【2025最新】LINE PayからPayPayへの移行・統合完全ガイド|残高とポイントの引継ぎ手順

【2025最新】LINE PayからPayPayへの移行・統合完全ガイド|残高とポイントの引継ぎ手順
🛡️ 超解決

「LINE Payが日本で終了すると聞いたが、残高はどうなるのか?」「PayPayと統合して何が変わるのか?」。
2025年、日本のキャッシュレス決済シーンにおける最大級の再編が行われています。LINE Payの国内決済サービスが終了し、その機能は事実上、グループ会社であるPayPayへと一本化されました。

しかし、ここで多くのユーザーが混乱するのが『データの引き継ぎ』です。LINE Payにチャージしていた残高は、実はPayPayへ自動的にスライドして移動することはありません。 ユーザー自身が適切な手順を踏んで、残高を使い切るか、銀行口座へ払い戻すか、あるいはポイントを交換するかの選択を迫られています。本稿では、2025年の最終フェーズにおけるLINE PayからPayPayへの完全移行マニュアルを、技術的な注意点と共に詳説します。

  • ⏱ 所要時間: 約10分(払い戻し申請を除く)
  • 💻 対象OS: iOS / Android 対応
  • 🛠 難易度: 中級(金融資産の移動を伴うため)
  • ✅ 必要なもの: LINEアプリ、PayPayアプリ、本人確認書類(未完了の場合)

こんな疑問を解決します

  • LINE Payに残っている数千円の残高をPayPayに移したい
  • 貯まっているLINEポイントを等価でPayPayポイントに変えたい
  • Visa LINE Payクレジットカードはそのまま使えるのか知りたい

1. LINE Pay終了に伴う「残高」の扱いと真実

まず最も重要な大前提として、LINE Pay残高を直接PayPay残高へ『チャージ』し直す機能は提供されていません。 これは、両サービスが異なる資金決済法上のライセンス(資金移動業)で運営されていたことによる技術的・法的な制約です。

残高を処理する2つのルート

ユーザーには以下の2つの選択肢が与えられています。

  1. 決済で使い切る: PayPay加盟店のうち、LINE Payのコード決済に対応している店舗で2025年のサービス終了期限までに全額を消費する。
  2. 銀行口座へ出金(払い戻し)する: LINE Payに登録している銀行口座へ残高を戻す。通常、出金には手数料がかかりますが、サービス終了に伴う特例措置として、指定の期間内であれば手数料無料で払い戻しが可能です。

2. 手順1:LINEポイントをPayPayポイントへ「等価交換」する

残高は直接移せませんが、『LINEポイント』だけはPayPayポイントへ即時かつ等価(1P=1P)で交換が可能です。これは移行における最大のメリットです。

ポイント交換の具体的ステップ

  1. LINEアプリの[ウォレット] > [LINEポイントクラブ] を開きます。
  2. [使う] タブから [PayPayポイント] を選択します。
  3. 交換したいポイント数を入力します(25P、100P、1,000P単位など)。
  4. PayPayアカウントとの連携を承認すると、即座にPayPayアプリ側にポイントが反映されます。

※一度交換したポイントはLINE側に戻せないため、PayPayをメインで使う決意ができたら全額交換してしまいましょう。

3. 手順2:LINE Pay残高を現金として回収する

「使い切るのが面倒」という場合は、銀行出金一択です。特に本人確認(eKYC)が完了している「LINE Money」アカウントであれば、銀行振込での回収がスムーズです。

  • LINE Money(本人確認済)の場合: アプリ内の「設定」>「出金」から、登録済みの銀行口座を選択して金額を入力します。
  • LINE Cash(本人確認未完了)の場合: 原則として銀行出金ができません。この場合は、Amazonギフトカードの購入に充てるか、AppleやGoogleの残高にチャージして使い切るのが技術的な回避策となります。

4. 決済インフラの変更:Visa LINE Payクレジットカードの行方

多くのユーザーがメインカードとして利用していた「Visa LINE Payクレジットカード(P+含む)」についても、2025年以降、大きな仕様変更が行われています。

  • カード自体の有効期限: プラスチックカード自体の有効期限までは継続して決済に利用可能です。
  • ポイント還元の変更: 従来はLINEポイントが貯まっていましたが、順次「PayPayポイント」付与への切り替え、あるいは還元率の見直しが行われています。三井住友カード等の発行元からの通知を必ず確認してください。
  • PayPayでの利用: 引き続きPayPayアプリにカードを登録して決済することは可能ですが、PayPayステップ(還元率アップ)の対象からは外れるケースが多いため、PayPayカードへの切り替えを検討するタイミングと言えます。

5. 注意点:自動チャージ設定の解除

LINE Payを銀行口座と連携して自動チャージ設定にしている場合、サービス終了間際に意図しないチャージが行われるリスクがあります。速やかに設定を「オフ」にし、口座連携を解除しておくことを推奨します。

移行対象 移行の可否 最適な処理方法
LINE Pay残高 不可(自動移行なし) 決済で使い切る or 銀行出金
LINEポイント 可能(等価交換) PayPayポイントへ交換申請
LINE証券・銀行 各社個別対応 野村證券等への移管手続きを確認

まとめ:今すぐ「ポイント交換」と「残高確認」を

LINE PayからPayPayへの統合は、単なるブランド名の変更ではなく、サービスの物理的な切り替えです。特に『LINEポイント』の交換は、ユーザーが手動で行わない限り、そのままLINE Payと共に失効してしまうリスクがあります。

2025年のサービス完全終了の当日になってATMや店舗へ駆け込んでも、システム混雑で処理ができない事態が予想されます。本稿の手順に従い、まずはLINEポイントをPayPayポイントへ移し、残った現金残高をAmazonギフトカードや日用品の決済で「0円」にすることから始めてください。それが、最も賢く、最もトラブルのない『超解決』な移行術です。