 斜体: Ctrl + I
- 下線: Ctrl + U
これらのショートカットは、単独で押すことで書式が適用され、再度押すことで解除されます。Excel 2019、Excel 2021、Microsoft 365版のすべてで利用可能です。
罫線の設定
セルの罫線設定にもショートカットキーが役立ちます。ただし、罫線の種類が多いため、直接すべての種類を割り当てるショートカットはありません。しかし、「セルの書式設定」ダイアログボックスを開くことで、主要な罫線設定に素早くアクセスできます。
- セルの書式設定を開く
書式設定を行いたいセルまたはセル範囲を選択し、「Ctrl + 1」キーを押します。 - 罫線タブを選択
表示された「セルの書式設定」ダイアログボックスで、「罫線」タブをクリックします。 - 罫線を選択して適用
ここで、線の種類、色、スタイルを選択し、「OK」をクリックして適用します。
「Ctrl + 1」は、フォントサイズ変更ダイアログボックスを開く「Ctrl+Shift+P」よりも広範囲な書式設定にアクセスできるため、覚えておくと便利です。
セルの結合・解除
複数のセルを結合したり、結合したセルを解除したりする操作もショートカットで実行できます。ただし、これはリボンメニューの「配置」グループにあるボタンを直接呼び出すキーボード操作になります。
- セルの結合と中央揃え
結合したいセル範囲を選択し、「Alt」キー、「H」キー、「M」キー、「C」キーを順番に押します。 - セルの結合解除
結合されたセル範囲を選択し、「Alt」キー、「H」キー、「M」キー、「M」キーを順番に押します。
これらのショートカットは、Altキーを使ったアクセスキーシーケンスであり、Excel 2019、Excel 2021、Microsoft 365版のすべてで利用可能です。
まとめ
Excelの「Ctrl+Shift+P」ショートカットキーを使えば、フォントサイズをダイアログボックスから直接指定して素早く変更できます。また、「Ctrl+Shift+<」や「Ctrl+Shift+>」で段階的なサイズ調整も可能です。これらのショートカットを習得することで、Excelでの資料作成やデータ分析の効率が格段に向上します。さらに、太字や斜体などの書式設定ショートカットも併せて活用し、Excel作業をより快適に進めましょう。
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